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「馬」を「車」に変更した実写版『進撃の巨人』のおかげで役者が「馬」に乗ってるだけで感動的だった『キングダム』

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昨日日本テレビ系列『金曜ロードshow!』で人気コミックスを実写映画化した『キングダム』が放送された。人気コミックスの実写映画化作品は何かと叩かれがちな傾向にあるが、本作の評判は高い。かくいう自分は予告編で役者たちが「馬」に乗っているシーンを観ただけで少し感動的だった。

 

 

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その理由は『キングダム』が公開される4年前、2015年に公開された実写版『進撃の巨人』による影響からだ。本作はとにかく叩かれまくった作品だ。興行収入も前編こそ32.5億円のヒットとなったが、後編は16.8億円と半減以下。評判の悪さが数字に表れた結果だった。そんな本作の評判が悪かった理由は原作からの変更部分が多かったことだ。例えば原作で登場人物は「馬」を使って移動する。しかし実写映画版では何故か「車」を使って移動する。これは脚本を担当した映画評論家の町山智浩さんによるとプロデューサーから「役者全員が馬に乗れるようにならなきゃいけないから」という理由で「馬」を出すのはやめて欲しいと注文があった(上記のリンク先の動画、21:00頃からの発言)からだという。確かに役者全員が「馬」に乗れるように指導するのは大変なのかもしれないが、原作やテレビアニメ版の『進撃の巨人』の迫力ある乗馬シーンをを知っていると、キャラクターたちがトラックの荷台みたいな部分に乗ってガタゴトと音を立てながら移動しているというのは「何だかな…」と感じざるを得ないのが正直なところ。また前編を観た半分くらいの人は後編を観ていないから知らないと思うが、この「車」は後編で明かされる「この世界の真実」の伏線としてしまっているのが、また何とも言えない部分だった。

 

 

そんなこんなで『キングダム』公開4年前に実写映画版『進撃の巨人』の地獄を観た者たちは、それ以降に公開された人気コミックスの実写映画化には他の者たちとは違う面構えで挑んだのではないかと感じる。しかし人気コミックスの実写映画化への期待が落ちまくっている中で公開された『キングダム』は、オープニングから大沢たかおが馬を乗りこなし、中盤でも長澤まさみが馬に乗って移動している。また本作のパンフレットによると日本での撮影の場合、用意できる馬は10頭程度だというが、中国ロケを敢行した結果、本物の馬を100頭用意することができたという。もちろん実写版『進撃の巨人』も莫大な製作費を投入し、軍艦島でロケ撮影をして、古き良き特撮技術と最新のCG技術を駆使して迫力ある映像を追い求める努力をしたことは分かっている。しかし実際できた映像から伝わってくるスケールや迫力の違いは歴然だった。

 

 

そのため自分は本作への期待を高め、公開前のプロモーション映像を繰り返し視聴して、劇場に足を運んだ結果、偶にある「予告編観過ぎて、『アレ?』みたいなっちゃう現象」が起きてしまった訳だが、昨日地上波初放送された作品を再度鑑賞すると「やっぱりスケール感あって、面白いな」と個人的な評価を上方修正した。新型コロナウイルスの影響で続編の撮影がいつできるか定まらない部分もあるのだろうが、続編も劇場で鑑賞したいと思う。

 

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