スポンサーリンク

新型コロナの自粛期間、オンラインゲーム未経験者が1人でプレイした『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族』

ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン(通常版) - Wii

発売から7年以上の時を経て、ついに『ドラゴンクエストX 目覚めし五つの種族 オンライン』をプレイした。自分はゆとり世代ではあるが、これまで『ドラクエ』シリーズのナンバリングタイトルは『ドラクエ10』を除いて全てプレイ済みだ。ただ『ドラクエ10』だけはオンラインゲームということから敷居の高さを感じており避けてきた。しかし本作の「体験版」は2012年8月に発売された「Ver.1」を無料で丸々体験(一部制約あり)できるということを知り、「新型コロナの自粛期間で時間もあるし…」と重い腰をあげてプレイする決意をした。今回のエントリーは自分と同じように「『ドラクエ』は好きだから『ドラクエ10』もやってみたいけど、オンラインだと躊躇いがあるな…」と思っている人に読んでもらえて参考にして頂けたら嬉しく思う。

 

 

  • 今から1人で楽しめるのか?

www.youtube.com

『ドラクエ10』を始めるからどうか悩んでいる人は「今からでも1人で楽しめるのか?」という部分だと思うが、ストーリーを楽しむ上ではその点は全く問題ない。本作は「サポート仲間」システムが存在しており、そこで「仲間」を借りてパーティを作れば、「ルイーダの酒場」でパーティーを作る方式だった『ドラクエ3』『ドラクエ9』のような感覚で1人でも十分冒険を楽しむことができる。だから無理にフレンドを作ったりして「私がゴマキ」宣言をされて不倫の沼に落ちてしまったり、フレンドを断ると「私の父親は元農水次官のXXXXなんですけどね」と隙あらば自分の父親語りをしてくる上級国民の息子などに絡まれる心配は全くはない。もちろん普段の『ドラクエ』シリーズと全く同じといえば嘘になる。オンライン用のため、街やフィールドはバカみたいに広いし、「1G」の価値も他のシリーズとは違う。またオンラインに抵抗感がある人は自分以外の人が沢山存在している様子、例えば「街中で謎のダンスを踊ってる人」「自分が話を聞こうとしてる人や開けようとしている扉の前に大量の人が群がっている様子」などをみて、「やっぱり、いつもの『ドラクエ』とは違うな…」と感じてしまう場面は所々あると感じる。ただそれも慣れの問題であり、時間が解決してくれると思うのであまり気にしなくていい。自分はオンラインの世界に入った当初、「ドラクエ10の世界に初めからいるAIの住人」と「オンラインの世界に入ってきたプレイヤー」の違いが分からず、いきなりプレイヤーに話しかけてしまうというミスもしてしまったが、吹き出しの色が違うのでそういうミスも慣れれば殆ど起きることはない。

いつもの『ドラクエ』とは多少の違いこそは感じるが、基本的に「いつものドラクエ」をプレイしている感覚で楽しめるので、二の足を踏んでいる人にもオススメする。特に現在は「Ver.1」なら無料で楽しめるし、レベル80までなら「サポート仲間」を雇うのも0円で、経験値が3倍入る帽子も手に入るのでサクサクと進むと思う。新型コロナの自粛期間だから試しにやってみるというのも全然アリだと思う。

またオンラインだからといって悪いことばかりではない。例えば自分がレベルアップのためにモンスターを倒しているはずなのに、思いの外苦戦している時に外から「おうえん」をしてくれて、テンションアップしたときは嬉しかったし、画面右上のチャット欄で「休業手当出ます?」「家賃キツいっすよね…」とか、「マスク届きました?」「まだです」「本当に配ってるんですかねw」みたいなやり取りを見たときは、「これがオンラインか…」と感じると同時に「本当にこの世界の外側には沢山のリアルな人間がいるんだな」と感動もした。「マスクは不良品が多くて回収したので、今は配ってないですよ!」と教えてあげたかったレベルだ。

ついでに「『ドラクエ』シリーズは主人公に自分の名前つけて遊ぶのが好きだけど、オンラインだとやめた方がいいかな…」と思う人も全然問題ない。自分は自身の本名の下の名前をカタカナ入力してみたが、同じ世界に628名の同名プレイヤーがいるとわかって安心して登録することができた。平仮名表記も合わせれば、それなりの数の同名プレイヤーがいることが推測できるので必要以上に「恥ずかしい」など感じずに、いつもの『ドラクエ』の感覚で楽しめばいいのだと思う。

 

 

  • ストーリーと戦闘

f:id:junk-weed:20200505171551j:image

※「5つの種族」から好きな種族を選ぶ

次はストーリーと戦闘についての話だ。まずストーリーは「オンラインだからストーリーはオマケみたいな感じで、他のシリーズより薄っぺらい感じになってないかな…」と心配したが、この点も特に問題なかった。本作の物語は冥王ネルゲルによって故郷が滅び、肉体から魂が抜けてしまった主人公が、別の種族として生まれ変わる(自分はウェディを選択した) ことで、冥王ネルゲルを倒そうとする物語。主人公は放浪の賢者ホーローからの助言によって、各大陸の大都市の統治者から授与される勲章「キーエンブレム」を集めることで力をつけていく。街ごとにエピソードが独立しており、ショートストーリーを楽しんでいく感覚は『ドラクエ7』に近いかもしれない。ただ『ドラクエ7』のような鬱々しいストーリーが展開される訳ではないし、「大地の箱舟」という電車に乗って各大陸を移動するため自由度の高い冒険ができる。各都市で展開される物語も粒揃いで、「職業クエスト」でもストーリーが展開されるなど長く遊べる作品になっている。個人的にはヴェリナード城での物語と魔法戦士クエスト、エルジュとの物語がお気に入りだ。

一方で戦闘面についてはかなり不満だ。本作はシリーズ伝統のターン方式のコマンドバトルではなく、こちらがコマンド入力をしてなくても敵が攻撃を仕掛けてくるリアルタイム方式のコマンドバトルが採用されている。個人的にその点は移動出来るのが楽しい分、特に問題を感じなかったのだが、ボス戦でもパーティーメンバーに直接命令を出せないのは物足りなかった。自分のラスボス時の職業はバトルマスターだったが、他の仲間たちに「バイキルト」などのお膳立てをして貰いボスに攻撃ばかりを仕掛けて倒すという、何とも単調な戦闘になってしまった。これはオンラインでフレンドを作ってボスを倒すのが前提になっているゲーム故の不満点なのかもしれないが、他のシリーズのような緊張感のある戦闘は楽しめなかった。またこちらもオンラインの弊害なのか、パーティ専用のダンジョン「神殿レイダメテス」以外のダンジョンは「謎解き要素」がなく、ただマップを辿って道を進むだけというのも残念な部分だった。

 

 

  • 最後に…

本作は「Ver.1」終了時点では残された謎も多く、エンディング後も「Fin」「The End」ではなく、「to be continued」で物語がまだまだ続くことを示していた。これが世に言う「拡張するドラクエ」の意味なのだろうと感じた。『ドラクエ』は保守的なシリーズされることが多いが、ナンバリング毎に常に「新しいこと」に挑戦してきたシリーズである。冒険を始めるのが随分と遅くなってしまったが、「拡張するドラクエ」をこれからも楽しんでいきたいと思った。


(C)2019 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.(C)SUGIYAMA KOBO(P)SUGIYAMA KOBO

 

 

Twitterアカウント

Junk-weed’s Blog (@junk_weed) on Twitter