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「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」はトムのキャリアを復活させた傑作だ!

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ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル(吹替版)

4月29日(日)にテレビ朝日でトム・クルーズ主演の「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」が放送されます。昨年「日曜洋画劇場」の枠を廃止したテレビ朝日でしたが、洋画放送としては一昨年の12月以来と約1年5ヶ月ぶりの放送となります。

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しかしこのメンツの中にいるトム・クルーズの違和感はスゴいですね…

本作は世界興行収入約6億9400万ドルでトム・クルーズ映画史上No. 1ヒット作品となっています。「さすがトム!」といった感じですが公開前、トムのキャリアは結構ボロボロでした…

時は遡り2006年にトムは本作の前作にあたる「M:i:III」を公開しています。

M:i:III(吹替版)

この作品は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」などのJ・J・エイブラムス監督の初映画監督作品で、今の彼の実績を考えるば映画の世界に引き込んだトムの功績はとても大きいです。

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しかし当時のアメリカではトムのバラエティでのソファの上での奇行(日本で例えると少し違うけどエリカ様の「別に…」にみたいなの)や宗教問題など様々な事が原因でネガティブなイメージがついていた時期で製作費1億5000万ドルに対してアメリカでの興行収入は前作から約8000万ドルダウンの約1億3400万ドルと制作費を回収できない結果に終わります。世界興行収入も約3億9700万ドルと物足りない数字でした。

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日本では東京 - 新大阪間の新幹線「のぞみ」を借り切った来日キャンペーンを約3000万円かけて行うという親日家振りをアピールしたこともあって興行収入51.5億円の大ヒットを記録しましたが世界的にはイマイチな結果に終わります。

ワルキューレ Blu-ray

その後2008年公開の「ワルキューレ」はそこそこのヒット作になるもののサイエントロジーという宗教団体の重要なメンバーであるトムがカトリック教徒であったシュタウフェンベルクを演じることに対してドイツを中心に不快感を覚える人が多かった。

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ちなみに本作の来日時にトムは「スマスマ」に出演してくれて、ビストロラストのタモさん同様引き分けの判定を下した。

トロピック・サンダー/史上最低の作戦 (字幕版)

ただ同じ年にベン・スティラー監督の「トロピック・サンダー/史上最低の作戦」という作品で、

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ハゲでメタボでキレた中年プロデューサーを演じるなど演技の幅の広さを見せつけたりもした。日本でもキムタクや織田裕二の人気が少し下がってくると「え!?こんな仕事もやるの!?」と仕事を引き受けてインパクトを残すがそれと同じことだろう。

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もちろんこれはトム・クルーズからのベン・スティラーへの友情の表しでもあるが… というか友情の表しが一番である。

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だってトムはベンがハリウッドに殿堂入りした時に急遽祝福に駆けつけるほどの仲だからなのだ!ただこの写真を見るとどっちが殿堂入りしたのかと疑問に思ってしまう!ベンはもう少しくらい笑おうよ…

ナイト&デイ (字幕版)

話が逸れたがトムのキャリアのピンチを決定的にしたのは2010年にキャメロン・ディアスと組んだ「ナイト&デイ」だ。この作品は製作費が1億1700万ドルで2大スター共演映画と大々的にプロモーションをかけたが、アメリカでのオープニング興行は約380万ドルとトム主演のアクション映画20年の歴史の中でワースト記録を作り出してしまうほどの大惨敗だった。そして海外メディアはこの失敗の原因をトム・クルーズの人気が落ちてきたせいであると報じられついにトムの終わったスターという烙印を押されてしまう。昨年キムタクが「無限の住人」の大コケで「キムタクは終わった」とやたらネットニュースに書かれていたがそれと同じだ。

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ちなみに本作の来日時はキャメロン・ディアスと一緒に「しゃべくり007 」と「VS嵐」に出演してくれた!世界的にはコケてしまった本作だけど日本では興行収入23.1億円のヒットになりました。個人的にはトムらしさ全開の作品で結構面白かったがどこか今までのトム主演作品のセルフパロディのような映画でガッカリした人の気持ちも分からなくはない。

Mr.インクレディブル (吹替版)

レミーのおいしいレストラン (吹替版)

ただキャリア的にピンチに陥ったトムは起死回生を狙います。どうすればもう一度ヒット作を出せるのか?そう考えた結果トムは「ミッション・インポッシブル 」の最新作に本シリーズ最大の欠点だった物語の奥行きのなさをカバーすべく「Mr.インクレディブル」「レミーのおいしいレストラン」の2作品でアカデミー賞を獲得したブラッド・バードに監督をオファー。この人選により物語の奥行きのなさが弱点だった本シリーズの物語に奥行きが出て深みのあるエンターテイメントへと昇華することに成功します。

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しかしここで他人頼りだけにならないのがトムのスゴさ。どうすれば観客は楽しんでくれるのか?どうすれば映画館に多くの人が足を運んでくれるのか?その考えの結果トムは世界一高いビル「ブルジュ・ハリファ」にノースタントで挑むことを決めます。

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ここでブルジュ・ハリファについて説明するとドバイにある高さ828メートルのビルでその高さは世界一を誇ります。スカイツリーの高さが634メートルなのでそれより約200メートル高いと考えればその高さのレベルが伝わると思います。

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ちなみに2015年の大みそかにこのタワーの隣の高層ビルが火事になりました。

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煙りが物凄く掛かっています。

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そんな隣のビルが一大事の時にこのタワーはカウントダウンの花火を盛大に打ち上げます。

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2016年のドバイの幕開けは火事の隣で花火を打ち上げるというシュールなものでした。まさに「打ち上げ花火下から見るか?横から見るか?」状態ですね!

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話が逸れたがトムはこんなヤバいビルを使ったアクションをノースタントでこなしたのだ!上の画像のビルから飛び降りるシーンは普通ならグリーンバックを使って後からドバイの映像をCG合成するのが普通のやり方だ。

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しかしトムは実際のビルから飛び降りてみせる。彼が使ったCG処理は命綱のワイヤーを消すためだけだ。ガチで映画に命を賭ける男、それがトム・クルーズだ。このメイキング映像はyoutubeに公式のものが上がっているから下にリンクを貼っとくので興味のある人は見てください。

1分18秒の動画なのでそんなに時間は取りません。

シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム (吹替版)

そんなトムが命を懸けて臨んだ本作ですが、配給会社の期待度はそこまで高くなかった。その証拠に当初予定していた公開日にロバート・ダウニーJr.主演の「シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム」が公開されると知ると客層が被ることを恐れて公開日を1週間後ろ倒しにした(正確にはIMAX版のみ当初の予定日に封切り拡大公開を後ろ倒しにした)。しかしいざ公開されれば批評家からのレビューで「シリーズ最高傑作!」と評されアメリカだけの興行収入は約2億0900万ドルの大ヒットになった。まさにトム・クルーズのキャリア完全復活作品となったのだ!これがウケたからなのかこの先のトム映画はノースタントを売りにした作品が多くなる。その話はまた別の時にまとめたい。

今年の8月にシリーズ最新作も公開されるが、これからのトムの活動も楽しみだ。ただ呉々も命だけは落とさないで欲しい。