スポンサーリンク

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の世界興行収入が『フォースの覚醒』から半減しているという現実

スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け (通常版) (字幕版)【レンタルできるのはデジタルだけ!】

昨年12月に公開された『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の全米興行収入は5.15億ドル、世界興行収入は10.74億ドル、日本興行収入は72.7億円だった。

 

  • シークエル「尻窄み」の興行収入

f:id:junk-weed:20200712155556j:image

2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』より始まった「シークエル・トリロジー」の興行収入を振り替えていくと、全米興行は『フォースの覚醒』が9.36億ドルと全米興行収入歴代1位のヒットを記録したが、『最後のジェダイ』の全米興行は5.15億ドルと約45%ダウン、完結編となる『スカイウォーカーの夜明け』でのV字回復も叶わなかった。

世界興行はよりシビアだ。『フォースの覚醒』では世界興行20.68億ドルと全世界歴代3位(公開当時)の大ヒットを記録したが、『最後のジェダイ』では13.32億ドルと約35%ダウン、更に『スカイウォーカーの夜明け』では10.74億ドルまでダウン。『フォースの覚醒』対比では約49%ダウンとほぼ半減する結果となった。

日本での興行収入は『フォースの覚醒』がディズニーが当初目標としていた150億円には届かずも、興行収入116.3億円と100億円の大台を突破するも、『最後のジェダイ』では興行収入75.1億円と約36%のダウン、『スカイウォーカーの夜明け』も興行収入72.7億円と右肩下がりの興行となった。

アベンジャーズ/エンドゲーム(吹替版)

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART 2 (吹替版)

映画興行界では「続編7割の法則」「シリーズ3作目の興行収入は1作目の半分」などという定説もあるが、『アベンジャーズ/エンドゲーム』『ハリー・ポッターと死の悲報 PART2』『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』など、大ヒットシリーズの完結編は前作よりも数字を大きく伸ばしてくるパターンも多い。そういう意味では、やはり「9部作の完結編」として大宣伝をしたディズニーとしては尻窄み、それも世界興行に至ってはシリーズ1作目の半減という結果は厳しいものがあったのではないかと感じる。特にディズニーは同年に前述したMCUの一区切りとなる『アベンジャーズ/エンドゲーム』が世界興行歴代1位を更新する大ヒットを記録していた。そのことを踏まえれば、MCUより遥かに歴史の長い『スター・ウォーズ』シリーズ、取り敢えずの完結編の興行収入がこのような結果になったという事実は少し悲しい。

 

 

  • スピンオフ作品では「赤字」

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー (吹替版)

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー (字幕版)

スピンオフ作品「スター・ウォーズ・ストーリー」の興行収入も振り返りたい。まず第1弾『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』は製作費2.00億ドルに対して全米興行5.32億ドル、世界興行10.56億ドルを記録。日本の興行収入は46.3億円と物足りない結果となったが、世界的に見ればヒット作品となった。一方で第2弾『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』は製作費2.75億ドルに対して全米興行2.13億ドル、世界興行3.92億円ドル、日本興行21.4億円と世界的に厳しい結果となり、シリーズ初の赤字を記録。その後予定されていたスピンオフ作品の見直しなどを行わざるを得ない状況となった。

 

 

  • 日本では視聴率も低迷

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望 (吹替版)

スター・ウォーズ/最後のジェダイ (字幕版)

また日本においては『スター・ウォーズ』シリーズの視聴率も低迷。2015年に『フォースの覚醒』のタイアップとして『金曜ロードSHOW!』で放送された『新たなる希望』は14.1%の高視聴率を獲得したが、その4年後の2019年に『スカイウォーカーの夜明け』のタイアップとして地上波初放送された『最後のジェダイ』は視聴率8.3%と一桁を記録した。近年は地上波で放送される実写洋画の視聴率が低迷するという事情を踏まえても、『ジュラシック・ワールド』の地上波初放送が13.4%、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』の地上波初放送視聴率が11.1%と二桁を記録していることから、未だに地上波での人気シリーズの初放送の視聴率は強い傾向にある。一方で『最後のジェダイ』の地上波初放送の視聴率が一桁と低迷した事実からは、日本での「スター・ウォーズ離れ」を表している可能性は否めない。

 

 

  • 最後に… 

www.cinematoday.jp

結果的に「作品評価」の面でも「興行」の面でも最初の勢いは維持できずに「尻窄み」で終わってしまった「シークエル・トリロジー」だったが、次の『スター・ウォーズ』は2022年より1年おきに3本公開する予定だという。このシリーズが『最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督が手がけるシリーズなのか、『ゲーム・オブ・スローンズ』のクリエイターコンビが手がけるシリーズなのかは分からないが、今度こそ「作品評価」の面でも「興行」の面でも大成功するシリーズになって欲しいと願う。

 

  • 関連記事

www.junk-weed.site

www.junk-weed.site

 

 

Twitterアカウント

Junk-weed’s Blog (@junk_weed) on Twitter