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「めちゃイケ」最終回の視聴率が10.2%で有終の美と言われてしまう寂しさ

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「めちゃイケ」の最終回の視聴率が10.2%で有終の美とYahoo!トップのニュースになっていた。果たしてこの数字で有終の美と言えるのかという疑問よりこの数字で有終の美とYahoo!トップになってしまったことに寂しさを覚える。これはそれだけ需要が落ちていたということの裏付けにもなってしまっているからだ。

さらに残念なのがこの数字は3部構成で、

第1部:7.5%

第2部:9.0%

第3部:10.2%

と出ている数字の一番いいところを切り取ったに過ぎない。もちろんこの出し方は今回の放送に限らず「めちゃイケ」のスペシャル回や「スマスマ」の最終回、「AKB48」の総選挙の数字の出し方もこの方式を使っているため普通ではあるのだが、5時間トータルででの平均は9.5%と一桁なのはやはり寂しい。

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「笑っていいとも!」のグランドフィナーレは4時間生放送で28.1%を記録してるし、

「スマスマ」のファイナルだって3部構成で、

第1部:14.1%

第2部:17.4%

第3部:23.1%

と解散ブーストこそあったがほとんど総集編の5時間で高視聴率を獲得している。

今回の最終回はわざわざ「オール新撮・総集編なし」を宣言するほど力を入れていたのに…

しかも悲しいのは瞬間最高視聴率が11.8%と平均から比べてまるで伸びていないことだ。

「いいとも」は、

平均:28.1%

瞬間:33.4%

「スマスマ」は、

平均:23.1%

瞬間:27.4%

と平均と瞬間の差は約5%ほどある。しかし「めちゃイケ」にはほとんど差がない。逆に言えば濃いファンが番組をずっと見続けてくれていたらということだがせっかくの最終回というお祭りを一瞬でも見てやろうと考えるミーハー層から全く振り向かれなかったということにもある。「楽しくなければテレビじゃない」を体現してきた番組だけに最後まで興味のない人を巻き込むお祭り騒ぎを期待したが、実際は内へ内へと閉じていく静かな最終回となってしまった。

正直言って22年間続いたフジテレビを代表するバラエティがここまで静かに終わってしまった事実がとても切なく寂しい気持ちで一杯にさせます。数年前まで「めちゃイケ」の最終回の視聴率20%突破は確実だと信じ込んでいましたからね… まさか瞬間ですら15%もいかないとはさすがに悲しくもなりますよ…

「視聴率だけで判断するんじゃねー!」という声もわかる。実際今の時代は録画が出来るだけでなく、違法ではあるがyoutubeなどのサイトにアップされるためリアルタイムで見なくても後から簡単に見ることができる。しかしかつての「めちゃイケ」はそんなのは無関係にリアルタイムで一緒にこの祭りを体感したいと思わせてくれる力があったはずだ。やはり今回の数字は「めちゃイケ」というコンテンツが飽きられてしまったことを明白にしてしまった。まさに終わるべくした終わったのだ。

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ここで少し最終回の話をしたい。最終回は基本的に初回放送と同じ船に乗り最後のスピーチをする秘密基地の場所まで移動する軸となるコントをメインに、その合間合間で放送倫理的に放送を自粛していたコーナーの復活などを挟み込むスタイルで放送された。

さらに豪華なゲストをたくさん呼び、

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ビートたけしを熱湯風呂に突き落としたり、

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中居くんを素っ裸にしたり他の番組では中々見ることができない大御所が体を張ったコントに挑戦した。ただしこのコントが自分は面白く見れた反面、面白く思えない人が増えたように思える。否、面白く思えないのではなく意図的に面白く思わない人が増えたのだ。さらにコントに対して「ヤラセ」「台本」と悪意のある表現でネット上にディスる人が増えた影響で、コントという表現方法を知らない人たちが「ヤラセだからつまらない」「台本だからつまらない」と思い込むようになっていく構造ができてしまったように思える。だから今の時代は「めちゃイケ」のような本人が本人役を演じるリアル風なコントは「ヤラセ」「台本」だからつまらないという方程式のもと楽しみ方を知らないまま舐められた目で見られてしまう。コントが「台本」だからつまらないなら映画だってドラマだって台本を演じているのだからつまらないはずなのに… そこにはコントという表現方法を認識してるかしていないかな違いも含まれているように感じる。

ここまで「めちゃイケ」を擁護するように書いたが、では最終回のコントが面白かったのかと問われれば「一定量の面白さ」に留まってしまっていたように感じた。つまり安定した面白さではあるが想像以上のことがあまり起こらないので今回のような特番という形でたまに見るぶんには面白いが毎週定期的に見たいかと問われればその質問に肯定できない自分がいる。やはり「熱湯に落とされる」「裸にされる」という面白そうな記号を並べたコントより「失敗したら失敗したまま放送する」ようなガチ感が漂う番組のがウケがいい時代なのだろう。そして多くの人が「めちゃイケ」のコントの大前提である内輪ノリの内輪の人間で無くなってしまったのも大きかったのだろう。

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さらに「めちゃイケ」最終回の最大の問題は一人一人のスピーチが長いことだ。番組に思い入れのない人はこのスピーチの長さでチャンネルを変えてしまった人も多かっただろう。生放送ではないので編集でもう少しコンパクトにまとめることはできなかったのか… もちろん各人想いの詰まったコメントではあり時折笑いも入れる工夫も見て取れたが…

「みなさん」のラストはアッサリしながらも熱いメッセージを感じただけに残念…

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ただその後にさんまさんを投入させ「長過ぎる。楽屋でやれ!」というダメ出しをさせたのは面白かったが…

ただメンバーとさんまさんの絡みはまるで危篤状態の身内の病室でその人の思い出話をしながら笑いが起きているような寂しさを放っていた…

そしてラストがさんまさんに全部笑いを持ってかれるというのもどうなのか… 面白かったんだけどさ… なんだかな… どうせ笑わせるのならさんまさん頼みではなくめちゃイケメンバーから笑わせて欲しかった… これでは結局面白かったのは「めちゃイケ」ではなく「さんまさん」という印象が残ってしまう… まぁ、あの破茶滅茶な感じが「めちゃイケ」らしさなのかもしれないが…

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また個人的にはお祭り感を出すために生放送は難しくても番組終了までの(メンバー全員が落とし穴に落とされるまでの)カウントダウンのカウンターは最終回の間くらいはずっと出していた方が刻々と過ぎる終わりまでの時間を実感させ視聴意欲も上がったと思うので残念。

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ちなみに大オチは長寿バラエティのラストでよく見る定番のものだった。

最後に「新メンバー」はいらないという意見をよく見るが、「新メンバー」が未だに「新メンバー」と呼ばれていたことに全てが詰まっていると思います。

「めちゃイケ」長い間お疲れ様でした。自分にとっては「青春」とまでは言えませんが本当に楽しい時間をありがとうございました!