宮崎駿監督『崖の上のポニョ』と新海誠監督『天気の子』は結末は違っても結論は「大丈夫だよ」

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<注意>『崖の上のポニョ』と『天気の子』のネタバレ

宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』が『金曜ロードSHOW!』で放送されている。

 

興行収入100億円を突破して現在大ヒット上映中の新海誠監督最新作『天気の子』を観た時、自分は「少しポニョに似てるな」と感じた。コレはポニョ公開当時に映画評論家の町山智浩さんがライムスター宇多丸さんのラジオにゲスト出演した時に「ポニョが人間と恋をすると世界が破滅するという話にするべきだった」「ポニョは自分の恋を叶えるために津波を起こして沢山の人を巻き込んで殺してるはずなのに、何故そのシーンを描かない!」みたいな感じのことを言いながら激怒してた記憶が強かったため、自分たちの恋を叶えるために世界を破滅に向かわせる選択をした『天気の子』と『崖の上のポニョ』は似てるなと感じたのだ。

 

 

ただ宮崎駿監督は『Hayao Miyazaki in Conversation with Roland Kelts - YouTube』の動画の中で「ポニョの映画の中では津波が破壊的には働かないで、町をきれいにして人の心まで綺麗にするという不思議な魔法になってます。」と語っている。つまりあの津波で人は死んでいないというわけだ。

 

そして『空中庭園と幻の飛行船: 『崖の上のポニョ』 津波の後の町は“死後の世界”ではありません。』の記事によると、宮崎駿監督は『CUT No.234』のインタビューで「異種婚礼譚っていうのは、悲劇に終わることが多いんですけど、なんとかなっちゃうんじゃないかなって。ヌケヌケとした結末を作ってみようっていう。」と語っているという。確かに劇中でポニョの父親が「ポニョが世界に大穴を開けてしまった」と世界が破滅に向かうことを危惧するが、母親は「ポニョを人間にしてしまえば良いのだ」と提案して最後はポニョが宗介にキスして人間になって「めでたし、めでたし」と終わる。ビックリするくらいのハッピーエンドだ。

 

 

一方で新海誠監督最新作『天気の子』は主人公がヒロインを救い出すことで東京に雨が降り続けて沈没してしまう。つまり世界を破滅に向かわせてしまったわけだ。

 

結末だけみれば『崖の上のポニョ』と『天気の子』は正反対な気がするけど、宮崎駿監督は『空中庭園と幻の飛行船: 『崖の上のポニョ』ポニョと宗介はその後どうなるのか?』の記事によると、講演で「スタッフは『宗介はこれから大変だ』っていう人間が多いんですが、僕は『宗介は大丈夫だ』と一人で言い張ってます。」と発言しているという。

 

 

『天気の子』の結論も「大丈夫だ」だから、結末は違っても監督の結論は同じだったみたいだ。

 

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