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実写版「寄生獣」のこぼれ話[山崎貴監督作品]

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山崎貴監督の実写版「寄生獣」二部作の面白い製作話をまとめました。

 

こぼれ話1 ハリウッドから返っているきた権利

山崎監督は連載時から本作の映画に関わりたいと考えていたが、ハリウッドへ映画化権が売られてしまう。

しかしハリウッドで結局映画化されないまま契約期間が切れて、日本への映画化権が返ってきた。

そのハリウッドへ渡っていた期間で山崎監督は実績を重ね自身が監督できるだけの地位を手に入れていた。

 

こぼれ話2 出資を渋ったROBOTを説得

山崎監督と映画制作会社のROBOTは長い付き合いだ。

しかし本作での出資を当初渋られたという。

理由は会社の社是が「スプラッター、バイオレンス、エロスはやらない」だったからだ。

しかし山崎監督は「『寄生獣』は"バディもの"です」と説得されたことで製作に関わることを決める。

 

こぼれ話3 日本初のパフォーマンスキャプチャ

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猿の惑星」や「GODZILLA 」等ハリウッドでは当たり前のように使用されていたパフォーマンスキャプチャだが、日本映画で初めて使用したのは本作だった。

これによりミギーの表情や質感をしっかりと表現することに成功している。

また、最終決戦での後藤との対決シーンではセットでパフォーマンスキャプチャー用のスーツを着込んだ状態で撮影されこれも日本初の試みである。

 

こぼれ話4 原作を上手くまとめた古沢良太

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今作では「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズで組んだ脚本家古沢良太の功績も大きいだろう。

市庁舎での戦いと動物園でのエピソードのシーンを交錯させることでお互いを補完し合う関係に持ち込んだり、完結編での田宮の原作でも人気な「3人いれば勝てると思ったのか?」から始まるアクションシーンも原作と同じだけの意味を見事に短時間でスタイリッシュに見せることに成功している。

 

こぼれ話5 キャラクターの整理

本作は二部作だが、原作を全て語るには尺が足りない。そのためキャラクターを整理する必要がある。

製作スタッフは個人的な好き嫌いや思い入れを外し映画用にキャラクターの整理を行った。

 

こぼれ話6 監督のわがまま

山崎貴監督は今作の監督を受けるにあたり二部作でやることとしっかりとした予算で撮りたいと条件を出した。

これは原作が長いため一本の映画には収まりきらないことと低予算でホラーテイストで撮影になることを避けて原作の本質に迫ろうとしたからである。

これも山崎貴監督がこれまで結果と実績を積み上げ信用を獲得してきたからだろう。

 

こぼれ話7 PG-12の限界

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本作は当初R-15での公開予定だった。

しかし撮影途中でPG-12での公開に変更されてしまった。

理由には興行成績への懸念と製作に日本テレビが関わっているためテレビ放送時のことを考慮した結果だろう。

そのため山崎貴監督は映倫に通いレーティングの勉強をかなり詳しくしPG-12の限界に挑戦した。

ちなみに冒頭の「ぱふぁ」⇒「バクン」の奥さんの頭が食べられるシーンは本来レーティングに引っかかるシーン(人体破損してるため) だが、血を出さない条件で特別に映倫に許可をもらったギリギリの表現。

 

こぼれ話8 最終決戦の舞台はブレードランナー 

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最終決戦の舞台が原作から大幅にヴィジュアル面がアップし、火花が飛び散るゴミ焼却施設に変更されハリウッド大作のラストのような舞台に仕上がっている。

これはよく「ターミネーター2」のラストの溶鉱炉のシーンがイメージされるが、山崎貴監督の狙いは「ブレードランナー」の未使用シーンの処理場がイメージだという。

 

実写版「寄生獣」は原作をリスペクトし、日本映画の最高レベルの製作費とVFXで実写化された。

大ヒットコミックの実写化は賛否が割れる傾向にあるが、本作の評価はどちらかというと賛のが多いイメージだ。

個人的にも実写化として成功の部類に入ると感じた。

しかし、興行面では前編が20.2億円、完結編が15.0億円と二部作合計で35.2億円とやや物足りない印象も受けた。

本作の製作費は山崎貴監督は日本映画の中では最高レベルのバジェットという発言している。

ここから同じ東宝日本テレビが組んで製作した「GANTZ」二部作の総製作費40億円が参考になるだろう。

おそらく本作の製作費も2作合計で30-40億円はかかっていると推測される。

なので2作合計の興行収入35.2億円はやはり物足りないだろう。

 

最後に橋本愛の濡れ場シーンは未成年にも関わらず熱演していてすごかったです。

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