予告編で地雷感漂う映画『コンフィデンスマンJP』が「面白かった!」というネタバレ感想

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今回は「ウソよ!そんなのウソ!」「まんまと騙されたわね!」というセリフから地雷感が漂っていた長澤まさみ主演の『コンフィデンスマンJP』のネタバレ感想。

 

 

昨年フジテレビの月9の最後の砦感を漂いながら放送されるも、視聴率は全話一桁に終わったドラマの映画化。視聴率は一度も二桁に届かなかったけど作品の評判は良く、個人的にも楽しいドラマだった。ただ話によっては「イマイチだな…」みたいな回もあったりして、映画は予告編を見る限り「余り面白そうではないな…」と思いながら公開初日に映画館に足を運んだ。

 

映画の途中までは「なんか微妙かな…」と思いながら観たが、最後まで観たら面白かった。

 

 

以下ネタバレ

 

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今回の映画でダー子たちは香港の女帝ラン・リウからお金を奪おうと計画して香港に向かう。するとかつてダー子の身も心も奪ったという恋愛詐欺師のジェシーが登場して、ラン・リウが持つと言われている伝説のパープルダイヤを狙っている事が判明。当初は元恋人に対して嫌悪感を出してるダー子だったが、ジェシーから「一緒にダイヤを盗もう」と誘われた事からボクちゃんやリチャード達を裏切ってランからダイヤを奪うことに成功。

 

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ただこれは全て連ドラの第1話で20億円騙し取られた江口洋介がダー子達に復讐をする為に仕込んでいた計画だと判明。ダー子達は危うく殺されそうになるも、ジェシーに裏切られたと知り復讐に燃えるラン率いる香港警察も現場に到着して三つ巴になる。江口洋介は香港警察に喧嘩を売るのは分が悪いと判断してダイヤを奪ってその場を去り、ダー子達は香港警察に逮捕されてしまった。

 

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…と思ったら多くの人が想像した通り香港警察にダー子達は逮捕されなかった。実は今までの物語である大半が茶番で、ジェシーが相手をしていたラン・リウも「ラン・リウは12歳の頃に初恋した男性を今でも追い求めてる」という話も「ラン・リウの元夫が生活してる繁華街」も全部ダー子達が仕込んでた盛大なトリックだったと判明する。

 

 

ここで思い出したのが連ドラ第1話のトリックが架空の空港を丸ごと作り出して騙すという内容だったということ。江口洋介は空港に続き香港でも全ての設定が茶番だったという大胆なトリックに騙されてしまったのだ。

 

自分も約1年ぶりに『コンフィデンスマンJP』の物語に触れたが、このドラマの「赤字覚悟で盛大に金をかけて派手な騙しをやる」という作風をスッカリ忘れてたので1年前に初めてこのドラマを観て感じた「前提となる設定が全て茶番という大胆なトリック」にまんまと騙されてしまった。そうだよな… このドラマは主人公達3人だけでなく、バカみたいな人数雇って大胆に騙す大味さも魅力だったんだよな…

 

もちろん「何だかんだダー子が全部仕込んでるんだろ」とは思いながら観ていたがラン・リウのエピソードがそもそもフェイクだったというのは驚きだ。結局あのダー子達が占い師のフリをして接近しようとする作戦もラン・リウに近付きたいのではなくジェシー達を騙したかった訳だし、ラン・リウが病院で愛する人に裏切られたと知って絶望するシーンは「リチャードがモナコを騙す為の説明のイメージ映像で実際なかった」訳で「ラン・リウは愛されたかっただけなのに可哀想だな… でも『コンフィデンスマンJP』だけでなく古沢良太脚本作品は基本的にこの手の悪役には絶望を与えながらもその人が持ってるピュアな部分から最終的に人生のドン底から這い上がれる事が想像出来るオチがつくから大丈夫だよな…」とか考えてた自分が恥ずかしい。

 

結局本作のトリックは「ランを狙ってたダー子達が赤星にやられるかと思わせといて、実は最初から狙いは赤星でフェイクのランの物語を作ってた」という予告編の内容の殆どがダー子達の仕込みだったという他作品との騙しのスケールの大きさの違いを見せつけるトリックとなっていた訳だ。

 

ただ一方で「これは東出くんの演技の問題なのかもしれないけど… 劇中でダー子から絶賛されてるボクちゃんの告白セリフ棒読み過ぎない?」とか「五十嵐が撃たれるシーンのギャグっぽさで「香港警察もダー子達側だ」という事が確信に変わってしまったので残念だな…」「モナコもジェシーも見ていない所でボクちゃんが緑の格好してバイクでケンカ売りに行くシーンとかは別にいらなくね?」とか色々思いところはある。もちろん最後のはジェシーが常にランを見張ってたから「実際にやった」と解釈することも出来るからイチャモンレベルだが… ただ自分が本作に騙されてしまったのは事実だし、全体を通して面白かった。

 

 

長澤まさみは相変わらずの可愛さだったし、三浦春馬のカッコいいモテ演出からの負け犬感全開の演技も最高だったし、竹内結子の『オリエント急行殺人事件』の「あの人」張りのギャップ演技を最後に見せつけてきたのも良かった。

 

連ドラの視聴率はイマイチだったので連ドラでの続編は難しいかもしれないけど、映画は大ヒットしてこれからも続編を作り続けて欲しい。

 

最後にオチのアイドルの格好した長澤まさみのウインク個人的には物凄く可愛いなと思ったけど「ババア」扱いなんだな… ガックリだ。

 

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