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久保帯人×松井優征 クリエティブの秘訣を語る対談まとめ

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ジャンプGIGA」という雑誌に載った久保帯人先生と松井優征先生の対談内容をザックリまとめました。

もし読み損ねた人がいたらここで確認してください。

 

憧れのマンガ家

読者からの質問で憧れのマンガ家は誰ですかという質問に対しての答えで、久保先生は「ゲゲゲの鬼太郎」の水木しげる先生で、初めて買った画集は水木しげる先生のものだった。

ゲゲゲの鬼太郎 全7巻セット

また周りが「キン肉マン」に夢中の時に水木しげる先生にハマって最初の頃は点描で鬼太郎のキャラや漫画を描いていた。

しかしジャンプを買い始めてから画風が変わっていった。

ゾンビや死神など日常の身近にいるかもしれないという存在をテーマにするのも水木しげる先生の影響なのかもしれない。

一方で松井先生は「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦先生で「ドラゴンボール」とかとは全く違うパターンを見せつけられて自分の中のマンガの可能性を広げてくれた作家だと語った。

ジョジョの奇妙な冒険(第3部) スターダストクルセイダーズ 文庫版 コミック 8-17巻セット (化粧ケース入り) (集英社文庫―コミック版)

また最初に読んだ回は中3のとき友達のお古で借りたジャンプに載っていた三部のイギー対ペットショップ戦で普段漫画を読むことを親から禁じられていた松井先生は荒木先生の作風に衝撃を喰らったが、イギーをジョジョだと勘違いした。

 また久保先生も松井先生も共通して「こち亀」の秋本治先生を尊敬している。

こちら葛飾区亀有公園前派出所 200 特装版 40周年記念 (ジャンプコミックス)

自分たちが連載を始めてから健康を維持し続ける秋元先生のスゴさを実感させられたからと語っていた。

 

キャラの構図やカメラワークの作り方

マンガ家独自のカッコよかったり個性的で独特の構図やカメラワークの作り方の質問に対して、久保先生は特に考えず頭の中で1話分の映像を作り上げてカメラが切り替わるタイミングで1番印象的なカットをコマに描く。

この方法に松井先生は衝撃を受けながら、自分には出来ないとコメント。

映画からの影響を受けているのかの疑問に対しては、好きな映画として「300 スリーハンドレッド」や「スナッチ」を挙げた。

ただしこれは連載が始まってから観た作品なので初期から影響を受けていたわけではない。

松井先生はネウロの時はトリック漫画なので不安感を増すために三角形のコマなどを意図的に多用していた。

ただ暗殺教室では不安感を与える必要はないのでわかりやすく伝わるコマ割りにした。

 

話はどこまで作っているのか?

どこまでも話を広げることも辞めるのも自由なように感じる週刊連載だが、一体どこまで話を作っていたのか?

久保先生は話の終わりとキャラクターの内面や関係性を考えて間の話は決めない。

そのため始まりから終わりの間はキャラクターに任せている。

反対に松井先生は設定と世界観を合わせたら1つしかないゴールが出来上がり始めから終わりまでキッチリと決めている。

連載中は全体を俯瞰しながら組み立てていく。

 

お互いの作品で「やられた」と感じた時

久保先生は「ネウロ」の1話目で推理を終えた後のネウロが犯人の動機を語っている時に興味を無くしていたシーン。

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すごいキャラを作るやつが現れたと感じたが、当時の担当に松井先生はキャラクターが作れない人だと説明された。

しかし殺せんせーを生み出したことからマグレではないことを確信した。

松井先生は死神代行消失篇でドロドロした展開の後に巻頭カラーに合わせて最高に気持ちいい展開を持ってきた時。

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ストーリーに自信があった松井先生はキャラ重視の作家として考えていた久保先生にすごいストーリーを作られて悔しかった。

銀魂」や「ONE PIECE」など長期連載にも間に異色の話を入れて読み味の違う引き出しを出してくるのが凄いと語った。

 

次回作は?

長期連載を終わらせた2人の気になる次回作についての質問に久保先生はフィギュアスケートの漫画を考えていたが、アニメでやってたので今から10年の間を開けてから連載をしようと思っている。

すでにキャラクターや世界観は出来ているから違うスポーツには変えられないし好きでもないスポーツは描けないと答えた。

松井先生は終わりの無い話を描いてみたい。

もしくは誰かに発注を受けて描いてみたい。

中途半端なゴールを決めて描き始めるとも大失敗すると思うから、なぜやるのかをはっきりさせてパッケージ・世界観・設定を作り上げて連載すれば幸せな作家生活が送れそうな気がすると語った。

 


久保先生が松井先生と対局だからこそこの対談は成り立つと語り漫画家志望の人に自分に合う方法でやればいいと語ったように、タイプの違う作家2人だからこその面白い対談だと感じた。

またその対局の2人の意見が一致するタイミングがあることも面白かった。

どちらも素晴らしい漫画を描く作家なので機会があれば読んでください!

 

久保帯人

「ZOMBIEPOWDER.」

Zombiepowder. 1 (ジャンプコミックス)

Zombiepowder. 1 (ジャンプコミックス)

 

BLEACH

 

松井優征

魔人探偵脳噛ネウロ

暗殺教室

暗殺教室 1 (ジャンプコミックス)

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