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阿部寛・山下智久・長澤まさみ・新垣結衣、人気俳優が集結したテレビドラマ『ドラゴン桜』を原作ファンが観た感想

ドラゴン桜 vol.1 [レンタル落ち]

【注意】原作とドラマのネタバレ

原作ファンを自称しながら今までスルーし続けてきた阿部寛主演のテレビドラマ『ドラゴン桜』を観た。本ドラマはTBSテレビにて2005年の7月クールで放送された作品。全話平均視聴率は16.4%で、最終回は自己最高となる20.3%を記録した。本作は「テレビドラマ放送当時、原作が連載中で完結していなかったこと」と「原作より人間ドラマを重視していたこと」から、テレビドラマオリジナルの設定や展開も多い。例えば阿部寛演じる桜木の有名な台詞「バカとブスほど東大に行け!」は原作にない。今回のエントリーでは原作と比較しながら、テレビドラマ版の感想を書いていく。

 

  • 特進クラスの生徒

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まず東大進学を目指す特進クラスの受験学年の生徒の人数が原作では水野と矢島の2人だけだったが、テレビドラマ版では6人に増えている。原作では「水野≧矢島」という扱いだが、テレビドラマ版では矢島が中心に物語が進んでいく。

各キャラクターの設定は原作のキャラクター設定を分離したり、後輩キャラの設定を借りたりしていることが見受けられる。まずドラマ版の矢島は原作と異なり「借金がある」「父親が蒸発」「バンドをやっている」「水野とは幼馴染」「彼女がいる」と原作からの改変が多いキャラクターになっている。一方で原作の矢島のキャラクター設定である「家が金持ち」「高学歴の父親との確執」「過保護な母親」等の設定は小池徹平演じる緒方というドラマオリジナルキャラクターが引き継いでいる。ただし「実家が金持ちであるが故の苦悩」は無くなっている。矢島は「名前だけ同じで事実上別キャラ」と「名前が違うだけで事実上原作の矢島」という2つのキャラクターに分離された一方で、水野は「矢島と幼馴染」「実は矢島が異性として好き」という追加設定を除けば、基本的に原作に忠実なキャラクターとなっている。

またサエコ演じる「東大アイドル」を目指すコギャル・小林は原作では「東大ブランドを使ってアイドルやタレントを目指すために、特進クラスに入った2年生」である西崎麻美をモデルにしたキャラクターだと考えられる。一方でガッキー演じる「矢島の彼女」香坂と中尾明慶演じる「進学校に通う双子の弟を持ちなから自身は偏差値36の龍山高校に通う兄」奥野はテレビドラマを盛り上がるために作られた完全オリジナルキャラクターである可能性が高い。

 

 

  • 「恋愛エピソード」の追加

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※第2話で香坂が水野にケンカを売るシーン

ドラマ版は原作より人間ドラマを重視している。特に恋愛面のオリジナル色は強く、水野を幼い頃から矢島に恋する女子と設定したことで、矢島の彼女である香坂への複雑な気持ち、また香坂サイドからは幼馴染の水野にムキになる矢島に嫉妬する気持ちが描かれ、事実上の「三角関係」が東大受験のサイドストーリーとして描かれる。世間での評価程ガッキーの魅力にピンと来ていない自分としては、日頃から長澤まさみの魅力に語っているときに「でも、やっぱり何だかんだ言ってガッキーじゃね?」と話をまとめていく輩にイライラしていた。そのため香坂が水野を「地味な人」とバカにしながら教室内でケンカを売っていくシーンはガッキーに対してハラワタが煮えくり返る想いで観ていた。ガッキーのファンが読んで、不快な想いをさせてしまったとしたら申し訳ない… ただこの手の人気漫画の実写版で「原作にはない恋愛エピソード」が追加されていると拒否反応を起こす人も多いが、原作とはまた違う味わいの『ドラゴン桜』が楽しめて個人的には悪くない改変だと思った。ただ結局、この恋愛エピソードは最後までこれといった決着が付かなかったのは少し食い足りなさも感じた。

 

 

  • 原作とは異なる「オリジナルラスト」

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前述したようにテレビドラマ放送当時は原作が未完かつ中盤だったこともあり、テレビドラマ版は原作とは異なるオリジナル展開を見せている。まず原作では見事東大合格を果たす水野は試験前日に母親が倒れたことで、東大受験を断念。水野の母親は秋頃から体調を崩して入院しており、水野は特進クラスを辞めて独学で東大受験を目指すオリジナル展開を見せていた。原作内でも「受験は団体戦」として「ライバルがいて互いに高め合うことが大切」と説いているが、やむを得ない事情で「個人戦」をせざるを得ない状況の受験生を描いたドラマオリジナル展開は個人的に好きな展開だった。

他のキャラクターも矢島は「現役合格も東大には進学せず、独学で弁護士を狙う」、香坂は「流されやすい性格だったが、自分の意思で現役合格した東大に進学して勉強をする決意」、奥野は「東大に現役合格することで弟へのコンプレックスを克服」、緒方は「東大受験に失敗するも父親との確執が解ける」、小林は「東大アイドルを目指して再チャレンジを決意」と、それぞれが東大受験を通して人間として成長した姿が描かれていて良かったと感じた。

 

 

  • 最後に…

制服姿の長澤まさみには透き通るような可愛さがあった。

 

ドラゴン桜2(1) (モーニング KC)

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  • 作者:三田 紀房
  • 発売日: 2018/03/23
  • メディア: コミック
 

 

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