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相棒とのスイッチ「見過ごした志麻」と「大事にした伊吹」、後悔の「リフレイン」に「ランプの灯り」/『MIU404』

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【注意】『MIU404』第6話のネタバレ

『MIU404』の第6話「リフレイン」で星野源演じる志摩と元相棒・香坂の過去が明かされた。端的に説明するなら、志摩の元相棒である香坂は容疑者の家宅捜索をするために証拠を捏造したが、その容疑者は犯人ではなかった。その事実が明らかになった後、香坂はマンションの下で不審な死を遂げる。その死の真相は志麻が想像していた「自らの意思で命を絶った」ではなかったが、志麻はラストで「お前の相棒が伊吹みたいな奴だったら、生きて、刑事じゃなくても生きてやり直せたのにな…」と涙ながらに悔しがる。

 

本作の第3話「分岐点」で志麻は以下のような岡田健史演じる九重と以下のようなやり取りをしていた。

 

志摩「ルーブ・ゴールドバーグ・マシンって知ってる?」

九重「…」

志摩「ピタゴラ装置ともいう」

九重「連鎖的に運動する仕組みのことですか?」

志摩「うん。辿る道は真っ直ぐじゃない。障害物があったり、それを上手く避けたと思ったら、横から押されて違う道に入ったり… そうこうするうちに罪を犯してしまう。何かのスイッチで道を間違える。」

九重「でもそれは自己責任です。」

志摩「出た!自己責任w」

九重「最後は自分の意思だ。」

志摩「その通り。自分の道は自分で決めるべきだ。オレもそう思う。だけど人によって障害物の数は違う。正しい道に戻れる人もいれば、取り返しがつかなくなる人もいる。誰と出会うか、出会わないか。この人の行く先を決めるスイッチは何か。その時が来るまで誰も分からない。」

 

このやり取りが終わると、志麻は自らが作ったピタゴラ装置のスタート位置にビー玉を置く。そのパチンコ玉は様々な障害物を通り抜けて机から落ちるが、床に落ちる前に綾野剛演じる伊吹によってキャッチされていた。

 

 

志麻は第6話で「スイッチはいくらでもあった。だけど現実のオレはそれを全部見過ごした。見ないフリした」と悔やむ。一方で伊吹は同話のオープニング手前に「玉突きされて(4機捜に)入ったオレが、404で志麻と組むことになって、2人で犯人追いけて、その1個1個1個全部がスイッチで、何だか人生じゃん。1個1個大事にしてーの。諦めたくねーの。志麻と全力で走るのに必要なんすよ」と発言していた。

 

「相棒とのスイッチを全部見過ごした志麻」と「相棒とのスイッチを全部大事しようとする伊吹」、第3話で志麻が九重に説いていた「誰と出会うか、出会わないか。この人の行く先を決めるスイッチは何か。その時が来るまで誰も分からない。」というセリフは、第6話の「お前の相棒が伊吹みたいな奴だったら…」というセリフから自らに説いていたセリフでもあったのだろう。

 

志麻は「アレから何度も、何度も何度も何度も何度も何度も頭の中で繰り返す」と、当時スイッチだったかもしれない場面を、「リフレイン」させていたことを明かす。

 

 

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※ランプが灯る部屋

第6話を振り返るとランプが灯る部屋で辞表を書く香坂に対して志麻が「香坂、お前のしたことは許されることでじゃない。だけど、そうさせたのは… オレだ。」と声をかけ、香坂が振り返るというシーンがある。

 

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※ランプが灯る屋上

また同話にはランプが灯る屋上で「コレ(ウイスキー)、志麻さんが好きなヤツ。事件解決したら乾杯しようって、約束しましたよね。オレはもう刑事じゃなくなっちゃったけど。刑事じゃ…」と後悔のセリフを吐く香坂に対して、志麻が「香坂、刑事じゃなくても、お前の人生は終わらない。」と励まし、手を差し伸べるシーンもある。

 

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※ランプが灯っていない事実に基づく回想シーン

しかしこれらの「ランプが灯るシーン」はすべて志麻が現時点から振り返った「スイッチだったと思う場面」で「声をかければ良かった」という後悔の「リフレイン」であり、実際の「志麻は辞表を書く香坂に話しかけなかった」「志麻は香坂からの誘いを断った」という過去とは異なった。

 

 

人生には「あの時、ああすれば良かった、こうすれば違う展開になっていたかもしれない…」という後悔は誰にでもあると思う。志麻はその後悔に長年苦しんできた。ところで、第3話の「分岐点」では伊吹と九重がそれぞれ追っていた男子高校生に対して、声をかけたか、かけなかったかによって両者の運命が大きく変わってしまったかのようなシーンがあった。

 

「急遽誰かが4機捜に入ったから〜」「間違いも失敗も言えるようになれ」など、今後の伏線とも思えるセリフも多かった第6話だったが、今後どのような展開になっていくか楽しみだ。

 

(c)TBS

 

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