スポンサーリンク

「無限の住人」で木村拓哉が魅せた殺陣の魅力[何故人は彼と三船敏郎を重ねたがるのか?]

スポンサーリンク

無限の住人 [Blu-ray]

「無限の住人」の木村拓哉と三船敏郎を重ねたレビューをよく読む。

三船敏郎とは黒澤明監督の「七人の侍」「用心棒」などに出演していた大俳優で海外の評価も高く「世界のミフネ」と呼ばれていて、「スターウォーズ」のオビ=ワン役やダースベイダー役のオファーが来たこともあったほどの存在だ。

なぜ多くの人は木村拓哉と三船敏郎を重ねたがるのか?

今回は2人を重ねた人が語ったことをまとめていきたいきながら木村拓哉の殺陣の魅力を語りたいと思います。

七人の侍 [Blu-ray]

七人の侍 [Blu-ray]

 
用心棒 [Blu-ray]

用心棒 [Blu-ray]

 

 

ジェレミー・トーマス

f:id:junk-weed:20171125215205j:image

ジェレミー・トーマスとは「無限の住人」のプロデューサーで三池崇史監督作品に惚れ込んでの三池映画のプロデュースをするようになった海外のプロデューサーだ。

彼はウォン・カーウァイ監督の『2046』の木村拓哉の演技を観てたが、万次の演技は彼には出来ないと考えていた。

ウォン・カーウァイ スペシャルコレクション / 『2046』<=>『in the Mood for Love ~花様年華』 [DVD]
 

しかし木村拓哉が全てのシーンをスタント無しで万次を演じきった強い信念と三池崇史監督の役者が自ら演じるために与えた余白に見事に応えた木村の姿を見ることで彼の考えを改めたという。

そして世界の映画ファンがずっと待っている次の三船敏郎の役目を木村拓哉が担う可能性は十分ある思うと語った。

「木村拓哉さんは次世代の三船敏郎になる」 『無限の住人』プロデューサーが“予言”|Real Sound|リアルサウンド 映画部

 

太田光

爆笑問題の太田光といえば木村拓哉ファンで有名だ。

彼は本作を痛快オールスター娯楽時代劇と評して、チャンバラと木村拓哉が好きなら楽しめる映画だと語っていた。

またその時に木村拓哉のいいとこ取りのスター性を語る時の一人として三船敏郎の名前を出した。

※このインタビューは「無限の住人」のパンフレットで読めます。

 

大高宏雄

f:id:junk-weed:20180319143623j:image

映画ジャーナリストの大高宏雄さんも本作を評価し、木村拓哉と三船敏郎を重ねている。

f:id:junk-weed:20180319144258j:image

また本作は大コケしてしまっているが、この企画に挑戦した木村拓哉に賞賛の声を送っている。

 

本作を酷評した海外評論家

f:id:junk-weed:20171125222413j:image

あまり本作の評価の高くない海外評論家も木村拓哉の演技に対しては三船敏郎を連想したと語っている。

恐らくスクリーンの中で映える顔立ちや立ち振る舞いや野性味溢れる三船敏郎の演技と今回の万次の木村拓哉の演技を重ねたのだろう。

※この写真はこのTwitterの写真を引用しています。

Twitter

 

MIYAVI

ALL TIME BEST

また本作の主題歌を歌ったMIYAVIは黒澤明、三船敏郎などいろいろな作品がある中で「無限の住人」はある種の新しいサムライ像のある作品だと語った。

 

恐らく多くの人が「無限の住人」の中で木村拓哉と三船敏郎を重ねたのは冒頭の白黒で魅せられる殺陣のシーンだろう。

f:id:junk-weed:20171126102209j:image

確かに佇まいや剣の振り方は似ているかもしれない。

木村拓哉が三船敏郎を意識しているかは不明だがマネしようとしてマネできるものではないし、仮に意識した殺陣でないのなら生まれ持った才能なのだろう。

(もちろん彼の努力は大前提だ)

その裏付けに撮影監督は木村拓哉の殺陣は無意識に状況に応じて動きを微妙にデフォルメする事で一本調子の芝居ならず撮っていて気持ちいいと語り、「座頭市」で見せた勝新太郎の流れることのない見事な殺陣を思い出しという。

座頭市 Blu-ray BOX

座頭市 Blu-ray BOX

 

 

また冒頭のモノクロ映像で描かれた殺陣は映画の最後に撮影されたものでSMAP解散騒動で世間を騒がせていた時期と重なる。(2016年1月)

さらに今まで効き目である右目を潰して撮影していたため両目を開けて撮影するのも初めてだった。

ここで三池崇史監督は木村拓哉のSMAP解散や今まで効き目を潰されてしか演技できなかったことへのフラストレーションを全てをぶつけたアクションシーンを期待して殺陣を木村拓哉に自由任せたという。

その狙い通りに木村拓哉は全てのフラストレーションをアクションにぶつける事で昇華する事で誰もがスカッとできるシーンが完成した。

もともと絶対死ねない万次役とアイドルとして死ぬことができない木村拓哉の重なりによりオファーされた役だったが、SMAP解散により万次と木村拓哉の重なりがより強くなり、フラストレーションが頂点に達した時に右目を解放して自由に殺陣をやらせてもらったことで冒頭のシーンが生まれたかと思うと皮肉でもある。

いや、三池崇史と木村拓哉の2人が逆境まで味方に変えたと考えるべきか…

 

兎にも角にも色々な条件が重なりながら撮影された「無限の住人」の殺陣のシーンは一見の価値があります!

時代劇が好きだがコミックの実写版だから観てない人や昨年のSMAP解散報道で木村拓哉のイメージがダウンして観てない人、最近の三池崇史監督作品の世評の悪さ、興行的にコケたことで観てない人がいたら勿体無いです。

また本作をきっかけに時代劇の面白さを再認識する人が増えたらいいと思います。

最後に何をなってもキムタクと言われてしまいがちな木村拓哉さんですが時代劇だけでなく今後様々な役に挑戦していくことを楽しみに期待しています!

無限の住人 ブルーレイ&DVDセット プレミアム・エディション(初回仕様/3枚組) [Blu-ray]

無限の住人 ブルーレイ&DVDセット プレミアム・エディション(初回仕様/3枚組) [Blu-ray]

 
無限の住人 [Blu-ray]

無限の住人 [Blu-ray]

 

 

おまけのこぼれ話

ジェレミー・トーマスは本作以外にも三池崇史監督の「十三人の刺客」と「一命」をプロデュースしている。

十三人の刺客<Blu-ray>通常版

十三人の刺客<Blu-ray>通常版

 
一命 【2D&3D】 プレミアム・エディション [Blu-ray]

一命 【2D&3D】 プレミアム・エディション [Blu-ray]