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「十三人の刺客(2010)」の魅力を紹介![三池崇史監督作品]

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三池崇史監督の「十三人の刺客」の魅力を紹介します。

 

概要

時代劇映画の名作との呼び声も高い1963年公開の工藤栄一監督の『十三人の刺客』を、約半世紀の時を経て現代風に再構築した時代劇エンターテインメント巨編。
幕府の権力をわが物にするため、罪なき民衆に不条理な殺りくを繰り返す暴君・松平斉韶を暗殺するため、島田新左衛門の下に13人の刺客が集結する。斉韶のもとには新左衛門のかつての同門・鬼頭半兵衛ら総勢300人超の武士が鉄壁の布陣を敷いていたが、新左衛門には秘策があった。

 

魅力1 三池崇史が本気で挑んだ時代劇

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本作は映画黄金時代の熱を表現したいと考えていたヒットメーカー三池崇史がヒットしそうな映画ばかり作る傾向・恋愛を入れないとドラマを語れないと考えられている今の日本映画界に逆らいたいと考え、CGは極力使わないでオーソドックスに撮ると意気込み、「日本映画、完全復活」を掲げた作品。

本作は東宝配給・テレビ朝日制作の大作映画にも関わらず残虐描写が溢れるPG-12作品として公開された三池監督が本気で挑んだ時代劇なのだ。

特にだるま女のインパクトは凄まじいぞ。

 

魅力2 稲垣吾郎演じる暴君

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暴君・松平斉韶を演じたのは当時SMAPに所属していた稲垣吾郎

国民的アイドルにも関わらず、自然な誇張しない演技でレイプした女を山猿と呼び殺したり、弓矢で女子供をマトにして射ったり、食べ物をすごく汚い食べ方をしたり残虐かつ不快な描写を静かに知的に狂ったキャラクターとして見事に演じている。

ちなみに稲垣吾郎本人は撮影の現場で橋の立て看板を「斬っちゃおうかな」と呟き三池監督を驚かせたほどの殿様ぶりをみせた。

 

魅力3 ラスト50分の死闘

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キャッチコピーにもなった「ラスト50分の死闘」に偽りのない時代劇史上最長の13人と300人の大迫力のアクションが描かれる。

日本でしかできない時代劇というステージで見事にエンターテイメントとして昇華させた作品に仕上がっている。

 

おまけのこぼれ話

・製作費は推定600万ドル(約6億円)

・松平斉韶は実在の明石藩第7代藩主だが、将軍の弟でも暴君でもない。

・斉韶が家督を譲った養子の松平斉宣(なりこと)が実際の将軍の弟で暴君。

・本作では史実との違いを知った上でオリジナル作品の設定のまま撮影した。

・宿場町を再現したセットは東京ドーム20個分の広さを誇り、2億円をかけて製作された。

伊勢谷友介岸部一徳の絡みは脚本にない三池監督の現場でつけた演出。

・三池感とは撮影前にオリジナルの『十三人の刺客』を監督された工藤栄一さんのお墓参りをした。

東宝配給だがオリジナルと同じ京都の東映撮影所で撮影し、かつらなどの衣装は松竹のものを使った。

・アメリカの大手批評サイト「ロッテントマト」で批評家満足度96%、観客満足度88%とフレッシュ認定を受けている。

・「IMDb」が選んだベストサムライ映画の第20位にランクインしている。

三池崇史監督は2017年に木村拓哉と組んだ「無限の住人」で1人vs300人の戦いを描いている。

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