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「ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章」の製作過程を紹介![三池崇史×山崎賢人]

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2017年の夏、日本映画の超大作として公開された実写版ジョジョでしたがあまり話題になることもなく興行的にもうまくいきませんでした。

そんな実写版ジョジョについて語っていこうと思います!

 

あらすじ

美しい海辺の町・杜王町(もりおうちょう)に暮らし、見た目こそ不良だが心根は優しい高校生の東方仗助は、「スタンド」と呼ばれる特殊能力の持ち主。仗助のスタンドは、触れるだけで他人のケガや壊れたものを直すことができるというものだった。一見すると平和に見える杜王町では、このところ不審な変死事件が続発しており、一連の事件が自分とは別のスタンドを使う者たちによる犯行だと知った仗助は、町を守るために立ち上がる。

 

原作は?

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原作は荒木飛呂彦先生が週刊少年ジャンプで1987年から2004年まで連載され、その後2005年からウルトラジャンプで現在も連載中の大ヒットコミックス。コミックスの巻数は100巻を余裕でを超え、累計発行部数は1億部にも達しています。宣伝は日本国民の2人に1人は知っているなんてキャッチコピーも使われてました。(そういう意味ではないだろうとツッコミましたが…)

 

実写映画化決定への経緯

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今作は非常に実現が難しい企画とされており、現にプロジェクトは10年以上に及んだとか言われています。その中では嵐の松本潤が主演で第3部を実写化する企画もあったそうです。しかし試行錯誤の末日本が舞台で日本人の活躍する第4部を実写化することを決意します。

さらに、原作をしっかり再現したいという思いから第一章というはじめから続編を想定したタイトルに決定します。

また、日本での驚異的な配給力を待つ東宝と洋画で培ったダイナミックな宣伝力を持つワーナー・ブラザースの初の共同配給・製作とかなりの力の入れ具合でした。

 

監督は?

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そんな超大作の監督に白羽の矢が立ったのは、仕事を断らないことで有名な三池崇史監督でした。三池監督は今作を「ビビることなく、このメンバーでがっちり直球で勝負をかけたいと思いますので完成を楽しみにお待ちください」と制作発表の場でコメントしていました。

 

主演は?

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そして主演には、今をときめく若手俳優の山崎賢人さんが選ばれました。彼は特に少女漫画の実写映画の主演を数々こなして大ヒットを飛ばしている人気若手俳優の1人です。そんな彼がこの大作のオファーを受けたのはかなりの覚悟と勇気が必要だったのでは?と勝手に考えてます。

 

問題点は?

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ジョジョ実写化の最大の問題点は原作の世界観をどう表現するかでした。第4部の舞台は日本ですが、製作陣は日本中探してもジョジョの世界観を再現できるロケ地は見つからず、アジア全域からヨーロッパまで検討するも納得のいくロケ地は見つかりませんでした。そこで三池監督はファンタスティック映画祭で訪れたことのあるスペインのシッチェスをロケ地に選びます。海外ロケをすると予算がかかるためプロデューサーはかなり悩みますが日本で撮影して陳腐なものになるくらいならと決断します。

 

ジョジョ立ちや擬音は?

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三池監督はジョジョを実写化するにあたってアニメでは再現された原作にあるジョジョ立ちという奇妙なポーズや独特な擬音を再現せずサスペンス映画としての色を強める方針を取りました。そもそも擬音に関しては荒木先生がホラー映画にある音を表現するために描かれたものなので実際に音の出る映画というメディアではこの判断は間違ってなかったと思います。

 

映画完成!そして公開へ

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数々の試行錯誤の結果映画は完成し2017年8月4日(金)に全国325スクリーンで全国公開しました。目標は2017年のNo.1ヒットを掲げての公開でしたが結果は週末動員ランキング初登場5位。オープニング2日間の成績は動員11万7000人、興収1億6600万円と最終興収10億円も怪しいスタートとなってしまったのです。

2週目ではなんとトップ10から圏外へ脱落しその後一度もランキングに顔を出すことはなく、1番の稼ぎどきなお盆休みは完全に空気な存在でした。

ちなみに2016年の実写邦画No.1の「シン・ゴジラ」は興収82.5億円、2015年の実写邦画No.1は「HERO」の46.7億円、2014年の実写邦画No.1は「るろうに剣心 京都大火編」の52.2億円とどれも興収40億円を超えています。おそらくジョジョもこのレベルも狙っていたはず…

その裏付けに3本ともジョジョと同じ夏公開作品でお盆休みでガッツリ稼いでいます。これに続けとばかりに公開した本作は物の見事に大コケしてしまったのです…

 

では作品の内容は?

