「レディ・プレイヤー1」はとにかく破茶滅茶で最高の初体験に溢れている![スティーブン・スピルバーグ]

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スティーブン・スピルバーグ最新作「レディ・プレイヤー1」を観てきました!今回は本作の感想を書きたいと思います。

 

観る前の期待度

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本作は「ゲームウォーズ」というアーネスト・クラインによる小説を映画化した作品ですが自分は原作を読んでいません。しかしVRでゲームの中に入ら映画と聞き特報でのVFXをふんだんに使って描かれた車が何台もスピンする映像や巨大な鉄球で地面が抉られて車が吹っ飛ぶアクションは観てて気持ちよかったし、

CMでの「最高の初体験」というキャッチコピーと、

車を追いかけるティラノサウルスの映像に「劇場がテーマパークに!」というキャッチコピーを見せつけられたら何か自分の想像を遥かに超えた作品になっているのではと物凄く惹きつけられてかなりの期待度で劇場に向かいました。

 

観た後のネタバレ感想

評価:★★★★★(5段階)

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最高に楽しい映画でした!

本作のストーリーは2045年の近未来が舞台で、経済は破綻寸前で現実逃避したくなる世界。そんな世界の人々はVRの世界「OASIS(オアシス)」に夢中になっていたが、ある日、オアシスの開発によって巨万の富を築いた大富豪のジェームズ・ハリデーが死去し、オアシスの隠された3つの謎を解明した者に、莫大な遺産とオアシスの運営権を明け渡すというメッセージが発信されたことで世界中の人々が謎解きに躍起するというもの。

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ゲームの中に入って大冒険という作品だと最近「ジュマンジ ウェルカム・トゥ・ジャングル」があったけど、

サマーウォーズ スタンダード・エディション [Blu-ray]

本作はどちらかという「サマーウォーズ」の設定に近い。もちろん本作はあっちのようにパソコンのキーボードをカタカタ叩いて戦闘しないし、大家族が力を合わせてみたいな内容ではないが…

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「オアシス」の話をするととにかくVFXをふんだんに使った世界観でとにかく楽しかった。冒頭の「オアシス」の説明は心底ワクワクしたし、第1の鍵の為のレースシーンの破茶滅茶感は最高だった。

シャイニング (字幕版)

予告編では全く匂わされてなかった「シャイニング」の映画に入るシーンは普通に怖くてビックリ!ネタを知っているからこそニヤけられていたが、もし「シャイニング」を観てなかったら怖くて劇場で震えていただろう。そして「シャイニング」を擬似的では劇場のスクリーンと音響で楽しむ経験が出来て良かった。家で見るとどうしても音は常識の範囲内に収めてしまうしね!

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クライマックスでメカゴジラが出てきてヒロインが「Mechagodzilla」と言った瞬間は心底テンションが上がり、ガンダム対メガゴジラの戦闘をスクリーンで観ている時はハリウッドが本気で作った日本のカルチャーのCGバトルを観てとにかく感動した。

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惜しむべくは「ウルトラマン」の使用感が取れなかったため代打で「アイアンジャイアント」が出演したことだ。「アイアンジャイアント」に罪は無いが、どうせならスピルバーグの手でウルトラマン対メガゴジラの映像化を実現して欲しかった… ちなみに「アイアンジャイアント」のラストの「ターミネーター2」オマージュは映画評論家の町山智浩さんのエイプリルフールのジョークかと思ったら本当にあったのね…

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本作は人間世界とヴァーチャル世界が並行して描かれるんだけど、こういう作品って大抵人間世界のパートはつまらなくて「ヴァーチャル世界をもっと観せろよ!」と思うことも多い。でも本作は人間パートもしっかりと面白くて、本当に一昔前のスピルバーグのジュブナイル映画を観ているようだった。ちなみにゲームを出た後に主人公とヒロインがキスしたのは「ジュマンジ」と被っているのも面白かった。やっぱり異世界に行くことで人は成長するんだね!

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本作で最も良かったのはヴァーチャルな世界の人間関係は引き継ぎながらも現実世界にも帰ること。他のヴァーチャルを完全否定して現実のが素晴らしいよねという老害感溢れるメッセージではなくヴァーチャルで出来た人間関係にもしっかりと価値があると提示しながら現実世界を肯定したのは見事でした。やっぱりヴァーチャル世界は現実の息抜きであり、現実に還元しないと意味ないのが現実の世界だしね!

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最後にヴァーチャル世界の彼女のビジュアルは三池崇史監督の「テラフォーマーズ」の虫人間みたいな顔で「え?これがヒロイン?」とかなり不満でしたが、現実世界の彼女はとても美しくて良かったです。

とにかく破茶滅茶で「え?ここまでやるのか!?」がいっぱいの映画体験でした!ネットでは観てない人が「どうせ寄せ集めの映画なんでしょ?」みたいに上から目線で書いてあるコメントに溢れていますがしっかりとしたストーリーラインのある作品で元ネタが分からなくて単体として楽しめる作品だと思います。オススメです!

 

おまけのこぼれ話

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集合住宅(スタック)は、

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実際にセットが作られていて中で暮らせるらしい。

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中盤の爆破シーンも、

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CGだけでなく本当に爆発させている。

E.T. (字幕版)

原作では原作ではスピルバーグ作品である「E.T.」や「インディ・ジョーンズ」も登場しているらしいが、スピルバーグは恥ずかしいのか自分の作品のキャラクターはほとんど出演させていない。

日本映画だと異世界描こうとすると「DESTINY 鎌倉ものがたり」みたいにラスト1/4くらいでしか予算的に描かないけどハリウッド映画はやっぱり金があるからVFXバリバリの異世界を思う存分描けて羨ましい。まぁ、フランス映画の「ヴァレリアン」や日中共同映画の「空海」もかなり頑張ってたけどね!