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「RANMARU 神の舌を持つ男」 向井理主演 大コケ・低視聴率・TBS逃亡についても解説! 堤幸彦監督作品

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今回は2016年12月に公開された堤幸彦シリーズ最高傑作!多分。である「RANMARU 神の舌を持つ男 酒蔵若旦那怪死事件の影に潜むテキサス男とボヘミアン女将、そして美人村医者を追い詰める謎のかごめかごめ老婆軍団と三賢者の村の呪いに2サスマニアwithミヤケンとゴッドタン、ベロンチョアドベンチャー!略して…蘭丸は二度死ぬ。鬼灯デスロード編」について語りたいと思います。

 

あらすじ

「絶対舌感」という特殊能力を持つ朝永蘭丸は、口内細菌を気にすることなくキスができる希有な相手に失恋。傷心の旅の途上、怪しげな鬼灯村で行き倒れてしまう。人工呼吸された時、なぜか口内細菌に不快感のなかった女医・りんに興味を持った蘭丸は、村の温泉で働くことにするが、「子殺しの温泉」という悪評がある村の温泉に次々と不吉な出来事が巻き起こる。

 

監督は?

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本作の監督は「TRICK」シリーズや「SPEC」シリーズ、「20世紀少年」3部作でお馴染みのヒットメーカー堤幸彦監督です。

 

製作経緯は?

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堤幸彦監督は20年以上この企画を温めていた。

長く続けられる作品を考えていた堤は物語の舞台を日本の各地にありバラエティに飛ぶ温泉地を転々とするミステリーコメディを考える。

さらに『男はつらいよ』の寅さんのように放浪し、変わった才能がある男のキャラクターを主人公におけば面白くなると考えた。

しかし企画はなかなか通らなかった。

だが、堤幸彦監督還暦記念ということでついにこの企画は実現したのだ!

 

キャストは?

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主人公の蘭丸は2010年に『BECK』で、上半身裸で演奏した向井理。

堤幸彦監督の中で裸になれる男は向井理だったのだ。もちろんそれだけでなくカッコいい見た目とのギャップや演技力から向井理しかいないと判断に至った。

また、ヒロインには木村文乃さんを選出。

お嬢様のような落ち着いたキャラクターのイメージの彼女にあえて破茶滅茶なキャラを演じさせることでこちらもギャップを狙った。

そして、堤幸彦監督作品では珍しい今回はペアではなくトリオ。

その3人目は堤作品影の常連佐藤二朗だった。

こちらもいつものボケキャラではなく、なんとツッコミと三者が三者ギャップを狙う新境地のキャラクターで化学反応が起きることを狙った。

 

映画公開前にドラマ放送!しかし…

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今作の肝は連続ドラマがコケたのに、映画を公開したことだ。

なぜそのような形になってしまったのか…

実は今作は映画はドラマ撮影中に決定した。

そのため初回の視聴率が出る前に映画の企画が進んでしまっていた。(初回の小ネタに映画の企画書が写り込んでいる。)

映画の撮影のため本ドラマは、初回の前に全話撮り下ろしていた。

そのため視聴率が低迷しても打ち切ることはできず、さらに放送と同時に映画撮影してしまったためにお蔵入りにすることもできなかったのだ。

 

映画化発表

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低視聴率のまま連続ドラマの数字は回復することなく放送終了。

しかし最終回になんと映画化を発表したのだ。

しかも映画史上最も長いタイトルとしてただでさえ地雷感の強い作品がさらに死臭を増した強烈な作品となった。

さらに本作はそれだけにとどまらない。

なんと連続ドラマを放送していたTBSが映画の製作委員会に名を連ねてなかった。

つまり本作のドラマがコケたことで映画もダメだろと撤退したのだ。

初回視聴率が出る前に映画の企画が進んでいたのにどのような形で撤退したのか謎は深まるばかりだった。

堤幸彦監督は焦ったのだろう。

映画化発表に伴い関係者にお詫びの手紙を送った。しかしその手紙自体が誠意は感じるもスベっていると関係者は苦笑いだったという。

ちなみにその発表後に公開された堤幸彦監督と松竹の最新作「真田十勇士」は製作費15億円をかけた大作だったが6.08億円と大コケしてしまった。

 

暗雲の中ついに公開へ

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1・2・3と12月3日に全国272スクリーンで日本中のシネコンで公開された本作は観客動員数初登場8位スタート。オープニング2日間の成績は3100万円と想像以上に振るわず見事にコケてしまった。松竹はコアなファンがいるのではと期待をかけたが現実は残酷だ。

本作はお正月映画にも関わらず新年を迎えることは無かった。

最終興行は1億円と製作費回収も難しかった。

 

では内容は?

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連続ドラマ版よりはるかに面白かった。

冒頭からコケたドラマのことをネタにし、お馴染みの堤ギャグが散りばめられている。

謎の編集やときおり人の顔が急に大きくなったりと?なシーンも多いがこれはこれでシュールで悪くない。

トリック自体も本格ミステリーではなく奇想天外なミステリーとして楽しめた。

薄くではあるが今の映画界を批判するような中国政府との安易なやりとりも描かれ社会派風が出るのもいつもの堤映画で嫌いではない。

ただ、どうせならもっと振り切っても良かったのではないかな?と感じた。

どうせならここまできたか堤と感じさせるような歴史に残る作品に仕上げて欲しかった。

かなりこじんまりまとめてしまった印象だ。

 

続編は?

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堤幸彦監督は本作を「男はつらいよ」シリーズのように毎年お正月に観てホッコリできる長寿シリーズを狙っていた。

全国各地の温泉を巡り、その温泉地のヒロインと毎回蘭丸が恋に落ちる。

しかし毎回最後は蘭丸の失恋で幕を閉じそれを繰り返す。

そんなシリーズを狙ってたはずだ…

しかもそれを撮りながら死ぬことが夢だとも語っていた。

本作はビジネスとして完全に失敗だ。

続編は確実にないだろう。

そして堤幸彦監督作品が連続でコケている今、確実に1つの時代が終わろうとしているのかもしれない。

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