山崎貴監督の「DESTINY 鎌倉ものがたり」を観た人は黄泉の国の映像に驚いたと思います。
今回は黄泉の国の撮影裏話をまとめました。
山崎貴監督の行きたい死後の世界
黄泉の国は山崎貴監督が死んだ後に行ってみたい世界を描いたと語っています。
そのため黄泉の国は巨大な温泉街のような魂の休憩所をイメージして建物が高層ビルのように積層してる場所にしたかったといいます。
監督は中国に取材へ
鳳凰古城
— 山崎貴 (@nostoro) 2017年12月12日
黄泉の国のイメージは
ここが元になっています pic.twitter.com/ISmzu6Zhnv
山崎貴監督は中国の湖南省の鳳凰古城に一週間滞在して取材してあの世界観を創り出したと語ってました。
最近は聖地巡りなんかが流行ってるらしいですが、ここまで行くのは骨が折れそうですね。ちなみに「アバター」のパンドラのモデルもこの場所です。
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フルCGではなくミニチュア撮影
嬉しそうに写真を撮ってもらうワタシ pic.twitter.com/YB790sjw8V
— 山崎貴 (@nostoro) 2017年12月12日
また本作の黄泉の国はフルCGで描いたのではなくミニチュア撮影をしているのもビックリだ。
出演している堺雅人さんや高畑充希さんはフルCGだと思ってたので驚いていた。
まだ今のCG技術だと実在感のある反射した光などの絡み合いまで表現するには時間がかかるためミニチュア撮影にしたという。
過去の特撮技術と現在のCG技術が組み合わさっていて素晴らしいですね。
タンコロも実寸大で製作
サイズも実寸通りで、つり革・シート・網棚などの内装は現存するタンコロから借りてきたものもあり、まるでそこだけタイムスリップしたような車内に🚃✨
— 映画『DESTINY 鎌倉ものがたり』 (@kamakura1209) 2017年11月23日
山崎監督自身、電車全部を作ってしまうことは「ALWAYS」シリーズでも無く、初めての試みでした🤔#鎌倉ものがたり pic.twitter.com/Bdw2TRe6Mz
黄泉の国へ行くために使うタンコロのサイズも実寸通りで製作したという。
さらにつり革・シート・網棚などの内装は現存するタンコロから借りてきたものもあり、まるでそこだけタイムスリップしたような車内を実現している。
また電車全部を作って撮影することは「ALWAYS」シリーズでも無かったため、山崎貴監督にとって初めての試みだったという。
三途の川はナイアガラの滝
さらに黄泉の国へ行く途中にある三途の川のシーンは監督がスマホで実際に撮ったナイアガラの滝の気泡の映像を取り入れているという。
堺雅人はグリーンバックで撮影している時に淀川くらいの川を想定してたので実際の映像を観て驚いたと語ってました。
堺雅人は後半は出た気になってない
出演してる堺雅人と高畑充希は黄泉の国での撮影シーンは基本的にCG合成のためのグリーンバックでの撮影で、敵の天頭鬼の目線の指示も猫のイラストだった為、何を撮影してるか分からなくて後半は出た気になってないと語っていた。
そのため堺雅人は高畑充希と1対1の関係性に落としきってお芝居をした。
やっぱり映画は色々な工夫や苦労が詰まったものなんですね。
これからもガンバって欲しいです。
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