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「テラフォーマーズ」三池崇史監督作品 大コケ・興行収入・続編白紙・超映画批評5点など徹底解説!

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今回は2016年4月に公開された「テラフォーマーズ」について語りたいと思います。

 

あらすじ

2599年、人口増加による貧富の差が激しくなる日本では、新たな居住地開拓のために「火星地球化(テラフォーミング)計画」が始まっていた。しかし、火星の気温を上げるためにコケとともに放たれたゴキブリが異常進化してしまう。そのゴキブリたちを駆除するため、15人の日本人が火星に送り込まれるが……。

 

原作は?

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火星で人型に進化したゴキブリ「テラフォーマー」と人類の壮絶な戦いを描いた作品。

累計発行部数は1500万部を超えるヒットコミックス。

 

監督は?

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今作のメガホンを取ったのは三池崇史監督。

原作については小栗旬や山田孝之世代の俳優から聞いており、善悪とか勝ち負けじゃない負けっぷりのよさに時代劇的な魅力のある作品だと感じたという。非日常的な空間に放り込まれたときに剥き出しになる本性が描かれていることが原作の魅力があると分析した。

 

原作1巻のみを実写化する脚本作り

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三池監督の経験から当時刊行されていた15巻を全て詰め込むとダイジェストになり、薄い映画になることを恐れた。

その為今作は1巻に絞って濃く描き、映画としてのクオリティを上げる方向で脚本は進んだ。

 

登場人物を全員日本人へする原作改変

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三池監督は今作の登場人物は全員日本人であるべきと考えた。なぜなら、日本人が出てこない日本映画って意味がないと考えたからだ。

そのため本作では日本映画最高峰の豪華キャストが集結している。

 

三池監督自ら挑んだモーションキャプチャf:id:junk-weed:20171019153242p:image

「寄生獣」以降日本映画でもモーションキャプチャが使われる例は圧倒的に増えただろう。

しかし映画監督本人が挑んだ例は聞いたことがない。

三池監督は「自分の頭の中の動きを自分でやったほうが早いと思ったんです。」と良い意味でのプライドの無さが出ている。

 

シュールなメイキング

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今作はモーションキャプチャだけでなく着ぐるみでの撮影も行われている。

暑い中での撮影で休憩中に三池監督がテラフォーマーたちに扇風機を当てるシーンも

CG合成を前提にしているブルーバックでの撮影なのでメイキングはかなりシュールなものになっている。是非観て欲しい。

 

日本初!アイスランドロケ

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本作の舞台である特殊な火星のため、「インターステラー」のスタッフ同行のもとに、日本初のアイスランドロケを実施した。空や大地などアイスランド各所で撮影した素材をもとにCG加工を施し、撮影が敢行された。

 

ブレードランナー風の近未来都市

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さらに今作はハリウッド級の大作SF映画にするべくセットにも予算をかけた。

特に街並みは原作とは違うブレードランナー風の壮大な近未来都市を作り上げた。

また、宇宙船のセットだけでも1億円を投資する力の入れようだった。

 

ゴキブリについて触れない宣伝方法

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今作はゴキブリについて避けては通れない作品だ。

しかし、宣伝では敢えてゴキブリについては触れていない。これは宣伝部がゴキブリ映画をアピールすると動員にマイナスがあると感じたちめ敢えて隠す宣伝方法がとられた。

 

アース製薬とのタイアップ

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本作では「特別協賛」としてアース製薬とのタイアップを行なっている。その内容は「アスリートが人間サイズのゴキブリホイホイに捕まったら逃げることができるのか!?」とかそんな内容。本編でも巨大なゴキジェットみたいのが登場している。

 

公開直前に超映画批評で…

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本作は公開前より地雷扱いされていた。

ネット上に散々油がまかれた後、核爆弾を投下したのが超映画批評での映画評だ。

今作についてひどく酷評している。個人的にこの評論は一部原作が持つ問題の為この論調は見当違いでは?と感じた部分もあったがこの評論はネット上で大きく取り上げられた。

 

最悪の状況での公開!果たして…

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明らかにヤバイ空気を持つ本作だったが、ワーナー・ブラザースの興行目標は30億円と強気だった。さらに、本作はシリーズ化を目論んでいた。

しかし、2016年4月29日(金)に全国327スクリーンで公開された本作は観客動員ランキング初登場7位。土日2日間で興収1億5063万6500円と最終興行10億円も怪しいスタートとなってしまった。

その後最大の書き入れ時ゴールデンウィークでも、他作品が満席の中本作のみが空席が目立ち最終興行は7.8億円と目標の1/3にも届かず見事に大コケしてしまい、続編の企画も白紙になった。

 

内容は?

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正直三池監督が原作1巻のみを実写化し、上映時間109分と聞いた時はかなり期待していた。

もちろんハリウッド級の作品が観れるとは思っていなかったが、テンポの良いアクションと爆音の音楽で一気に見せてしまうようなカルト的アクション映画が誕生するのではないかと期待したからだ。

だが、そんな期待は簡単に打ち破られる。

スローモーションを多用するテンポの悪い戦闘シーンで、特に最後のダラダラ喋りながらの戦闘で本当に拷問だった。

せっかく1巻だけを実写化して濃い作品を試みたのにダラダラ引き伸ばして薄くして退屈な作品にしては元も子もない。

また、折角のアイスランドロケも人物と背景のあっていないCG合成は観ていてとても残念だった。てっきり、役者がアイスランドに行ったのかと思ったらブルーパックの前で演じた役者の背景にアイスランドの風景を合成しているのでここにもガッカリ…(日本映画の予算を考えればそんなことできないのは当然だ。)

CMで期待していた小栗旬演じるマッドサイエンティストも予想より弾けず残念。

とにかく苦痛な作品でした。

テラフォーマーズ

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