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10年前(2008年)の邦画を振り返る!10年前はとにかくテレビ局製作映画が量産された時代だ!

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「10年前を振り返るシリーズ2018」(勝手に今つけたシリーズタイトル)の第2弾は邦画です。

10年前は一体どんな映画が公開されていたのかを振り返りたいと思います。

とにかく話題作はテレビ局が関わりまくってる時代です。

まず日本テレビが制作した映画を振り返ると、

崖の上のポニョ [DVD]

宮崎駿監督の「崖の上のポニョ」が興行収入155.0億円でブッチギリの大ヒットを記録しています。

この頃はテレビだけでなくどこに行っても「ポーニョ、ポーニョ、ポニョ、魚の子、青い、海から、やーてきた、ポーニョ、ポーニョ、ポニョ、膨らんだ、まん丸お腹の元気な子」みたいな歌がゲリラ的にかけられまくっていました。

これはジブリの鈴木敏夫さんによると、これは普通の映画の3倍の宣伝をかけた結果だという。

メディアが本気を出せば洗脳の域に達するようだ。

また同じ日本テレビ制作では「ポニョ」の大ヒットの熱が収まらない夏の終わりに「20世紀少年」が、

20世紀少年 -第1章- 終わりの始まり

封切られた。

本作が特徴的なのは浦沢直樹の人気漫画を総製作費60億円かけて全3部作で実写映画化したということだ。

普通映画は1作目を作ってヒットしたら続編にゴーサインを出すが、本作は仮に1作目がコケても2作目・3作目を公開しなくてはならないというとてもギャンブル要素の強い作品だった。

しかしテレビ局制作映画の強みを大きく生かした宣伝や日本テレビの映画枠である「金曜ロードショー」を巧みに利用することで大ヒットに導かれた。

さらに開局55周年で力を入れていた日本テレビは年末に「K-20 怪人二十面相・伝」を

K-20 怪人二十面相・伝

封切ります。

こちらも製作費20億円をかけたVFXアクション超大作で日本テレビはこの他にも「L change the world」など

L change the WorLd

バジェットの大きい作品を量産し次々とヒットに導きました。

(もちろん定番の「コナン」も大ヒットしています。)

次はテレビ朝日制作映画です。

テレビ朝日はゴールデンウィークにテレ朝最大のドル箱コンテンツの初映画化作品「相棒-劇場版-絶体絶命!42.195km東京ビッグシティマラソン」を

相棒 -劇場版- 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン〈通常版〉 [DVD]

封切り興行収入44.4億円の大ヒットになります。

さらにこの年のテレビ朝日のゴールデンウィーク映画は春休み公開ながらロングランヒットになっている「ドラえもん」に、毎年恒例の「クレヨンしんちゃん」も大ヒットしていてウハウハでした。

しかしとんでもない地雷作品がひとつありました。

それは堤幸彦監督の「銀幕版 スシ王子! 〜ニューヨークへ行く〜」です。

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本作は映画公開前にエピソード0の立ち位置である連続ドラマをする力の入れようだったが、連ドラ版がコケてしまったことにより映画版も大コケしてしまった。

多分テレビ朝日的には「トリック」のような大ヒット作品になって欲しいと期待したのであろう。

堤幸彦監督はこの8年後である一昨年に「RUNMARU 神の舌を持つ男」で全く同じコケかたをすることなる。

(ただしこの年堤幸彦監督は日本テレビで「20世紀少年」を封切り大ヒットさせている。)

続いてはTBSテレビ制作映画だ。

2008年はTBSテレビ映画がハジけた年といっても過言ではないだろう。

まずは興行収入77.5億円の大ヒットになった「花より団子 ファイナル」だ。

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今年本作のスピンオフ的続編である「晴れのち花」が放送されたり、小栗旬のモノマネ芸人おばたのお兄さんが「まーきの」のモノマネをしたりと10年後の今でもその影響力は計り知れない作品だ。

(ただ何故か翌年のクリスマスイブに地上波初放送時の視聴率だけ9.0%と大コケした。)

さらにこの作品あたりから「嵐」も本格的に国民的アイドルとしての認知度を上げブレイクしたようにも感じる多くの人のターニングポイントになった作品だ。

また本作で共演した井上真央と松本潤を長年交際してたなど本当にすごい作品。

(何故2人が別れたか知りたい人は「文春」で調べよう!きっと全てを教えてくれるよ!)

