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全米で高評価・大ヒット!『バッドボーイズ フォー・ライフ』の勝因は「薄まったマイケル・ベイ要素」

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ウィル・スミス主演最新作『バッドボーイズ  フォー・ライフ』を観た。17年ぶりのシリーズ第3弾だという。自分がこの企画を最初に聞いたときは「楽しみだ」と思う反面、この手の「X年振りの新作!」みたいなタイプの映画は批評的にも興行的にも厳しい結果に終わり「これなら新作を作らない方が良かった」と思われてしまうのではないかと感じた。特にソニー・ピクチャーズは『ゴーストバスターズ』『ブレードランナー2049』『メン・イン・ブラック』『チャーリーズ・エンジェル』とリブート作品の興行的失敗率が高い。もちろん『スパイダーマン』『オーシャンズ8』『ジュマンジ』のような成功作品もあるが、本作は前作までのメガホンを取ったマイケル・ベイ監督が降板して別の監督のメガホンを握るなど、何となく「前作までの魅力や個性がなくなって平凡な作品」に陥って叩かれるのではないかという危惧があった。

 

 

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しかしその予想は外れた。本シリーズの前2作品の「ロッテントマト」での批評家からの支持はマイケル・ベイ監督のポップコーンムービーらしく惨敗だった。特に2作目に至っては批評家支持率23%の嫌われっぷりであった。しかし本作の批評家支持率は77%とシリーズ初のフレッシュ認定。観客支持率も96%とシリーズ最高数値を記録した。また興行面でも業界予想のオープニング興行4800万ドルを大きく超える、6250万ドルのヒットスタートを決めた。現時点で全米興行収入は1億8500万ドルを超えて、世界興行も3億7300万ドルとシリーズ最高のヒットとなっている。残念ながら日本での興行は5億円に満たない可能性も高い大コケとなってしまっているが、ソニーは予想以上のヒットからシリーズ第4弾の公開に向けて動き出しているという。

 

 

予想を大きく超えるヒットとなった17年振りのシリーズ最新作だったが、本作は前述した通りマイケル・ベイ監督が降板したことによって、アクション面においては大幅なスケールダウンをしている。これはコメディシーンも、グロシーンも同様だ。本来前作の魅力や個性が薄まった続編は批評家からも、観客からもガッカリされて興行的にも伸び悩むケースが多い。しかし本作に限っては逆の結果となった。何故なのか?きっとそれは前作まで、特に2作目が濃すぎたのだろう。前作『バッドボーイズ2バッド』はカーチェイスの部分だけを取り出しても、車道には車や船だけでなく、死体が転がってきて、主人公はそれを弾き飛ばしながら進むという悪趣味さ。個人的には最高のシーンだったが、やはり「濃すぎる」という判断をした人が多かったのだろう。そのため本作ではスケールダウンしたにも関わらず、他のアクション映画に比べれば派手な部類に属しており、「丁度良い濃さ」ということになったのだろう。

 

また本作では前作までに比べてストーリーに「深み」が出た。ストーリーに「深み」を出して、マイケル・ベイ要素を「薄める」することで「バランスの良いポップコーンムービー」に仕上がったということなのだろう。自身としては少し残念でもあるが、これからのシリーズに期待したい。

 

 

最後に… ネタバレになるから詳細は書かないが、あの設定少し『ジェミニマン』と既視感があって笑ってしまった。「半年くらい前にも似たような設定を観たよ!」という感じで… 

 

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ジェミニマン (吹替版)

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参考文献

Search Results - Rotten Tomatoes

Bad Boys for Life - Box Office Mojo

 

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