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そんな大コケしてしまったジョジョの実写版。では内容はどうなのでしょう?

個人的な感想を言えば面白くはないけど、つまらなくもないといったところでした。

今回の映画は原作の29巻と30巻をベースに作られています。つまりアンジェロ編と虹村兄弟編の二本柱の構成です。

ここからは完全にネタバレしていきます。

アンジェロ編はおじいちゃんへのフォーカスを強く合わせた作りになっています。その為おじいちゃんの死が仗助への強い覚悟と意思を受け継ぐ精神へ繋がりナイスなアレンジだったと思います。

また、虹村兄弟編はラストに大きな改変ポイントがあります。原作ではレッドホットチリペッパーに形兆は殺されますが、映画ではここでキラークイーンが登場し形兆を殺害します。これにより第二章から吉良吉影への見事な繋ぎになる見事な改変だったと思います。もちろん原作での吉良吉影の性格を考えると?な行動かもしれませんが、何か理由がつくのかもしれないので判断は第二章まで保留せざる得ません。

エンディングでは第二章への引き映像が入り期待を煽りました。流石に1人目の山崎賢人の時点で画面にヒビが入った時は笑いましたが…

なので内容面は悪く無いが、人に進めるほどでは無い。ただ第二章があるなら観たいレベルでした。

 

映画の感想は?

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まず映画冒頭のオープニングが凄くカッコ良かったです。その後の岸辺露伴先生のコミックスが出てきたのも小ネタがきいてるなとテンションが上がりました。

スタンドはハリウッドに比べると劣りますが日本映画としてはかなりの気合いが入った出来でした。特にアンジェロ戦での水の表現はかなりのクオリティで音楽との相性もよくかなりの完成度です。さらに、バッドカンパニー戦も一瞬怪獣映画を観に来たのかと錯覚してしまうレベルのシーンもありました。

音楽もカッコよく全体的に音が大きく迫力がありました。

スペインでの撮影も奇妙な画面が演出されて独特な画作りができていたと思います。

役者の衣装もかなり凝っていましたが仗助がお葬式のシーンに喪服としてあの制服を着ているシーンや家族での食事シーンは流石にコスプレ感が強まって浮いてしまってた印象。

主演の山崎賢人さんは仗助にハマっていたと思いますし、他の候補はいなかっただろうと思えるクオリティでした。

個人的に叩かれてでももっとジョジョの持つ独特な表現であるジョジョ立ちや擬音を取り入れても良かったんじゃないかなと思います。変に真面目に作りすぎてしまったイメージです。

(仮に堤幸彦監督が監督した場合かなりの割合でジョジョ立ちや擬音を再現したと思います)

もしもジョジョの監督が三池崇史ではなく堤幸彦だったら - Junk-weed’s Blog

 

第二章は?

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個人的には今作は序章に過ぎず、2作目以降から本番なような気がしました。

恐らく1〜2年後あたりに前後編で2部作連続公開で吉良吉影編をやって全3部作構想が理想だったんじゃないかと推測しています。

理由はるろうに剣心が1作目で神谷道場編で序章、2作目、3作目で志々雄真実編を実写映画化したためです。

しかし興行的に第二章以降の公開は厳しいと思います。

個人的には小松菜奈さんが本当にカワイくみえたので活躍を楽しみにしてたんですが…

映画ビジネスは難しいんだなと改めて思えた一作でした。 

ジョジョの奇妙な冒険(第4部) ダイヤモンドは砕けない 文庫版 18-29巻セット (化粧ケース入り) (集英社文庫)

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