またTBSはこの年に「おくりびと」を公開している。

映画「おくりびと」【TBSオンデマンド】

本作は「第32回日本アカデミー賞」ほか多くの賞を受賞するだけでなく、興行的にも松竹史上歴代No. 1ヒット作になるなど批評的にも興行的にも成功を収めた作品。

本作のスゴさの象徴の1つとして公開から約半年経った25週目に週末映画動員ランキング1位を獲得するなど類を見ないロングランヒットを記録した。

地上波初放送も平均視聴率21.7%と高視聴率を叩き出した。

(ただしそれから3年後に2回目の地上波放送をすると平均視聴率3.4%と信じられないほど視聴率が下落した。)

他にも中居正広主演の「私は貝になりたい」が封切られた。

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中居正広は本作の為に髪の毛を15センチカットして人生初の丸刈りにするなど力を入れた。

ただし当時SMAPとして活動していた中居は、「SMAP×SMAP」の人気コーナー「ビストロスマップ」の司会の時は坊主でオーナーをするわけにはいかずカツラを被って司会に挑んだ。

最後はフジテレビ製作映画だ。

フジテレビはテレビ局製作映画の先駆者的立ち位置だけあって福山雅治主演の大ヒットドラマ「ガリレオ」の劇場版である「容疑者Xの献身」や

容疑者Xの献身

三谷幸喜監督作品の「ザ・マジックアワー」や

ザ・マジックアワー

綾瀬はるか主演で未だに地上波放送では高視聴率をマークする「ハッピーフライト」や

ハッピーフライト スタンダードクラス・エディション [DVD]

「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」など

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安定したヒット作品を量産していた。

またヒット作にこそならなかったが、「ホームレス中学生」など

ホームレス中学生

時代の流行に沿った作品も製作した。

個人的に「ホームレス中学生」だけ本当に忘れてて2008年の公開ラインナップに本作があった時心底懐かしさを感じた。

ただ2008年のフジテレビ製作映画で忘れてはいけないのが「少林少女」だ。

少林少女 コレクターズ・エディション [DVD]

本作は「少林サッカー」のチャウ・シンチーが、エグゼクティブプロデューサーとして参加して「踊る大捜査線」シリーズの亀山千広プロデューサーと本広克行監督の再タッグ作品。

主演には柴咲コウを迎え、脇には江口洋介・仲村トオル・岡村隆史など豪華キャストを置き、製作費10億円、宣伝費5億円をかけた超大作を製作した。

公開時はフジテレビがお祭り騒ぎで大宣伝を繰り広げたが興行収入は15.1億円と期待値には及ばなかった。

(当時イケイケだった「めちゃイケ」でも宣伝してたけど、そんな「めちゃイケ」も今年で終わり…

また本広克行監督のフィルモグラフィから抹消されることが多いガチ黒歴史的作品。

ただし地上波放送では15.9%とそこそこな数字を収める。)

また10年前からライムスター宇多丸が自身のラジオ番組で「シネマハスラー」(現「ムービーウォッチメン」)という映画コーナーを開始した。

そのコーナーでは「少林少女」を始め多くの日本映画を酷評した。

特にフジテレビ作品は「世界と亀山モデル」と命名して悪の根源とまで言い放った。

(ただし「ハッピーフライト」や「私は貝になりたい」などすべてのテレビ局製作映画を酷評したわけでない。

また亀山千広プロデュース作品も全てが悪いわけでなく良い作品もあると評している。)

ちなみに「シネマハスラー」第1弾の作品は「カンフーくん」という

カンフーくん スペシャル・エディション [DVD]

「王様のブランチ 流血事件」を起こした罪深い作品。

ちなみにそんなタマフルも今年で11年の歴史に幕を閉じるという。

皆さん10年前の作品を振り返ってみてどうでした?

次回は洋画編をお届けする予定です!