『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が著作権法違反・詐欺などの疑いで刑事告訴へ

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『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が劇場をザワつかせて半年… 今度は刑事告訴されてネット上をザワつかせた。

 

 

容疑は「詐欺または背任または業務上横領、不正競争防止法違反、著作権法違反」だという。叩かれまくった『ユア・ストーリー』だったが、まさか被告になる可能性が浮上するとは思ってもいなかった。

 

 

小説 ドラゴンクエスト5〈1〉(エニックス文庫)

映画版の主人公の名前が「リュカ」と小説版と同じだったことが発端らしい。仮に脚本を書いた山崎貴監督が「リュカ」という名前を偶々思いついたのが真実だったとしても、声の収録前には誰かしら気付いているはずだし、仮に気付いていなかったとしたら製作陣がリサーチ不足だったのは明らかだろう。小説版と同じ「リュカ」という名前を使うなら、最低限小説の原作者に話を通しておくべきだった。そうすればエンドクレジットに一行「Special thanks」という形で原作者の名前を明記するくらいで済んだ話だった可能性は高い。そのため仮に製作陣に盗用の意図がなかったしても、製作陣に落ち度があったことは間違いないだろう。

 

 

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一方で「映画の宣伝でも『主人公の名前は小説版のリュカ』といった告知が行われていた」という主張に対しては違和感を覚える。少なくとも予告編はそういう誤解を与えるようなものではなかったし、自分が確認した範囲でそのような告知を観た記憶はない。

 

また詐欺容疑に関しては、「主人公の名前を小説版の名前にすることで、観客に『小説版の映画』だと思わせて、お金(映画鑑賞料)を騙し取った疑い」みたいなロジックなのだろうけど、それは少し難しいんじゃないかなと思う。多分鑑賞した人の殆どは「『ドラクエV』の映画版」だと認識して観に行ってた思うし、レビューを観ても「小説版の映画だと思ったら違った」みたいな意見も見なかった。

 

 

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ちなみに山崎貴監督のデビュー作『ジュブナイル』では、『ドラえもん』のファンが描いた有名な最終回をベースにしている。その時はエンドクレジットにその原作者の名前をスペシャルサンクスの形で明記している。

 

どうしてこんな形になってしまったのか… 残念で仕方ない。

 

 

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