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祝!「コンフィデンスマンJP」映画化決定!視聴率がイマイチでもヒットする映画の法則とは!?

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祝!「コンフィデンスマンJP」映画化決定!

長澤まさみ主演の月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」の映画化が決定した!まぁ、放送当初から週刊誌で「映画化は内定済み」という報道がされてたからそこまで意外性はなかったが、いざ公式発表されれば盛り上がるのがミーハーな性分。「めでたいな!めでたいな!」と言いたいところだが、本作の視聴率は最終回前にして1度も二桁に届いておらずハッキリ言って微妙な数字だ。この視聴率だと映画はビジネス的に大丈夫なのかと不安になるファンも多いと思います。

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月9ドラマの映画化で1番ヒットしたのは元SMAPの木村拓哉主演の「HERO(2007)」で興行収入は81.5億円です。フジテレビ的には実写邦画の日本記録を塗り替えるつもりだったので、結果的に興行収入100億円を突破しなかったことなどから少し期待外れの興行だったという話も聞きますが日本映画の中ではトップレベルの興行のです。ただ本作のテレビドラマの平均視聴率は34.3%と月9史上最高視聴率を記録している作品なので、「コンフィデンスマンJP」の興行を心配する人からは「そりゃそんだけ視聴率取れてれば映画も大ヒットするよ!」と指摘しかねません。

当たり前ですが、高視聴率ドラマの映画は大ヒットするケースが多く低視聴率ドラマは映画が大コケするケースが多いです。それは元々のファンの母数が違うので否定できないことです。ただ視聴率がイマイチだったドラマの映画版が大ヒットをするケースは意外と多いです。

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同じく月9なら小栗旬主演の「信長協奏曲」で興行収入は46.1億円の大ヒットを記録しています。しかし本作は月9史上初の時代劇作品として月9史上トップクラスの製作費を注ぎ込んだにも関わらず平均視聴率は12.5%で、最終回の視聴率は番組ワースト2の10.7%と振るわなかった。またドラマの最終回が1年後の映画版に続くというオチで不満に思った人が多いというネットニュースのネタにされていました。しかし蓋を開ければ興行収入46.1億円の大ヒット。

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これは「信長」の1クール前に放送され平均視聴率21.3%の高視聴率を記録した「HERO(第2期)」の映画版「HERO(2015)」の興行収入46.7億円に肉薄しています。視聴率では大きく離された「信長」でしたが、興行収入ではほぼ対等の結果を出せたのです。それどころか「信長」は1月公開で「HERO(2015)」が夏休み公開ということを考えれば「信長」の興行収入の凄さは際立ちます。まぁ、現代劇である「HERO」の方が製作費は安いと思うので費用対効果では「HERO」に軍配が上がるのでしょうが、視聴率がイマイチでもヒットするドラマの映画版は思いの外あるのです。

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例えとしてここで「踊る大捜査線」を挙げるのはズルイかもしれませんが「踊る」だって、平均視聴率は18.2%と当時の水準を考えれば平凡な数字で、あまりテレビドラマの劇場版が一般化されてない時代だったこともありフジテレビは不安を隠せなかった。ただ劇場版の1作目は興行収入101.0億円と当時の実写邦画歴代2位を記録して、劇場版の2作目に至っては最終興行173.5億円と現在でも実写邦画の1位を維持する程のメガヒット作品になりました。

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またドラマから映画化の流れを1番経験してるのは堤幸彦監督だと思いますが、彼の作品も視聴率がイマイチでも映画興行になると「踊る」レベルのメガヒットとは言わずともかなり強さを見せます。というより日本映画は興行収入10億円を超えれば余程の超大作(最近なら「ジョジョ」や「ハガレン」など)でもない限り基本的に赤字になることはありません。また15億円を超えればヒット作品だと考えていいのです。その観点からいくと堤幸彦監督作品は視聴率の割に本当に強い。例えば「ケイゾク」の平均視聴率は13.9%と今ならヒット作品ですが、当時としてはイマイチです。でも映画は12.5億円のヒット作品になった。

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「トリック」の劇場版だって1作目の時は深夜ドラマとしては平均視聴率10.6%のヒット作品だったとはいえ、所詮深夜ドラマは深夜ドラマです。深夜に少し人気が取れたからと言って劇場版というドーム興行で同じだけのパフォーマンスが発揮出来るかと問われれば未知数だったと思います。しかし興行収入12.9億円のヒットを記録して、その後連続ドラマはゴールデンタイムの放送に格上げになり平均視聴率15.6%のヒットを記録して、劇場版2作目は興行収入21.0億円の大ヒットを記録します。

トリック劇場版

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「SPEC」も連続ドラマの平均視聴率は10.5%とイマイチで、映画公開前のスペシャルドラマは「翔」が10.7%で「零」が8.5%と大コケで始末書案件だった。ただ映画は興行収入27.5億円の大ヒットを記録し、ソフトや配信サービスでの売り上げもブッチギリでテレビドラマのマイナスを余裕でカバー出来た。

