『ターミネーター』シリーズ3作目3部作『T3』『新起動/ジェニシス』『ニュー・フェイト』を徹底比較

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<注意> 『ターミネーター3』『新起動/ジェニシス』『ニュー・フェイト』のネタバレ

『ターミネーター ニュー・フェイト』が日本公開された。本作は「『ターミネーター2』の正統な続編」として宣伝されているが、『ターミネーター3』も『新起動/ジェニシス』も公開当時は「『ターミネーター2』の正統な続編」として宣伝されていた。今回のエントリーでは3作品のアプローチの違いを比較していきたい。

 

  • 物語の基本設定

ターミネーター3 (字幕版)

3→「審判の日」が回避された『ターミネーター2』の10年後の世界。人生の目的を失い放浪者になったジョン・コナーが人類のリーダーとしての役割を取り戻す。

ターミネーター:新起動/ジェニシス (字幕版)

新起動→『ターミネーター』1作目でT-800が未来から送られてくる前に、サラのもとにT-800が送られているという設定。T-800とサラの擬似親子愛を描く。

【映画パンフレット】 ターミネーター ニュー フェイト 監督 ティム・ミラー

ニュー・フェイト→「審判の日」は回避したが、新たに送られてきたT-800によってジョンが殺された『ターミネーター2』の22年後の世界。ジョンを失ったサラの心情に焦点を当てる。

 

  • シュワちゃん

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3→ケイトによってジョンを守るために送られてきたT-850。プログラムされた任務を遂行するためにだけに動く。水素爆弾を使ってT-Xと共に壊れるも、ジョンを守るという任務を遂行した。

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新起動→何者かによって幼少期のサラのもとに送られてきたT-800。長年サラと一緒に過ごしてきたため、疑似的な父親のような存在。「オレのサラを頼んだぞ」とカイルに頼みT-3000と共に壊れたかと思いきや、液体金属の機能を持って復活。サラとカイルのキスを笑顔で見守る。シリーズで唯一最後まで壊れずにエンディングを迎える。

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ニュー・フェイト→ジョン・コナーを抹殺するという任務を遂行したT-800。任務遂行後はカールという名でシングルマザーとその子供とペットの犬で擬似家族を作りジョンを育ててきたサラの思いを知り、サラを守ることを決める。「ジョンのために」という言葉を残して、サラを守り切る。

 

 

  • サラ・コナー

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3→白血病で死亡。「審判の日」が来るという陰謀論に取り憑かれた頭のおかしい人扱いを受けていた。「審判の日」が来るとされていた日が過ぎても、いつか来るのではないかという不安が棺桶に遺体の代わりに武器を残していた。

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新起動→幼少期にT-1000により両親を殺されるが、自身の命は同じく幼少期に未来から送られてきたT-800によって守られる。いつか自分を襲いにくる『ターミネーター』1作目のT-800に備えて、幼少期に自分の命を守ってくれたT-800と修行に励んだ強い女性。

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ニュー・フェイト→「審判の日」を避けることには成功したが、ジョンを目の前でT-800に殺される。その後は「ジョンのために」という文章付きの謎のメールに書かれた座標に従い、現れたターミネーターを狩る日々を送っていた。

 

  • ジョン・コナー

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3→「審判の日」を避けたことによって、人類のリーダーになるという役割を失ったため、人生の目的を失った放浪者。最後「審判の日」を迎えたことで人類のリーダーという役割を取り戻す皮肉なラストを迎える。

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新起動→未来でターミネーターに襲われ、新型ターミネーター・T-3000と化す。過去に行きジェニシス(スカイネット)を完成させた。

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ニュー・フェイト→T-800によって抹殺される。

 

 

  • 敵のターミネーター

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3→対ターミネーター用ターミネーター・T-X。色々新要素が加わっており初期3作中最強のスペックを誇る設定らしいが、ズバ抜けてT-1000より強化された感じはしない。女型のターミネーターの特徴を生かして胸を大きくしたり、色気を使ったりする。T-850の水素電池により破壊された。

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新起動→ジョン・コナーがナノマシンの注入によって改造・洗脳された、人間ベースのターミネーター・T-3000。全細胞が「ナノ粒子」と呼ばれる金属で出来ているが、イメージとしてはT-1000と変化の仕方を変えただけという感じ。強力な磁場があると不安定になるという残念な設定。高磁場を持つタイムマシンに押し込められ、施設の爆発によって消滅した。

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ニュー・フェイト→REV-9。基本的にT-1000と余り変わらないが、2体に分裂して戦うことができる。グレースの体内装置によって破壊された。

 

  • その他オリジナル設定+おまけ

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3→

・ジョン・コナーの奥さんが登場

・ジョンは未来でT-850によって殺害される

・「審判の日」は避けられない

・スカイネットはネット上のシステムで壊せない

・キャッチコピーは「恐るな。未来は変えられる。」

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新起動→

・タイムスリップは複数回出来る

・タイムスリップは集団で出来る

・過去だけでなく未来にも行ける

・時間軸は複数ある

・スカイネットはサイバーダイン社が設計したソーシャルメディアなどの基本OS「ジェニシス」

・キャメロン曰く「私にとっての3作目」「シリーズのルネサンス」

・予告編がネタバレ

・新3部作の1作目だったが興行的失敗で頓挫

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ニュー・フェイト→

・スカイネットに支配される未来はなくなり、リージョンに支配される

・ジョンではなく、ダニーが人類のリーダーとなる

・強化人間が登場する

・サラはポテチが好き

・キャメロン曰く「『ターミネーター2』の正統な続編」

・新3部作の1作目だったが興行的失敗で頓挫見込み

 

 

「審判の日」を迎えた日を描き、人生の目的を失ったジョンが人類のリーダーになる皮肉な結末を描いた『ターミネーター3』、スカイネットがT-800を送り込む前に幼少期のサラのもとにT-800が送られていたらという「新しい時間軸」を描いた『新起動/ジェニシス』、ジョンを失い人生の目的を失ったサラが新たな脅威に立ち向かうことで生きる意味を見出す『ニュー・フェイト』。

 

どの作品が『ターミネーター』シリーズ3作目として好きかは意見が分かれそうだが、やはり『ターミネーター2』に登場していたリンダ・ハミルトン演じるサラ・コナーが登場する『ニュー・フェイト』が一番強いのではないかと感じる。

 

最後に個人的な好みを書くとストーリーラインとしては『ターミネーター3』が一番好きだが、『ニュー・フェイト』の世界観や新キャラ・グレースが魅力的だったので「どれが一番3作目として好き?」と問われると難しい。『新起動/ジェニシス』も嫌いじゃない。

 

 

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