夏休み映画興行総決算/興行収入10億円突破作品のランキングと不発だった作品

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シーズン変わり目恒例の映画興行ネタです。

 

夏休み映画興行ランキング!

夏休み映画興行ランキングを発表します!ランキングの対象は6月29日(金)から8月24日(金)までに公開された作品の中から興行収入10億円を突破した作品に絞ります。

興行収入は全て最終見込みの推定値で正確なものではありませんが、大きくズレる事も無いと思います。また順位も年末発表時とは多少ズレがあるかもしれません。ご了承下さい。

それ以外の作品でこの夏注目された作品はランキング発表後にまとめて紹介します!

 

第1位 劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-

映画パンフレット 劇場版 コードブルー ドクターヘリ緊急救命

最終興行見込み:90-95億円

山下智久と新垣結衣らの共演で、リアルな医療・災害・事故現場の描写や主人公たちの成長と絆の人間模様を描いた人気テレビドラマの劇場版。

THE LAST MESSAGE 海猿 スタンダード・エディション [DVD]

※3D料金でチケットアベレージが高い「海猿」3作目を超えた!

公開前の興行関係者の見立ては約40億円だった為「ヒットはするだろうと思ってたけど、此処までとは思わなかった。」と驚きの様子。製作幹事のフジテレビは一応「海猿」(最終興行:80.4億円)クラスのヒットも見込んでいたようだが、東宝から公開初日に「100億を狙う」と予想以上の報告が来た時はさぞ嬉しかった事だろう。

天と地と 天の盤 [DVD]

※製作費50億円の超大作を15年振りに実写邦画が挑む!

最終興行の見込みは90-95億円と100億円には後一歩届きそうに無いが、強敵「劇場版名探偵コナン」を抜いて年間トップに輝く事はまず間違いないだろう。また歴代実写邦画興行収入ランキングとしては「天と地」(最終興行:92.0億円)を抜くことが出来れば歴代トップ5にランクインするなど記録的な大ヒットとなった。

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第2位 ジュラシック・ワールド/炎の王国

ジュラシック・ワールド 炎の王国【DVD化お知らせメール】 [Blu-ray]

最終興行見込み:80-85億円

シリーズ14年ぶりの新作として2015年に公開され、記録的な大ヒットとなった「ジュラシック・ワールド」の続編。

オープニング4日間の興行は20億円を超えるなど100億円突破も見込まれていたが、大作ラッシュに押されて失速して最終興行見込みは80-85億円と前作を下回る結果に終わった。

スター・ウォーズ/最後のジェダイ (字幕版)

※「最後のジェダイ」の興行を上回り洋画年間1位の候補に!

しかし3部作の2作目は多くの作品が前作を下回る傾向にある為、前作の興行収入95.3億円の約85%をキープした結果は見事な結果と捉えて良いだろう。また今年公開された洋画としては上半期洋画第1位だった「スター・ウォーズ/最後のジェダイ」(最終興行:75.0億円)を大きく超えている。

ちなみに「ジュラシック」シリーズとしてはシリーズ5作品の内第4位の成績だが、第5位の3作目の興行収入51.3億円を大きく上回っている。2021年公開予定の3部作の完結編がどの程度のパフォーマンスを見せれるのか今から注目だ。

 

第3位 インクレディブル・ファミリー

インクレディブル・ファミリー (オリジナル・サウンドトラック)

最終興行見込み:50億円

第77回アカデミー長編アニメ映画賞を受賞したディズニー/ピクサーの大ヒット作「Mr.インクレディブル」の14年ぶりとなる続編。

14年のブランクを感じさせない前作(最終興行:52.6億円)と同等のパフォーマンスを見せ付けた。ピクサー作品は「トイ・ストーリー3」「モンスターズ・ユニバーシティ」「ファインディング・ドリー」など公開年数に大きなブランクがあっても大ヒットを飛ばす事から、一時的な流行に乗る作品作りではなく何年経っても色褪せない耐久性のある作品作りをしている事が伺える。ちなみに今年のピクサーは「リメンバー・ミー」も興行収入50億円を突破している事から2作品で100億円を超える見事なパフォーマンスを見せている。来年公開予定の「トイ・ストーリー4」にも注目だ。

 

第4位 ミッション:インポッシブル/フォールアウト

【映画パンフレット】ミッション:インポッシブル/フォールアウト Mission: Impossible - Fallout 

最終興行見込み:45-50億円

トム・クルーズ主演の人気スパイアクション「ミッション:インポッシブル」シリーズ第6作。

「コード・ブルー」「銀魂2」「検察側の罪人」「オーシャンズ8」など俳優達の共演を宣伝する作品が多い中、本作はこの夏唯一と言っても良いトム・クルーズのスター性を宣伝で前面に押し出した作品。もはや観客はイーサン・ハントではなくトム・クルーズを観に行っている。

