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新海誠監督最新作『天気の子』 アメリカ・インド・ヨーロッパでの評価軸は「気候変動」

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Weathering with You (2020) - Rotten Tomatoes

昨年日本で興行収入140億円以上のヒットを叩き出した新海誠監督最新作『天気の子』がアメリカで公開されたという。本作は残念ながらアカデミー賞ノミネートこそ逃したが、批評サイト「ロッテントマト」の評価は批評家支持率が94%、観客支持率が93%と高評価。フレッシュ認定となっている。

 

L.A.在住の映画ジャーナリスト・猿渡由紀さんによる『天気の子』のアメリカ評価をまとめた記事。この記事を読むとアメリカの批評家は本作を「気候変動」を軸にして批評しているようだ。

 

 

新海誠監督によると「気候変動」についてメディアから質問があったのが「アメリカ・インド・ヨーロッパ」、ほとんどなかったのが「日本・中国・韓国」だったという。

 

同じ映画なのに「気候変動」について触れるか触れないかは、その国及びその国に住む民衆が「気候変動」を意識しているか意識していないかの違いなのだろう。

 

 

上にリンクを貼った朝日新聞のインタビュー内で新海誠監督は「若い観客が離れないように、『温暖化』や『気候変動』という言葉は注意深く取り除いた」としている。一方で本作について「エンターテインメントとして楽しんでもらい、その延長で気候変動の危機についても考えてもらえればうれしい」とも発言している。

 

確かに最初から「これは『気候変動』をテーマにした映画ですよ。この映画を観て『気候変動』について若い人たちにも真剣に考えて欲しい」みたいな感じだったら、「あー、なんだか説教臭そうな映画で面倒だな…」と拒否反応を起こす人も少なくなかっただろう。

 

ただエンタメとして楽しんだ後にこの映画が「気候変動」を描いていると知れば、そのことを真剣に考えだすキッカケになるかも知れない。

 

 

「そういう想いもあって作られた作品なのかな」と感じたし、パンフレットでも新海誠監督は「今回の作品の柱としていちばん根本にあったのは、この世界自体が狂ってきた(世界情勢や環境問題など)という気分そのものでした。」と発言していることから監督にとって「気候変動」が重要な要素だったことは間違いないだろう。ただ個人的には新海誠監督は『天気の子』のメインテーマを「『気候変動』より『愛』の方に重きを置いていたのではないかな?」と感じた。

 

天気の子 complete version

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  • 発売日: 2019/11/27
  • メディア: MP3 ダウンロード
 

 

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