「キングスマン:ゴールデン・サークル」は楽しかったけど前作ほどのケレン味は感じられず…

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今回は「キングスマン:ゴールデン・サークル」の感想を語ります。

 

観る前の期待度

キングスマン(字幕版)

前作「キングスマン」は「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」や「007/スペクター」などスパイ映画の当たり年と言われた2015年に公開された1本でした。個人的には「ローグ・ネイション」のが好きで「キングスマン」は面白かったけどノレない所も多かったという面倒くさい感想を持ってました。今観るとまた評価も変わってるかもしれないので多くは語りませんが…

まぁ、続編がやるとなれば観ようと思えるくらいには楽しかったくらいのテンションでした。

  

観た後のネタバレ感想

評価:★★★

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「う〜ん、前作は熱狂的なファンが多かったけど自分は普通に楽しかったくらいだし、その熱狂的なファンも続編のテンションはあまり高くないし… 上映時間も140分もあって長いな…」なんてネガティブな事ばかり考えて観始めたら本作でしたが、いきなりのカーアクションでテンションが超上がりました!メチャクチャ楽しい!まぁ、前作を復習してなかったので最初はチャーリーのこと忘れてたんですけどね…

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本作の敵の美魔女はとても魅力的。

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男を肉をプレス機にかけさせ、

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ミンチされた肉が出てくるシーンは個人的にツボ。

スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師(字幕版)

ティム・バートンとジョニーデップが組んだ人肉パイを作るミュージカル映画「スウィーニー・トッド」を思い出しました。

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その後、その人肉で作ったハンバーガーをプレス機にかけさせた男に喰わせるシーンも最高!あんな顔で見られたら喰わない訳にはいかない彼にとってはキツイシーンなんだけど、目の前にはプレス機から足を出したままの男の死体があるという状況もシュールで面白い!

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咀嚼音も堪らなかった!出来ればミンチ仕切れなかった歯とか身につけてた金属とか出てきたらもっと良かった… でもこの一連のハンバーガーのシーンは個人的に本シリーズで一番好き。

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前作で頭を打ち抜かれて死んだと思われていたハリーは「アルファ・ジェル」という流石にやり過ぎだろうとツッコミを入れない人はいないだろうと思えるスパイグッズで生きていたが個人的にコレはアリ。

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ロープウェイを360度回転させるのが、タブレットの画面をタッチしながら回す手動式だったのも笑った。

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地雷を踏んだ後に凍らせて3秒間爆発を阻止できるスパイグッズが登場した時は、「重りも用意しとけよ!」と思ってしまったが、その後に「カントリーロード」を歌う姿を物凄くカッコよくて、感動したから良かった。この佇まいは本当に憧れる!

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麻薬に毒物を仕込み人質を取るという作戦も良かった。その説明シーンも分かりやすかった。また大統領が用意した1人用の縦に長い牢屋を積み重ねていくビジュアルも個人的に物凄く好き。

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この犬のビジュアルもカッコいい。後半のハリーとの戦いでいきなりエルトン・ジョンが出てきて「友達認定」されてるから抑えない!みたいなやり取りはつい笑ってしまった。ただ「ハリーがボウリングのボールで殴るよりエルトン・ジョンが殴った方が良くないか?」と思ったり…

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クライマックスのガジェット使いまくりのアクションシーンは音楽の使い方を含めてテンションは上がるが、何故か真顔で観ている自分がいたり… 楽しかったんだけどね… 何でだろう? 上映時間が長すぎるのかな?この手の「B級スパイアクション」はやはり120分以内にコンパクトにまとめてあった方が楽しめる気がする。

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また何より残念だったのは前作の「教会での大虐殺シーン」や「威風堂々の音楽と共に敵のクビが花火のように吹っ飛ぶ」など「ここまで来るか!」といった遣り過ぎとも取れる過剰で印象的なケレン味溢れるシーンがなかったことだ。個人的にはストーリーラインは続編のが好きだったが、続編のアクションは普通に楽しかった程度で「キングスマン」だからこそのアクションには達してなかった印象だ。これは昨年の「無限の住人」の時も思ったが… もっと出来たのではないか?カルト的人気を得た作品の続編でありがちな監督交代からのパワーダウンではなく、同じ監督がメガホンを取っているのにも関わらずこのような本作の良さが薄まってしまった結果になってしまったのは寂しい。

後半はグチっぽくなってきましたが、楽しい作品ではあると思うので前作が楽しかった人にはハードルを下げて鑑賞することがオススメです!普通に楽しい映画ですよ!「1作目楽しかったけど、2作目評判イマイチだからスルーでいいや」くらいの人は本当に観て損はない映画であることは間違いないと思います!

  

おまけ

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実は前作「キングスマン」は「20世紀フォックス」の判断で日本での劇場公開はスルーされる予定だった。しかしこれを劇場公開しないのは勿体ないと本作に目をつけた「KADOKAWA」が本作の配給権を取得して劇場公開に漕ぎ着けることが出来た。結果的にR指定にも関わらず口コミで評判を呼び興行収入9.8億円と10億円に迫るロングランヒットを記録した。

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思いがけない拾い物をした「KADOKAWA」だったが、続編の公開の配給には携わっていない。何故なら本来の配給もとである「20世紀フォックス」が続編の配給をしたからだ。結果的に前作を大幅に上回るスクリーン数で封切った続編は興行収入17億円を超える大ヒットになった。元々は「20世紀フォックス」の作品だったとはいえ、日本では埋もれかけていた映画をリスクを背負って配給した「KADOKAWA」から儲けられると分かった瞬間に「20世紀フォックス」が横から奪い去った感が凄くしてしまう。もちろん「20世紀フォックス」には何の罪はなく当たり前の権利を施行しているだけだが… 複雑な気持ちにさせられる配給事情でした…