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『トイ・ストーリー4』の展開に受け入れ難い感情を抱く人は「アンディ視点」で作品を鑑賞している説

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『トイ・ストーリー』シリーズのネタバレ

昨年公開され日本ではシリーズ最高の動員数を記録した『トイ・ストーリー4』の評価は賛否が割れる形となった。かくいう自分も公開初日に劇場に駆けつけ鑑賞した直後は、本作に対して受け入れ難い感情を抱いた。一方で気持ちを整理して公開4日目に再び劇場に向かい2度目の鑑賞をした際にはウッディの選択を受け入れたい、応援したいと感じた。

 

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上記は自分が公開初日に書いた本作の感想記事だ。現在では2回目鑑賞以降に生じた心境の変化を追記しているが、初回鑑賞時の感じた本作への受け入れ難い感情の記録はそのまま残している。この記事を読み返すと、自分はボニーがウッディに飽きてしまったことに対して、「子供だから仕方がない面もある」とした上で「アンディの想いが裏切られたような気がして、正直冒頭からナイーブになった」と記述している。自分は『トイ・ストーリー3』のラストに感動した人間だ。その中でもアンディがウッディをボニーに渡すことに躊躇いを見せるシーンでは感情が頂点に達した。ここからはアンディがウッディだけは最後まで自分の手元に置いておきたいという気持ちが伝わってきた。ただアンディは最終的にウッディをボニーに託すことを決めた。これはアンディがウッディは「自分と大学に来て置き物のような扱いをされる」ことより、「ボニーの家もおもちゃとして遊んでもらえる」ことの方が幸せだと判断したからなのではないかと感じた。

 

 

そうした経緯から自分は『トイ・ストーリー4』の冒頭でボニーがウッディに飽きていた現実を見せられ、「アンディの想いが裏切られた」というナイーブな感情が生まれてしまった。もちろん「子供なのだから自分から『欲しい』とせがんだおもちゃに直ぐに飽きてしまう」ことなど、よくある話なのだろう。また『トイ・ストーリー4』でボニーがウッディに飽きた事実があったとしても、『トイ・ストーリー3』のウッディとアンディの別れのラストが汚されるものでもない。ただやはり『トイ・ストーリー4』を観た直後に『トイ・ストーリー3』のラストを観返すとボニーがウッディを嬉しそうに抱きしめるシーンでは、今までとは違う意味合いで涙が出た。

 

 

当時の自分は「長期休みで実家に帰省したアンディがボニーの家に訪れて、ウッディがいなくなってることに気づいたらどういう気持ちになるんだろう…」という心配をした。これは自分という人間が『トイ・ストーリー3』、そして『トイ・ストーリー4』を「観客」という視点ではなく、「アンディ」の視点で見ていた結果生まれた心情だったのではないかと思う。そして『トイ・ストーリー4』の展開に受け入れ難い感情を抱く多くの人も、自分と同様の視点で作品を鑑賞しているのではないかと感じる。

 

 

ただ「アンディ視点」を捨てて、「おもちゃとしての忠誠心を尽くしていた大好きなアンディは大人になってしまったことで遊んで貰えなくなり、次に忠誠心を誓ったボニーからはおもちゃとして飽きられ遊んで貰えなくなり、自分の存在価値が危ぶまれ、行き場を失ってしまったウッディの視点」で作品を鑑賞すると、本作は自分にとってまた違った見え方をした。自分にもいつか確実に「存在価値が危ぶまれる時」が訪れるのだと思う。もしその時が来たら『トイ・ストーリー4』のことを思い出したいと感じる。

 

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