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「打ち切り臭漂っていた」「ネタ扱いだった」累計発行部数2500万部突破・初版100万部達成『鬼滅の刃』

少年ジャンプ 2016年2月29日号

3年と10ヶ月前にこの表紙を見た時、この漫画が累計発行部数2500万部突破・初版100万部達成・11年連続首位を守り続けた『ONE PIECE』を打ち破り2019年オリコンコミックス売り上げランキング第1位にランクインする大ヒット作品になると予想できた人はいたのだろうか?それ以前に、本作の連載が1年を超え、コミックスが10巻を超え、テレビアニメ化する未来を想像できた人はいたのだろうか?

 

少なくとも自分は本作をそういう目では見ていなかった。ジャンプの新連載の表紙を見た時の最初の感想は「ここまで打ち切り臭が漂っている新連載も珍しいな…」だった。絵柄も古臭いし、半年程度で打ち切られる作品だと感じた。現に連載初期の掲載順はそこまで良くなかったと記憶している。この辺りで自分はジャンプの購入をやめてしまったので、その後の掲載中の推移は知らない。ただこの作品が地味に生き残っていることは知っていた。それでも自分は「これより人気が取れてない作品が下にあったのかな?」「ちょうど完結する作品があって、ギリギリ生き残れた面もあるのだろう」「また『HUNTER×HUNTER』が休載した分、打ち切りになるはずだった漫画が1作品救われたのだな」と勝手な憶測を立てた本作の人気に気づくキッカケを失い続けていた。

 

 

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<出典:『鬼滅の刃』/吾峠呼世晴/集英社>

また今でこそ「味のある独特なセリフ回し」という認識があるセリフ回しも、連載初期はネットで完全に「ネタ扱い」だった。(まー、これは今でも「ネタ扱い」されてる面はあるが…)また作品自体もジャンプの掲載順などに左右されて「鬼滅、ピカピカに光ってる」とネタにされていた。そのため、このままネットの一部では「ちょっとした人気」を獲得しながらも、大衆ウケはせず、一部の愛好家たちに惜しまれながら消えていくタイプの打ち切り漫画になるのだと思っていた。

 

 

ただ現実はそうはならなかった。『鬼滅の刃』はその後コミックスが重版され、ジャンプの表紙と巻頭カラーを飾る作品に成長した。というよりも、実際は「打ち切りの危機」みたいになったことはなく、連載開始早々からアンケート結果は出ていたという。そしてテレビアニメ化が決定した。それだけでも驚きなのに、アニメ放送終了後、アニメ放送前は累計発行部数300万部だったコミックスの売上が1200万部で伸び、その後も更に伸び続けて現在は2500万部を超えるヒット作品になった。アニメ放送終了後にここまで数字が伸び続けるのは異例だという。初版もジャンプ漫画ですら20作品程度しか突破したことのない100万部の大台を突破した。

 

 

完全に自分の見る目がなかった。このタイミングで読み直してみると、冒頭は地味ではあるがそれなりに面白く感じた。自分は本作を連載初期にも読んでいる。その時はあまり面白いとは感じてなかった。もしかしたら、自分は表紙と絵柄だけで「この作品は打ち切られるに決まってるから、面白いはずがない」と決め付けて作品を読み始めたから本作の面白さに気づくことが出来なかったのではないか?そんな問い掛けが自分の心を痛めつけている。

 

長男で良かった。

 

次男だったら我慢できなかった。

 

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鬼滅の刃 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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  • 作者:吾峠呼世晴
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/06/17
  • メディア: Kindle版
 

 

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