本作は上映時間が長すぎるという興行関係者の不安もあったようだが、最終興行見込みは約50億円とシリーズ6作品全ての興行収入が50億円レベルを記録する安定したパフォーマンスを見せている。唯一残念なのは日本では3D上映が殆ど無かったことだ。

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第5位 銀魂2 掟は破るためにこそある

映画 銀魂2 掟は破るためにこそある SILVER MEMORIES ビジュアルブック (愛蔵版コミックス)

最終興行見込み:35億円

空知英秋による人気コミックを小栗旬主演&福田雄一監督のタッグで実写映画化し、2017年の邦画実写でナンバーワンの大ヒットを記録した「銀魂」の続編。

ワーナー・ブラザース的には「るろうに剣心」に続き本気で2作目で興行収入50億円を狙っていた様な雰囲気も感じたが、コメディ映画で前作からの下げ幅が少ない結果は中々のモノだろう。シリーズ3作目にも期待したいが、同じメンツを再び集めるのはスケジュール調整が大変そうだ。

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第6位 劇場版ポケットモンスター みんなの物語

「劇場版ポケットモンスター みんなの物語」ミュージックコレクション

最終興行見込み:30-34億円

人気アニメ「ポケットモンスター」シリーズの劇場版第21作。

昨年からシリーズの趣向変えてテレビアニメとは完全なパラレルワールドのサトシとピカチュウの新しい冒険の続きを描くリブートにも近い作品だが、前シリーズの「XY」の興行低迷を見事に回復させるなど需要に応えている様子。来年は「ミュウツーの逆襲」のリメイクの様だが何処までのパフォーマンスを見せるか注目だ。

 

 

第7位 未来のミライ

未来のミライ (角川文庫)

最終興行見込み:30億円

「バケモノの子」「おおかみこどもの雨と雪」の細田守監督が手がけるオリジナルの長編劇場用アニメーション。

最終興行見込みは30億円程度と公開規模や事前の期待度を考えると少し物足りない結果にも捉えられるが、大ヒットの1つの基準とされる30億円を突破した事から一応のノルマはクリアした形だ。フリーになってからの細田作品は全て興行収入が右肩上がりだったが、本作では興行ダウンと記録も打ち止めだ。ちなみに前作「バケモノの子」(最終興行:58.5億円)の半分の興行である。

また本作は細田作品の中でも大きく賛否が割れているので、次回作品でどのようなアプローチをしてくるのか注目だ。

 

第8位 検察側の罪人

検察側の罪人 全国共通前売り券 ムビチケ 一般 1枚木村拓哉 二宮和也

最終興行見込み:25-30億円

木村拓哉と二宮和也の初共演で、「犯人に告ぐ」などで知られる雫井脩介の同名ミステリー小説を映画化。

キムタクとニノが事務所のしがらみを超えて初共演する事が話題になった本作。キムタクはSMAP解散後初の主演映画「無限の住人」が大コケした為、ニノと組んだ本作がヒットした事でキムタクもニノも事務所も一安心だろう。

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第9位 ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]

最終興行見込み:22億円

「スター・ウォーズ」シリーズの知られざる物語を明らかにするアナザーストーリー第2弾で、ハン・ソロの若き日の姿を描くSFアドベンチャー。

最終見込みは22億円と今までのシリーズのブランド力を考えれば惨敗と言っても過言ではない成績。しかし日本公開前に封切られた全米でも興行不振だった為、日本のディズニーの広報担当は「フォースの覚醒」や「ローグ・ワン」「アベンジャーズ」の時より興行に対するプレッシャーは軽かった様子。

ディズニーが構築する「スター・ウォーズ帝国」に陰りを見せた本作だが、賛否両論を巻き起こした「最後のジェダイ」の続編「エピソード9」でどの程度のパフォーマンスを見せる事が出来るか注目だ。

 

第10位 オーシャンズ8

「オーシャンズ8」オリジナル・サウンドトラック

最終興行見込み:15億円

ジョージ・クルーニーほかオールスターキャスト共演で話題を集めた「オーシャンズ」シリーズを、新たにオール女性キャストで描くクライムエンタテインメント。

前作「オーシャンズ13」の最終興行32.0億円の約半分程度の成績だが、仮にシリーズの男性キャストを再集結された「オーシャンズ14」だったとしてもほぼ同等の成績だったと推測される。全米では同じく女性だけでリブートした「ゴーストバスターズ」とは異なり、シリーズ最高のヒットを記録している為女性版も「9」「10」とシリーズ化していくだろう。

 

第11位 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE 〜2人の英雄〜

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~ パンフレット

最終興行見込み:14億円

「週刊少年ジャンプ」連載の堀越耕平による人気漫画をアニメ化した「僕のヒーローアカデミア」初の劇場版。

「NARUTO」が終了した後の「ジャンプ」で正統派バトル漫画として看板を張る本作だが、劇場版でも「NARUTO」に次ぐパーフォマンスを見せる事に成功した。今後シリーズ化されるのか注目だ。

