「デスノート Light up the NEW world 特別版」はカット祭り!?オリジナルと比較・金ロー特別版まとめ

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金曜ロードshowで「デスノート Light up the NEW world 特別版」がテレビ初放送されました。

特別編とは佐藤信介監督が自ら金曜ロードshowの為に編集したもので宣伝でも限定放送だということをアピールしてました。

しかし実際は、金曜ロードの放送枠約91〜94分に本編135分が収まらないために約41〜44分カットしなければいけない為の程のいい言い訳にしか聞こえませんでした。

本作は興行収入22.0億円のヒット作ですし、テレビ初放送くらいノーカットで枠拡大してもいいんじゃないのか?と感じました。

(4週連続ハリポタは枠拡大したわけですし…)

 

 

では実際オリジナルとどう違うのか?

まず、冒頭に安室奈美恵の「Dear Diary」と共に戸田恵梨香演じるミサの物語から幕を開けます。

Dear Diary

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しかしオリジナルではミサの物語は中盤からですし、音楽もミサをイメージして安室奈美恵に書き下ろされた「Fighter」という劇中歌が流されていました。

Fighter

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恐らくミサのシーンを冒頭にすることで視聴者を掴みたかったのでしょう。

その為オリジナルの冒頭にあった海外の医者がデスノートを拾うエピソードは丸々カットされてます。

他にも10年間誰ともミサは男性と付き合ってなかったエピソードなどもカットされ(公開当時は加瀬亮と破局したばかりの戸田恵梨香で現実の役者とキャラの設定の乖離が話題になりましたが…)たり、オリジナルではエンディングのとめにまでなっていた船越英一郎のシーンもほぼカットでした。(今回のとめは藤原竜也と松山ケンイチコンビでそこは良かったですし、船越のシーンはデスノのルール的に矛盾も感じられるシーンだったので別になくてもいいシーンですが…)

またミサの最期のシーンもかなりカットされていて少しガッカリしました。

そこは公開当時すごく泣けたシーンだったのでしっかりと丁寧にやってほしかった…

ラストの三島と竜崎の2人だけのやり取りのシーンでもう一度安室奈美恵の「Dear Diary」とエンドクレジットが被さる演出とかは嫌いじゃなかったです。

(自分はこの歌好きなので) 

【早期購入特典あり】Dear Diary / Fighter(Type-C)(初回生産限定盤)(B2ポスター:絵柄C付)

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最後に金曜ロードshowは、本当に映画を大切にしない枠に感じます。

以前フジテレビがアナ雪放送時にすごく叩かれてましたが、フジテレビは金曜ロードに比べれば割と映画を大事に放送する局です。

またテレビ朝日が「シン・ゴジラ」をほぼノーカットでシネマスコープサイズで放送したのと同じ週にこんな放送をするのは残念です。

(デスノもほんの一部シネスコサイズでしたが…)

今回の放送は佐藤監督が自ら編集したためそこまで違和感のある放送ではありませんでしたが、基本的にいつも本当にバッサリ切っただけでの放送が多くて残念です。

(デスノが日本テレビ製作だからという理由と安室奈美恵を押した編集にしたかったという狙いもあったと思います)

金曜ロードの枠は昔から特別版と称して邦画のダイジェスト(主に別の誰か視点でナレーションを多く入れた放送)をする局でした。

しかし今までは2部作映画や3部作映画(それこそデスノートの一作目など)が公開半年以内にタイアップ放送するための策としてか、「20世紀少年」のように一度ある程度枠を拡大して放送した後でした。

もちろんノーカットで流して欲しいのが本音ですが、日本テレビ側も色々事情があるのでしょう。

ただ特別版としてカットするにしてももう少し尺をあげても良かったんじゃないかなと思いました。

佐藤監督の演出からは限られた時間の中で少しでも良い形にしようと工夫の跡が放送から伝わってきました。

※ちなみに来週の「ALWAYS 三丁目の夕日'64」は普通にバッサリカット放送です。

追記 視聴率は8.9%を記録した。

デスノート Light up the NEW world [Blu-ray]

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おまけのこぼれ話

過去に金曜ロードショーで特別版として放送された邦画

・デスノート ディレクターズカット特別篇

DEATH NOTE デスノート (スペシャルプライス版) [Blu-ray]

後編公開前に公開から4ヶ月しか経っていないうえに、DVD発売もまだの前編を金子修介監督が特別編集しテレビ初放送した。

視聴率24.5%の高視聴率を記録し、後半の興行収入も前編の28.5億円を大きく上回る52.0億円の大ヒットとなった。

しかしフジテレビの亀山千広はこの放送に激怒した。

http://junk-weed.hatenablog.com/entry/2017/10/30/211439

 

・デスノート 逆襲の天才

DEATH NOTE デスノート ‐5th Anniversary Blu-ray Box‐

LNW公開のタイアップのためデスノート2部作を約94分にまとめ最新作からの撮り下ろし映像も加えた特別版。

視聴率は9.1%と一桁だった。

 

・本格科学冒険映画 20世紀少年 〜もう一つの第1章〜

20世紀少年 第1章 終わりの始まり [Blu-ray]

「20世紀少年 第2章」のタイアップ放送で、未公開シーンと新規撮り下ろし映像を加え編集したダイジェスト映像。

演出は木村ひさしで総監督は堤幸彦。

視聴率は18.6%と高視聴率を記録。

 

・本格科学冒険映画 20世紀少年 〜もう一つの第2章〜

20世紀少年<第2章> 最後の希望 [Blu-ray]

「20世紀少年 最終章」のタイアップ放送で、本編では描かれなかった原作の人気のカンナのカジノのエピソードをメインに第2章を語り直したアナザーストーリー。

演出は木村ひさしで、総監督は堤幸彦。

視聴率は17.5%の高視聴率を記録した。

 

・20世紀少年 特別リミックス版『サーガ』

20世紀少年 BDセット (本編BD3枚+特典DVD1枚)※初回生産限定 [Blu-ray]

20世紀少年3部作を劇場版の映像や特別版、初公開映像などを取り込み堤幸彦監修のもと再編集した作品。

視聴率は9.8%→9.7%→9.6%と不発だった。

 

・ANOTHER GANTZ

GANTZ [Blu-ray]

「GANTZ」後編公開前のタイアップ放送で、劇場版には登場しないフリーライターの視点で物語を描く特別版で佐藤信介監督が編集した。

視聴率は12.2%と微妙な数字に終わった。

 

・寄生獣 特別版

寄生獣 Blu-ray 通常版

「寄生獣 完結編」公開タイアップ放送で、前編をテレビ放送用に再編集(PG12指定を受けたシーンに配慮など→放送当時は「規制獣」と揶揄された)し、完結編の一部も加えたアナザーバージョンになっている。

山崎貴監督自ら編集を行いミギーの声として阿部サダヲの声も新規で収録した。

視聴率は10.3%とイマイチ伸び悩んだ。


・HiGH&LOW THE MOVIE 特別版 from THE RED RAIN

HiGH & LOW THE RED RAIN(豪華盤) [Blu-ray]

「HiGH&LOW THE MOVIE2」公開タイアップ放送された特別版だが、女性ナレーションをメインにアクションシーンを全てカットして放送した。

視聴率は3.8%と金ロー史上歴代最低を更新した。