スポンサーリンク

「コンフィデンスマンJP」の第4話のミスリードは最早ミスリードではなく詐欺だ!

スポンサーリンク

f:id:junk-weed:20180426185946j:image

[注意]このエントリーには「コンフィデンスマンJP」の第2〜4話と「リーガルハイ」シーズン2のオチに触れています。

長澤まさみ主演の月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」が4話目まで放送された。長澤まさみの振り切った演技は面白いし、小日向さんも東出さんも魅力的で3人の掛け合いは面白い。のだが… 今回放送の4話目はイマイチだった…

しかし第2話・第3話は面白かった。正直第1話が微妙に感じた分、2話目・3話目が面白くて何故1話目にあのエピソードを持ってきたのだ?と不満に思ったくらいだ。

f:id:junk-weed:20180426190211j:image

個人的に良かったのが2話目の悪役も、

f:id:junk-weed:20180426190209j:image

3話目の悪役も金に汚い悪役のように描かれながら最後主人公にお金を騙し取られドン底に落とされても彼・彼女らは確実に底から這い上がってくるであろう泥臭く、純粋な部分を見せつけてきてエンディングを迎えたところだ。

f:id:junk-weed:20180426190206j:image

そして3話目では悪役に食い物にされた美大生がラストでちゃっかりと自身のカラダを使って絵を売りつている姿を映して、加害者(悪役)だと思われてた方は意外と純粋で泥臭い精神を持って不器用に生きてたけど被害者だと思ってた方は意外と人生を器用に生きてたりするよね…と感じさせるラストが良かった。これは「リーガルハイ」でもよくあったお決まりのパターンだ。

f:id:junk-weed:20180430235851j:image

古沢良太さんの脚本でもう1つあるパターンは勧善懲悪系だ。徹底的な悪を断罪する時代劇によくあるパターンで、本ドラマだと第1話と第4話はこのパターンに当てはまる。そして第1話の江口洋介が完全な悪を演じて勧善懲悪として楽しめたが、第4話は勧善懲悪系の「時代劇」をイメージさせながらも悪役として小物すぎ、可愛らしさもありイマイチスカッとしない。ただこれは個人的に少し感じた部分で特別問題にする所ではない。

f:id:junk-weed:20180501001349j:image

4話目の最大の問題は意外性のあるオチを求めるばかり、ミスリードが既にミスリードではなく作品のテーマ同様に詐欺に近いことだ。佐野史郎はラストで長澤まさみではなく東出さん演じる映画監督の方に気があったゲイだということが判明する。しかしそこに辿り着くまでのミスリードである長澤まさみに気があるのではないかというフリが最早ミスリードの域を越している。そして結局何故あそこまで映画に出資することを渋った悪役が映画に急に出資することを決意したのかがウヤムヤのまま物語は幕を閉じてしまう。重箱の隅をつつくようなイチャモンと取る人も多いと思うが、脚本をウリにしてる作品なのだからツメの甘さを感じずにはいられない。そしてツメが甘いからオチを知ってから見返すと「アレ?このシーンあのオチから逆算して考えるとおかしくね?」という現象が起きてしまっている。意外なオチを求めるばかりに作品を破綻させてしまっているのだ。

ちなみに「リーガルハイ」のシーズン2もラストで岡田将生はガッキーのことが好きだと思わせといて本当は堺雅人の方が好きだった!というオチが存在する。その時は岡田将生が大事そうに見つめていたガッキーがメインの写真の全てに小さく隅っこに堺雅人が写り込んでいてそれを眺めてウットリしていたというミスリードだったが、ミスリードはそれくらいに収めておいて欲しい。ただ第4話の映画の上映会で偽装が判明する件は面白かったので、次回以降も期待してます。

 

おまけ

第4話のラストのテレビに医療ドラマが映り込んでいたが、次回の医者の内容とリンクしている。第3話でも第4話で登場する「うなぎカレー」の缶詰が映っていたから、もしかしたら次の話に登場するキーワードが前の回に登場しているのかもしれない。こういう小ネタは面白い。