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第12位 センセイ君主

【チラシ2種付き、映画パンフレット】センセイ君主 キャスト 竹内涼真, 浜辺美波, 佐藤大樹, 川栄李奈, 矢本悠馬, 佐生雪, 福本莉子, 新川優愛

最終興行見込み:12億円

幸田もも子による人気少女漫画を、竹内涼真と浜辺美波という注目若手俳優共演で実写映画化した学園ラブコメディ。

昨年辺りからの少女漫画の実写映画不振ラッシュの中興行収入10億円を突破した。初登場9位からの10億円突破は夏休みの大作ラッシュだからこそのレアケース。「君の膵臓をたべたい」でブレイクした浜辺美波効果もあるのだろうか?

 

第13位 劇場版 仮面ライダービルド Be The One(ビー・ザ・ワン)/快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film(アンフィルム) 

『劇場版 仮面ライダービルド Be The One (ビー・ザ・ワン)/快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film(アン・フィルム)』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)

最終興行見込み:10億円

2001年にスタートした「仮面ライダー/スーパー戦隊」の夏の劇場版シリーズ18作目で5年振りの興行収入10億円突破作品となった。

  

その他夏の注目作品の興行収入!

6月公開かはロングランヒットしたあの話題作や興行不振に陥った作品をまとめて紹介!

 

  • 全国に感染中!「カメラを止めるな!」の大躍進

カメラを止めるな! 【DVD化お知らせメール】 [Blu-ray]

最終興行見込み:25-30億円

6月公開作品の為ランキング対象外

全国2館から公開が始まった製作費300万円のインディーズ映画が話題を呼び全国200館以上にまで拡大していった「カメラを止めるな!」。拡大公開のタイミングではパクリ騒動まで更なる話題を呼ぶなどこれから先何処まで興行収入が伸びるかは予測不能。ただ全国2館からのスタートで興行収入10億円を超えるヒットは超レアケースだ。このまま上映を止めるな!

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  • 卍解ならず!実写版「BLEACH」の悲劇

【映画パンフレット】 BLEACH ブリーチ

最終興行見込み:5億円

累計発行部数1億2000万部を超える人気マンガの実写映画版「BLEACH」は日本トップクラスの製作費を注ぎ込みシリーズ化も狙ったが惨敗だった。近年人気マンガの実写映画はコケ続けているので、今後どのようなアプローチとるのか注目。

ちなみにテレビ東京は「BLEACH」「ポケモン」「銀魂」の3作品で興行収入100億円を狙っていたが本作の大コケで目標達成は出来なかった。また福士蒼汰は「曇天に笑う」、佐藤信介監督は「いぬやしき」に続き今年度は受難の年になった。

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  • 乱発された少女漫画の実写映画の末路

【チラシ付き、映画パンフレット】虹色デイズ 

【映画パンフレット】青夏 きみに恋した30日 

ビジュアルに夏らしい青いイメージを使った「コード・ブルー」が大ヒットする中、同じく青をビジュアルにする2つの少女漫画原作の実写映画はコケた。

「虹色デイズ」の最終興行見込みは6億円、「青夏」の最終興行見込みは数値不明と何方も惨敗。ゴールデン・ウィーク興行の「となりの怪物くん」と「ママレード・ボーイ」も惨敗だったのでそろそろ乱発にはストップがかかるだろう。

 

  • アニメの挑戦作の行方

ペンギン・ハイウェイ 完全設定資料集

【映画パンフレット】ちいさな英雄?カニとタマゴと透明人間?

細田守監督最新作「未来のミライ」の興行が振るわない中、宇多田ヒカルが主題歌の話題作品「ペンギン・ハイウェイ」やスタジオ・ポノックのオムニバス作品「ちいさな英雄」も興行的に目立ったヒットにはならなかったから。ただ作品の評価は高いので、今後の日本のアニメ映画界にどのような影響を与えるのか注目だ。

 

  • 誰得続編「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー (ザ・ムーヴィー・サウンドトラック)

「ABBA」のヒット曲で構成される人気ミュージカルの舞台を映画化した「マンマ・ミーア!」の続編「マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー」は女性客が見込める為、公開前はキムタクとニノが共演する「検察側の罪人」を食ってしまうのではと恐れる声もあったが、全然そんな事はなかった。

  

最後に…

年間興行収入ランキングトップ10には例年夏興行以降の作品は入らない傾向がある。その為この段階でほぼ年間トップ10は固まったといっても過言ではない。しかし「カメラを止めるな!」が2館から200館まで拡大して興行収入10億円を超えた様に更なるダークホースが眠っている可能性もある。そんな作品が現れる事を信じて年度末に今年度の総決算をまとめたいと思う。

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