宇多丸さんの木村拓哉(キムタク)スペシャルインタビューが最高だった!

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ライムスター宇多丸がパーソナリティを務める「アフター6ジャンクション」で昨日放送された宇多丸さんによる木村拓哉スペシャルインタビューが凄く良かったので今回はその感想を書きます。

 

キムタク流アレンジ

夜空ノムコウ

前半のインタビューで宇多丸さんがキムタクに対して「木村さんは踊りでも歌でも1個1個に自分流のアレンジを加えるの何故?」という問いに対してキムタクは「口パクだと思われたくないから」みたいな返答をした。それに対して宇多丸さんが「それが自分の存在をアピールする事になる」と指摘するやりとりが良かった。

確かに口パクだったらそこにいる意味は無いし、仮に口パクでなく生歌だったとしてもCDと全く同じだったら別にCDを聴けばいい。でもキムタクはその時その場所に居る今の自分の存在を常にアピールしようとしている。というより本人のインタビューを聞くと無意識的にそうなっているし、多くの人はキムタクをそう捉える。やっぱりソコがキムタクのスター性だし、カッコよさだし憧れである。その点が再認識出来たやりとりだった。

夜空ノムコウ

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スポーツマン山田

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宇多丸さんがキムタク主演の「SPACE BATTLESHIPヤマト」を暗号放送と題して酷評したのは有名な話だけど今回本人の前でソコに斬り込んだのは良かった。そしてキムタク本人も「スポーツマン山田」というタイトルに爆笑して「「スーパーマーケットトマト」でも良いですよ」みたいな返答をサラッとしてしまうのもカッコ良かったし、「聴きたいな〜」と興味を示すのも良かった。さらに宇多丸さんの「ヤマト」評や「木村拓哉のアレンジがノイズになる事もある」という部分までインタビューに盛り込んだ事で2人の真剣さが伝わって良かった。

また「ヤマト」の話題の少し前に話していた「監督のOKがOK」というキムタクのスタンスが本人の言うように後悔とまでは行かなくてもやっぱり色々と思うところあったりするのかなと過去作品の向き合い方が知れたのも良かった。もちろんこの時の「もう少し出来たかも知れない」が「ヤマト」を指しているかは不明ですが… ただ役者があまり監督の「OK」に対して「やり直させてください!」というのも現場の雰囲気が悪くなるだろうし難しい問題だ…

また「キムタクのアレンジがノイズになる事もある」という問題も、「口パクだと思われたくない」と一緒で自分を殺し過ぎるとキムタクがやる意味がなくなってしまう問題もある。コレは監督論とも重なるけどそのバランスが上手く成り立たせるのも凄く難しいのだろうなと再認識。

ちなみに個人的には「ヤマト」はキムタクイズムと山崎貴監督イズムが混じり合う事なく同じ映画の中で炸裂していてその奇妙なバランスが結構好きだったりします。

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HERO

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宇多丸さんの「ヤマト」評はスンナリ受け入れているようだったキムタクだったけど、宇多丸さんの「検察側が主人公で「HERO」はどうなの?」という意見には少し思う所があった様子。その証拠に帰り際にオフレコで「「HERO」というタイトルが僕が思う物語の良さと乖離があるのかな?」とキムタクが宇多丸さんに逆にブツけていたみたいだったのでもし次があるのならソコをもっと掘り下げて欲しい。

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キムタク問題

J Movie Magazine Vol.37[表紙:木村拓哉] (パーフェクト・メモワール)

最後にキムタクというパブリックイメージに対して宇多丸さんが「遠慮しないでどんどんオファーしてみ!」みたいなコメントをしてキムタクも「代弁してくれてありがとう」みたいな感じで締めたと思うんだけど、やっぱりキムタクのパブリックイメージって凄い強力だなと改めて再認識。

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※「武器はテレビ。SMAP×FNS 27時間テレビ」/フジテレビ

自分もやっぱり昔はキムタクってカッコつけてばっかりのイメージがあったんだけど、SMAPが「27時間テレビ」をやった時に深夜にAV女優と絡んでいるのを見て「え?キムタクってこういう人なの?」みたいに驚いて、ネットで調べてみたら「ラジオだとこんなの普通」みたいな書き込みが多くてラジオを聴いてみたら「あっ、思ったり親しみやすい人なのかも!」と好感度も上がったのを思い出した。冷静に考えれば「SMAP× SMAP」とかでもコントとかやってた訳だけど、一度人間が思い込むと中々そのイメージを覆すのは難しいな…と感じた。

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※「クレヨンしんちゃん」/テレビ朝日

更にキムタクのイメージが更新されたのが「クレヨンしんちゃん」のアニメで野原一家を全員分の声優をやるという放送がされた時。確かコレは「アイムホーム」の番宣だったと記憶しているけれど、その時のキムタクの野原一家の再現率が凄くて「どんな仕事も真剣に取り組む」様子が見れた上、「あっ、この人意外となんでもやってくれるんだ」って驚いたのも思い出しました。

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※「ワンダー 君は太陽」/オーウェン・ウィルソン

後「何をやってもキムタク」みたいに言われがちだけど、キムタクが「オーウェン・ウィルソンはどの役でも同じ。またこの髪型かと思う。」みたいな話題を振った時点で宇多丸さんに「何をやってもキムタク問題」について「木村さんは作品によってもアプローチや髪型を変える」という指摘を引き出したかったのではないかと思えてしまうし、自身の世間からのイメージへの「オレは違うぞ!」というカウンターを放ったように感じた。またそう思うと「昔は歌が下手な人が歌番組に出場するのは変だと思っていた」みたいなアンチ発言も通してキムタクって凄く自分の立場を客観的に見ている人だし、「求められ続けるなら…」というスタンスから分かるようにSMAP解散時に世間から裏切り者扱いされてバッシングされた時は本当に辛かったんだろうなという事も改めて感じました。

 

最後に…

今回のインタビューはいつもなら「ある監督のある作品」みたいにボヤかされる作品名をシッカリと提示したり、「検察側の罪人」でキムタクのアドリブだと報道されているのが実は準備稿にあったけど決定稿では削除されていたのをキムタクが再び持ち出した監督とキムタクのアンサンブルの結果だったという事実が知れたり、キムタクが「いや、ビビってはいないすっよ。言ってノーって言われるのやじゃね?」みたいな発言から人間らしさなども感じられてとても充実したモノでした。

「武士の一分」の演技のアプローチの仕方の裏話も凄く面白かったので、もし次があるのなら各作品毎に2人に振り返って貰いたいです。

「検察側の罪人」は8月24日(金)公開です。

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