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「無限の住人」の製作過程を紹介![木村拓哉×三池崇史]

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2017年4月にSMAP解散後初の木村拓哉主演映画「無限の住人」が公開されましたが、興行的にも批評的にもイマイチ盛り上がりに欠けてしまいました。そんな本作を語りたいと思います!

 

あらすじ

伝説の人斬り・万次は、妹の命を奪われて生きる意味を見失った時、謎の老婆によって無理やり永遠の命を与えられ、死にたくても死ねない「無限の体」になってしまう。そんな永遠の時間を孤独に生き続けるだけの日々を送っていた万次の前に、剣客集団・逸刀流に両親を殺された少女・浅野凛が現われ、仇討ちの助っ人を依頼する。凛の姿に亡き妹の面影を重ねた万次は、用心棒として凛を守ることを決意し、凄絶な戦いに身を投じていく。

 

原作

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沙村広明によりアフタヌーンで1993年から2013年まで約20年に渡り連載され単行本は全30巻で750万部を超える大ヒットコミック。

 

制作経緯

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『無限の住人』は、プロデューサーたちの中で、映像化したい作品の1つとしてずっとささやかれきた作品だった。ハリウッドのスタジオ含め、映像化権をどこが持っているか都市伝説のようになっている状態だったのだ。

ある時はハリウッドが現代のニューヨークに万次が現れる作品を企画したり、またある時は日本でドラマ主体の低予算時代劇として製作するなど様々な企画が存在していた。

そんな中2012年に実写版「るろうに剣心」を大ヒットに導いたワーナー・ブラザースに本作の企画が持ち込まれ、大型サイズの時代劇アクション映画にすべく1年半にも及ぶ脚本作業が行われた。

 

監督は?

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時代劇アクション、不死と言うファンタジックな世界観と残虐性、そしてエロチシズムとサディズムな世界観を持つ本作。この世界観を表現でき、さらにこの無謀な企画を楽しみながら乗り越えてしまいそうな監督。プロデューサーは脚本段階で三池崇史以外は考えられなかったという。

また、三池崇史監督自身もオファーがあった時、「いいな、きたな」とやはりこの企画に楽しさを見出していた。

 

主演は?

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主人公の万次役に三池監督は当時SMAPだった木村拓哉を押した。

理由は絶対死なない主人公とアイドルとして絶対死ぬことのできない木村拓哉の生き様に重なりを感じたからだ。

しかし万次は血みどろになりながら人を斬る残虐性を持ち合わせた役。果たして木村がこのオファーを受けるのか?と不安が募った。

だがその不安は杞憂に終わる。三池崇史は木村拓哉に直接オファーし、木村拓哉はオファーを快諾。こうしてこのビッグプロジェクトの布陣は揃った。

 

1人VS300人のぶった斬りアクション!

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本作のハイライトは万次が300人の剣士をだろう。約1カ月半かけ、約2500平方メートルの更地に廃墟同然となった宿場町を建設し撮影。
現場には血のりで満杯になったバケツが何個も置かれ、三池監督は「人の数だけ増えますから」と笑った。

さらに三池監督は時代劇の暴力を抗えない“動物”としての姿を、平気でギラギラと出せる斬り合っていい世界と語り、ルールに則り(社会を)生きていくなかで感じるストレスを発散できることが時代劇の面白さと語った。

 

海外での公開を視野に入れた製作

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今作はワーナー・ブラザース製作で海外のプロデューサーが出資していることもあり、海外への公開を強く意識して製作していた。

そのため、主人公が背負う文字は原作では「卍」だが実写版では「万」に変更している。

 

撮影中のSMAP解散報道 f:id:junk-weed:20171016235734p:image

本作の撮影は2015年11月から2016年1月の期間に京都で行われた。しかし2016年1月木村拓哉が所属するアイドルグループSMAPの解散報道が世間を騒がせる。この期間木村はSMAPのことで頭を悩ませる。ここで皮肉にも木村拓哉と万次の絶対死なない境遇が完全に重なる。

そしてSMAP解散への危機のフラストレーションを全てアクションとして消化させることで完全に役と一体化する奇跡が起きたのだ。

 

映画完成、カンヌ国際映画祭へ!

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木村拓哉の所属していたSMAPは解散した。

だが映画は着実と公開に向けて動いていた。

木村は本作のため異例のプロモーション活動に出た。数多くの媒体に顔を出した。

SMAP解散の話題も語った。

4月の本屋の雑誌コーナーは木村拓哉の顔が並びとにかく露出した。

また、公開前に第70回カンヌ国際映画祭のアウト・オブ・コンペティション部門に正式出品されることが決定し話題を呼んだ。

ちなみに本作はテレビ朝日が製作しているのだがテレビ朝日は元SMAPのメンバー中居正広と香取慎吾の冠番組が存在したがそこには出演しなかったことに寂しさを覚えながら…

 

ついに公開!しかし…

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2017年4月29日、ついに全国331スクリーンで公開された。しかし観客動員ランキングは初登場6位。オープニング2日間で動員14万5000人、興収1億8900万円と最終興収10億円に満たない可能性もある厳しいスタートとなった。

木村主演作品は

武士の一分 最終興行41.1億円

HERO(2007) 最終興行81.5億円

SPACE BATTLESHIPヤマト 最終興行41.0億円

HERO(2015) 最終興行46.7億円

と全て観客動員数初登場1位、最終興行40億円以上を叩き出しその年の年間ランキングトップ10の常連だった。

もちろん何作も主演を張れば当たらない映画をある。主演だけで数字が決まるわけでもなく、興行と作品の内容は関係はない。

しかし、木村拓哉というだけで入る時代は終わってしまったのかもしれない。

 

カンヌでの評価は?

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日本では大コケしてしまった本作。

しかしカンヌではスタンディングオベーションで拍手喝采だったという。

クライマックスシーンで客席から歓声が起き、木村は「照れくさいというか、うれしいんですが、監督が『そうなるでしょ』とボソッとつぶやいていて。監督はさすがに違うなと思いました」とコメントした。

 

映画の感想は?

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個人的な感想は30巻を141分にまとめたことで、かなりダイジェスト感が強い駆け足な作品になってしまった印象です。

特に戸田恵梨香さんのキャラクターの設定がとってつけた感が半端ない演出。

せっかくの良キャラで戸田さんもあんなに太ももを露出して頑張っていたのに残念です。

殺陣シーンは迫力がありましたが、血みどろシーンは少し物足りないかも。PG-12の限界なんでしょうね。

それでも木村拓哉さんはカッコよく、特にラストカットでキムタクの目が開くシーンとMIYAVIさんの「Live to Die Another Day -存在証明-」が重なった時は本当に痺れました。

本作の感想を一言でまとめると本当にもったいない作品だったなと思います。

もっとよくなる余地がたくさんあった。

上手くやれば本当に傑作になれたんじゃないかなと思います。

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