では、視聴率がイマイチでも映画は大ヒットする法則とは!?それはどれだけ熱心なファンが付いているか。「踊る」も堤作品も劇中に小ネタが散りばめられていて魅力的なキャラクターが揃っているから熱狂的なファンが付きやすいということ。そしてイヤらしい言い方をすると熱狂的なファンはお金を落としやすい。つまり映画みたいなイベント興行は盛り上がりやすい傾向にある。思い入れのあるクラスの同窓会はなんとしても参加したいという気持ちと同じだろう。一昔前に「視聴率1%=100万人の法則」みたいのがありましたが、テレビの視聴率で1%は大コケですが、映画興行で人口の1%が劇場で鑑賞してくれたらチケットアベレージの違いで正確な数字は出せませんが約13億円くらいのヒット作品になる。2%くれば約25億円の大ヒットになる。3%もくれば約40億円と年間トップクラスの大ヒットになる。つまり映画興行はテレビドラマのファンの一部が劇場に来てくれれば大ヒットになる。かつてテレビ局主導の映画が大ヒットしたのはテレビの宣伝のお陰と揶揄されていたが、視聴率20%を取っていたバラエティに出演して番宣していたのだからその効果は絶大だっただろう。

話が逸れてしまったが、「コンフィデンスマンJP」は毎週Twitterのトレンドのトップに上がり、放送後は小ネタの話題に盛り上がっている。リアルタイムで盛り上がっている人や録画などの後追いで盛り上がっている人の熱量がホンモノなら映画が大コケすることはあり得ないだろう。つまり視聴率という母数の中にどれだけ濃いファンがいるかが重要なのだ。ただし映画興行は水モノ。公開時期や対抗作品なども大きく影響してしまう。結局は蓋を開けてみるまで結果は分からない。ただ視聴率がイマイチでも大ヒットした作品は意外と多いという事が伝えたかったです。ただ普通は視聴率がイマイチだったら映画化しないから、視聴率がイマイチでも映画化した作品って大抵ソフトが凄く売れたとか、レンタルの回転率が高かったとか動画配信のセールスが記録的だったとか視聴率とは違う軸で何かしら結果を出している場合が多いからヒットしやすい傾向はあるのかもしれないけど… 

 

おまけ1

エイプリルフールズ

古沢良太脚本の「エイプリルフールズ」の興行収入は9.2億円。

ミックス。

「ミックス」は14.9億円とオリジナル作品で結果を残している。キャストの力も大きいけと思うけど脚本家としてのブランド力もしっかりとあると感じる。日本で脚本家の名前で客が入るのは三谷幸喜くらいだと思ってたけど、古沢良太もブランド力をしっかりと築き上げてきた。両者ともフジテレビ映画で活躍しているが、やはりフジテレビのブランドを作る力はズバ抜けているのかもしれない。「コンフィデンスマンJP」もヒットする希望が見える。

 

おまけ2

映画化を前提に制作したテレビドラマの末路

海猿

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フジテレビの大ヒットシリーズだったけど原作者とのトラブルで終わったシリーズ。本作は「映画→連ドラ→映画シリーズ3作品」と面倒くさい構成のシリーズ。映画第2弾公開前の連ドラの平均視聴率は13.2%で当時としてはイマイチだった為劇場版の大コケを不安視されたが、1作目の興行収入17.4億円を大きく上回る71.0億円か大ヒットになった。テレビの力って凄い!シリーズを重ねる度に作品のクオリティが向上してたシリーズだけに、原作者とのトラブルで打ち切りになったのは余りにも残念。信頼関係は本当に大切だ。

外交官 黒田康作

アンダルシア 女神の報復 

フジテレビが「踊る大捜査線」に続く大ヒットシリーズにしようと目論んだシリーズ。こちらも「映画→連ドラ→映画2」という順番。このシリーズは映画の1作目の興行収入が36.5億円と期待値に届かなかったにも関わらず連ドラ化と映画第2弾の企画を強行。連ドラの平均視聴率は10.1%とコケて、映画第2弾も興行収入18.8億円と大予算を投下した割には冴えない結果となった。映画第2弾は普通に面白いんだけどね… 1作目のマイナスイメージが強すぎた… 少し勿体無いと感じたシリーズ。

スシ王子

【映画パンフレット】 『銀幕版 スシ王子! ?ニューヨークへ行く?』 監督:堤幸彦.出演:堂本光一.中丸雄一.釈由美子.石原さとみ.太田莉菜

堤幸彦監督とテレビ朝日が第2の「トリック」を目論んで制作したドラマ。連ドラと映画を同時制作する事が話題になったが、連ドラの平均視聴率が7.5%とコケてそのまま映画も興行収入3.65億円と大コケした。ダメな時はトコトンダメな堤幸彦監督。個人的には思いっきりハードルを下げて観た分そこそこ面白かった思い出。

神の舌を持つ男

RANMARU 神の舌を持つ男

こちらも堤幸彦監督作品で、「ケイゾク」「SPEC」など数々の堤作品をプロデュースしてきた植田博樹さんとのタッグ作品。「男はつらいよ」シリーズのような全国の温泉地を回って恋人を探すミステリーコメディ映画を目指したが、連ドラが平均視聴率5.6%と大爆死。しかし劇場版の撮影は既に始まっていたのでお蔵入りにすることも出来ず… 採算が取れないと踏んだTBSが製作委員会から降りるなどゴタゴタが続いた作品。興行収入は1億円と目標の12億円を大きく下回り製作費の回収も難しかった。個人的に映画は結構好きだけどね… 連ドラはイマイチだったけど…

というわけで、劇場版を前提にしたテレビドラマは「海猿」以外は余り結果を出していないという感じですが「コンフィデンスマンJP」はどっちに転ぶのか!?キャラ人気はあると思いますが、「海猿」みたいにスクリーンで見てこそのディザスターシーンがあるわけでもないので… 今から楽しみです。

HEAT DVD-BOX

ちなみにEXILE・AKIRA主演の劇場版を前提にしたドラマ「HEAT」は最低視聴率2.8%で大爆死して映画化は白紙になった。