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「リメンバー・ミー」は死者と現世を繋げ止めるのはその人との思い出という感動の物語

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今回はディズニー・ピクサースタジオ最新作「リメンバー・ミー」の感想を語ります。

 

観る前の期待度

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まず自分は「ピクサー絶対主義」を宣言している人間で、映画会社でピクサー程信頼性のある会社はないと確信してます。

トイ・ストーリー3(吹替版)

そしてこの主義を断固なるものにした作品が本作と同じ監督が手掛けた「トイ・ストーリー3」でした。

ここで詳しく語りませんが、本作でオールタイムベスト級の体験をさせてもらった自分からすれば本作を期待しないわけがない!

すでに海外では興行的に大成功を収めており、先日発表されたアカデミー賞でもアニメ部門で最優秀作品賞を収めるなどその期待度はだんだん上がっていきました。

【映画パンフレット】DESTINY 鎌倉ものがたり 

また本作の予告を見ると「死者の国」と呼ばれるあの世が登場するようですが、昨年公開された山崎貴監督の「DESTINY 鎌倉ものがたり」にも「黄泉の国」と呼ばれるあの世が描かれていたので2つの作品のあの世の描写の違いなども注目して観たいなと期待度はかなり高めで映画館に足を運びました。

 

観た後のネタバレ感想

評価:★★★★★

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この作品を観る前に「アナと雪の女王 家族の思い出」という20分以上に及ぶ「アナ雪」の蛇足映像を強制的に鑑賞させられるという洗礼を受けていた自分はかなりイライラしてまして…

この短編の話は下リンクに別で書いたので興味のある人は読んでもらあると嬉しいです。

「アナ雪」の短編の洗礼でディズニーのロゴがメキシカンにアレンジされていうことにも「あざといなー」とヤサグレ態度でした。しかし本作はそんな自分の気持ちを浄化してくれる素晴らしい作品でした。

やっぱりピクサーは脚本作りが本当に上手いと再認識させてくれる作品になりました。

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主人公のミゲルはミュージシャンを夢見るギターの天才だが、ひいひいおじいちゃんが音楽をとり家族を捨てたことから音楽を禁止される家に住んでいる。

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特におばあちゃんが厳しくてこのおばあちゃんの話の通じない感じは物凄くリアル… 

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おばあちゃんにギターを壊されてしまった主人公は死者の日という日本のお盆に当たる日に伝説のミュージシャンであり自分のひいひいおじいちゃんだと思ってるデラクルスのギターを盗んでしまう。すると彼は呪いにかけられ現世の人間から認識されなくなってしまった!

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死者の日なので現世に帰ってきた先祖に連れられ死者の国に行く主人公。呪いを解く方法は家族から許しを得ることだが家族からは許す条件に二度と音楽をやらない条件をつけられてしまう。それが嫌な主人公はひいひいおじいちゃんであるデラクルスに許しを得ることを決め死者の国でデラクルスを探す旅に出る。

この死者の国のビジュアルは圧巻だ。細かいところまでしっかりと作り込まれていてとてもカラフルで観ていて楽しい。「鎌倉」の「黄泉の国」のビジュアルと同様に家が何個も積み重なっているデザインが特徴的だ。

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そこで協力してくれるのは家族が恋しいヘクターというキャラクター。

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彼により死者の国の住人は現世で自分のことを覚えてくれている人が居なくなると二度目の死が訪れる事を知る。この二度目の死の概念は「鎌倉」の「黄泉の国」の次の人生までの一時的な休息所という設定との相違点だ。まぁ、日本は輪廻転生という説が他の国より強いからかもしれないが…

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そしてヘクターはもうすぐ現世に自分を覚えてくれている人がいなくなるため消えてしまう恐れがある。だから主人公を現世に戻して自分のことを覚えて欲しいと願う。さらに死者の日に日本のお盆のように里帰りできるのは日本でいう仏壇に遺影が飾っている人限定でヘクターは飾られていないため現世に行くことが出来ない。しかしヘクターは自分が消える前に幼い頃に別れた愛する娘を思いっきり抱きしめたいと考えていたため主人公に自分の写真を飾って欲しいと頼む。

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なんとかデラクルスに辿り着く主人公。しかし彼はヘクターの音楽を盗んでおり、ヘクターの事を殺していた最悪な奴だった!そしてヘクターこそが本当の主人公のひいひいおじいちゃんだったのだ!

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そしてデラクルス最大のヒットソング「リメンバー・ミー」はヘクターが娘のために作った音楽だったことも判明!ラストは家族が力を合わせてデラクルスを懲らしめるんだけどそのラストが歌を歌いながらアクションを繰り広げるため見所満載で凄く楽しい!

モンスターズ・インク (吹替版)

ただデラクルスの追い詰め方が「モンスターズ・インク」と似てたのは少し残念… ただそれを差し引いてもお釣りがくるレベルだ!

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ラストは現世に戻れた主人公がヘクターの娘(つまり主人公のおばあちゃん)に「リメンバー・ミー」を聴かせてヘクターの記憶を呼び覚ます。このシーンは本当に感動して最近何度も言ってる気がするけどやっぱり音楽の力は偉大だなと改めて感じました。「リメンバー・ミー」の音楽は購入してウォークマンに入れたいと思ってます。

そして人間だけでなく音楽も世代を超えて語り継がれるものは良いなと思いました。実はちょうど本作を観る前に「火垂るの墓」や「かぐや姫の物語」の高橋勲監督の訃報を知ったばかりだったのでエンドクレジット後の「時を超えて私たちを支え力を与えてくれる人を決して忘れない」みたいな文章をピクサーのウォルト・ディズニーやスティーブ・ジョブズなど過去にディズニー・ピクサーに深く関わってきた故人の画像で包まれたのにも感動。それなのに後ろの人たちが「誰だよw」とか言って笑ってたのは正直「悟れよ!鈍感な奴らが!」と少し腹が立ちました。ただ吹き替え版だけについてるのかもしれないですけど2回目のやつは過去のピクサーの吹き替え声優の故人の写真なのかな?早すぎてよく分からなかったけど…

最後に本作のことを一言で表すと、

そしてこの映画を観てからは色々な人たちとの思い出を大事にしたいと思ったの加えて、自分自身が他人から忘れたいと思われる存在にならないよう恥のない人生を送りたいと思いました。ついでにデラクルスは忘れ去るより忘れられないで死者の国で永遠に冷たい扱いを受けていた方がいいような気がするとか思ったり…

余談ですが自分はこの映画を観終わった後カバンの中を見るとペットボトルの蓋が開いていてお札や金券がビショビショになってた… トホホ…

 

おまけのこぼれ話

Coco /

原題は「COCO」だけど本作は自分は日本語タイトルの「リメンバー・ミー」のが好きだなと思って監督のインタビューを読むと、

 実はピクサーも、公開前は『リメンバー・ミー』をタイトル案の一つとして考えていました。ただ、アメリカでのタイトルとしては、響きが柔らか過ぎて、センチメンタルな印象を与えてしまうとして、選ばれませんでした。また、僕自身が『ココ』という音感をとても気に入っているのと、映画を見ないと何で『ココ』なのかが分からないという、ちょっとミステリアスな部分も面白いと思ったのでこのタイトルにしました。

という理由かららしいです。

また本作は当初ピクサー初のミュージカル映画にする予定もあったそうです。