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「シェイプ・オブ・ウォーター」は切なくも愛おしい愛の物語[ギレルモ・デル・トロ監督作品]

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今回はギレルモ・デル・トロ監督の「シェイプ・オブ・ウォーター」についての感想を書いていきたいです。

 

観る前の期待度

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本作は「第90回アカデミー賞」の最優秀作品賞に選ばれた作品で、映画評論家の町山智浩さんをはじめとした多くの著名人が大絶賛をしているためソコソコの期待度がありました。

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ただ観る前の不安要素の1つとして、あの2人の恋愛を観ることを耐えられるのかという心配がありました。

分かりにくいと思うので分かりやすく説明すると、映画を観ている最中に甲殻類の様な怪物と声を出せない清掃員の恋愛を映画というフィルターを外した時どう感じるのかということがノイズになってしまうのではないかとかなり不安でした。

こう説明すると自分が偏見に満ち溢れた人間と捉えられてしまいそうですが、本作に限らず「映画ではなく現実世界に本作のようなカップルが存在がしたらどう思うのか?」と思うと自分の嫌な部分が出てきて嫌になっていく問題にぶち当たってしまいます。

本作を観る前の恐怖はそこでした。

ただ本作の製作理由がデル・トロ監督が6歳の時にテレビで「大アマゾンの半魚人」を

大アマゾンの半魚人 (2D/3D) [Blu-ray]

見た時に「こんなラスト許せない!」と思い勝手に本作のオチを変えた妄想を繰り広げた案を基に制作した「オレの考えた」シリーズの映画だと知りこれは観なければと期待度が急上昇。

(自分は山崎貴監督みたいな「オレの考えた〇〇」みたいな映画が大好きなのだ!)

また自分は緑が好きなので「マトリックス」同様スクリーン全体に緑の画面が広がっていれば評価に下駄を履かせるというガバガバ評価システムを採用しています。

 

観た後の感想<以下ネタバレ注意>

評価:★★★★+(5段階評価で+は0.5点)

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美しい映像と音楽と優しい語り口調のナレーションでオープニングから引き込まれてしまいました。

やっぱりオープニングって凄く大切ですね。

特に本作みたいな「おとぎ話」だとこれから語られる切なくも美しい物語を予感させる為、オープニングの効果を一層感じさせます。

オープニングが終えるとヒロインの説明がされます。

自分は観る前からこのヒロインはギャレス・エドワーズ監督の「GODZILLA(2014)」で渡辺謙の隣で仕事をしていた女だと知っていたので、

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あの仕事を機に怪獣に恋する体質になってしまったんだなと勝手に勘違いしていました(嘘)。

すると清掃員で声が出せないキャラクターと知ってビックリ(ホントは予告で知ってた)!

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ただここから真面目な話をすると、正直このヒロインって華がない感じだし劇中でもそういう存在として語られていると思うんですけど、彼女が始めて怪物にゆで卵を手に持って見せるシーンはとてもかわいらしく映っていて一瞬ドキッとしてしまいました。

(画像がないのが残念だ…)

多分アレは怪物側からみた怪物フィルターがかかった彼女の姿なんでしょうけどアレは惚れますね。

「美女と野獣」しかり、

美女と野獣 (字幕版)

「シザーハンズ」しかり、

シザーハンズ (字幕版)

男はほぼ第一印象で女に惚れてますね!

話が逸れてしまいました。

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その後恋をした2人のイチャイチャからの逃走劇はスリルがあって良かったです。

てっきりあの施設の中でずっとイチャイチャし続けてラストで逃亡だと思ってたので予想外のスリル展開で楽しかったです。

あの協力してくれた博士の怪物を殺させない精神は「ゴジラ(1954)」にも同じ主張をする人物がいたので怪獣映画の王道なんでしょうね。

(まぁ、コッチはロシアのスパイだからだけどね…)

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ただここまで順調にきた本作ですが、その後怪物がネコを食べちゃったり画家を傷つけたりするシーンが出てきます。

ここで自分は「あぁ、とんでもないバケモノを表に出してしまった…」と数分前まで脱出を応援してたのに手のひら返しですよ。

全く自分が嫌になります。

ただ帰ってきた後に反省して画家の怪我を治したり髪の毛を復活させたシーンを観たら再度手のひら返しで怪物と彼女の愛を応援。

テリー伊藤や西川先生張りの手のひら返し芸をしてしまいました…

(ちなみにあの能力があれば一生ハゲる心配がないので安心だ。)

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2人の愛を営むシーンの中でも、お風呂のスペースを水で満杯にして下の階の映画館に水漏れさせながらもセックスするシーンなんかは良かったです。

(これも画像が用意できなくて残念…)

また観てる最中に「多分最後はこうなるんだろうなー」という予想通りに怪物は彼女を海に連れて行きますが、怪物が彼女を抱いて海に飛び込むシーンは少し熱くなりました。

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ただラストの美しいカットを観ながら「あ、ポスターのシーンだ…」なんて余計なノイズもちょっとありながらもキャッチコピー通り「切なくも 愛おしい 愛の物語」を感じら優しい気持ちなれました。

最後に一部で話題になったぼかしシーン問題ですが、物語に直接的に関係ないシーンなのであのぼかしでR-18をまぬがれ拡大公開できるのなら配給会社の判断は許容範囲なのではないかと思いました。

(なんだか一部シーンをカットしたと勘違いしている人も多いようですけど、カットはされてません。)

とても切なく愛おしく観た後は少し優しい気持ちになれる映画なのでオススメです!