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2017年映画公開作品が1本も無かった堤幸彦監督[時代が変わろうとしているのか?]

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2017年は堤幸彦監督作品が1本も公開されなかった。

もちろん多くの監督が毎年映画をコンスタントに公開するわけではない。

しかし堤幸彦は2000年以降は昨年まで毎年映画を公開し続け、特に2006年以降は毎年全国規模の作品を公開し、2008年以降は多くの大作を封切ってきたヒットメーカーだった。

では何故今年は映画が公開されなかったのか?

それはやはり堤幸彦のやり方が通用しなくなったからなのか?

今回はそこを語りたい。

 

とんねるずとの関係

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堤幸彦はTBS系列のテレビで月3万円のADをしていた人だが、それでは食っていけないため内職をしていた。

そのうちの一本がとんねるずの初主演のコント番組「コラーッ!とんねるず」だった。

この番組内容は視聴者の裏をかくようなものが多い反面、視聴者もすぐ展開が読めるお約束物も多かった。

また当時の放送コードの限界に挑むような異色作も多く、当時流行していたCMやテレビドラマは必ずと言っていいほどパロディ化したという。

最終回ではフリップに視聴率のグラフを手書きで記し、視聴率が悪くなってきた事を明かして笑いを取っていたという。

この経験は後々の堤幸彦作品に大きな影響を与えることになる。

 

映画監督デビュー

バカヤロー!私、怒ってます

そしてとんねるずがステップアップするに従って堤幸彦の立場も比例して上がっていった。

その理由はとんねるずが自分たちの主演映画「そろばんずく」(森田芳光監督作品)のメイキングディレクターに堤幸彦を指名したからだ。

それをキッカケに森田芳光に気に入られた堤幸彦は映画を撮ることになる。

それがデビュー作品「バカヤロー! 私、怒ってます」というオムニバス映画の第4話「英語がなんだ」だった。

堤は映画芸術は自分には出来ないと考えていたため未完成でもいいかという気持ちで超変化球を一本撮って終わりにしようと考えていたことから効果音を入れるなどバラエティで培った経験をふんだんに生かした作品にした。

その出来の良さから当初トップバッターで上映されるはずが、トリの作品に変更になったという。

ここから堤幸彦の映画監督としての人生が始まった。

 

ヒットメーカーへ

houti 46) 邦画チラシ [金田一少年の事件簿 上海魚人伝説]堂本剛+ともさかりえ

そこからテレビドラマ「金田一少年の事件簿」で29.9%を記録する大ヒット作品を生み出し当時では珍しかったドラマからの映画化に挑戦する。

また当時は映画はフィルム撮影が当たり前だったが、ハイビジョンカメラが開発されたことで本作の半分をビデオ撮影する折衷作品で公開する挑戦に出る。

さらに映画の撮影において、監督はカメラの横で指示を出すのが常であるが、堤は別の場所にテントを設置し、その中でモニターを通して撮影の指示を出し、その場で映像を編集して俳優にも見せるやり方で撮影した。

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この撮影方法は松竹映画をよく撮る某監督など旧来の映画関係者から役者に対して失礼な行為だと非難された。

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しかし観客のほとんどはそのようなことは気にせず映画は大ヒットした。

この成功から「ケイゾク」「トリック」「SPEC」など同じドラマから映画化した作品を数々公開して大ヒットを記録してきた。

また多くのテレビのディレクターが映画監督になるキッカケにもなり日本映画界に多大な影響を与えた。

劇場版 金田一少年の事件簿 上海魚人伝説はドラマと映画の枠を壊した!? 堂本剛×堤幸彦 - Junk-weed’s Blog

 

時代の変わり目か?

RANMARU 神の舌を持つ男 ~中略~ 鬼灯デスロード編 [Blu-ray]

しかし昨年公開した「RANMARU 神の舌を持つ男」はバラエティのようなコント的笑いを入れたミステリー作品で、テレビドラマからの映画化作品と堤幸彦の十八番だったが大コケしてしまった。

またとんねるずの「とんねるずのみなさんのおかげでした」の放送終了も決まった。

やはり1つの時代が終わろうとしているのか?

確かに今はドラマもバラエティも視聴率は低迷してテレビの影響力は少なくなってきた。

そこからテレビを味方につけていた堤幸彦にも影響を及ぼしているのか?

フィルモグラフィを見れば堤幸彦監督のヒット作品の殆どがテレビ局製作映画だった。

ちなみに堤は来年早々に映画「人魚の眠る家」を撮る予定だという。

果たしてその作品で堤幸彦の映画監督としての底力を見せるのか?

それとも時代の流れには逆らえないのか?

平成が終わろうとしている今、時代は確実に進んでいる。

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