2010年代「3D映画の旅」

2009年にジェームズ・キャメロン監督作品『アバター』が公開されて10年。当時日本では「3D元年」と称され、映画に限らず「3Dテレビ」「3DS」「3D新聞」など3Dブームが到来。そんな「3D元年」から今年で10年。3D映画の10年と現在は… 『アバター』公開で3Dブー…

女性の強さ描いた蜷川実花監督作品『人間失格 太宰治と3人の女たち』

「あー、死ぬかと思った」 太宰治の代表作『人間失格』執筆前後を描く蜷川実花監督最新作『人間失格 太宰治と3人の女たち』を観た。 予告編の「あー、死ぬかと思った」が気に入ってたから蜷川実花監督最新作『#人間失格 太宰治と3人の女たち』を観た 女性3人…

東村アキコ原作の連続ドラマ『偽装不倫』最終回ネタバレ感想

東村アキコの人気マンガの連続ドラマ版『偽装不倫』が最終回を迎えた。 余計なお節介をしていたことが判明。#偽装不倫 pic.twitter.com/erBi9umPot— 背番号46のイオラ (@okbokujodayo) 2019年9月11日 はい!大戦犯はこの方‍♀️#偽装不倫 pic.twitter.com/Iw…

『偽装不倫』連続ドラマ化で消えた「タンコブ」と「韓国」設定 / 原作超える谷原章介の「怪演」

東村アキコの人気漫画『偽装不倫』がリアル不倫で離婚した渡辺謙の娘・杏が主演で連続ドラマ化された。 『偽装不倫』とは!? 『偽装不倫』は『海月姫』『東京タラレバ娘』など数々のヒット作を生み出した東村アキコ先生の作品。32歳派遣社員の独身主人公が…

『マトリックス4』から漂う地雷感 / ウォシャウスキー姉妹『マトリックス』以降「ヒットなし」

『マトリックス4』の製作が発表された。事前の報道では監督・主演が変わるという話もあったが、嬉しいことに監督はウォシャウスキー姉、主演はキアヌ・リーブスが続投するという。自分は『マトリックス』シリーズは評判の悪い2作目・3作目含めて好きだから楽…

『アイアムアヒーロー』の花沢健吾先生最新作『たかが黄昏れ』と『アンダーニンジャ』を紹介!

『アイアムアヒーロー』の花沢健吾先生最新作の『たかが黄昏れ』と『アンダーニンジャ』を読んだ。 まず小学館の『ビックコミックスピリオール』で連載中の『たかが黄昏れ』で、今まで等身大の「男」のリアルを赤裸々に描いてきた花沢健吾先生が初めて真正面…

『MARVEL』×『少年ジャンプ』コラボ記念 MARVEL編集長へのインタビュー漫画で感じた日本漫画の特徴

<出典:サクライタケシ/集英社> 『少年ジャンプ+』に掲載されたMARVEL編集長のインタビュールポマンガを読んだけどアメコミと日本の漫画の違いについて説明していたりして凄く面白かった。 <出典:サクライタケシ/集英社> ただ少し引っかかったのは「アメコミ…

2019年夏映画を宣伝コピーと共に「ネタバレなし」でダラっと振り返る

日本の映画の宣伝は「クソ」という認識を持っている人は多いと思う。でも悪くない、寧ろいい宣伝もある。なので今回は夏映画を宣伝コピーと共に「ネタバレなし」でダラっと振り返りたい。 まずは「動物のリアルを追求すると、動物が人間の言葉を喋るというリ…

『天空の城ラピュタ』は飛行石を盗んだシータがムスカから逃げてる映画だと勘違いしてた話

小さい頃に初めて『天空の城ラピュタ』を観たとき、自分はこの映画は飛行石を盗んだシータがムスカから逃げる映画だと勘違いした。 まず冒頭でシータはムスカを背後からワイン瓶で殴り気絶させる。小さい頃は前後の繋がりなどは考えず目に見えてものが全てだ…

『金田一37歳の事件簿』 少年誌から青年誌に移籍したことで変わった「犯人が殺人に至った動機」

ミステリー漫画の金字塔『金田一少年の事件簿』の続編『金田一37歳の事件簿』を読んだ。 『金田一少年の事件簿』はミステリー漫画の先駆けとなった作品であり、不定期連載の期間を含めれば四半世紀にわたり『週刊少年マガジン』の看板として連載された作品。…

山崎貴監督作品『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が提示した「ゲームを映画化する意味」

<注意> 映画『ドラクエ』のネタバレ 山崎貴が総監督・脚本を担当した国民的RPGの3DCGアニメ映画『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が提示した「ゲームの映画化」の意味とは… 『ドラクエV』というゲームの映画化 『ユア・ストーリー』は「『ドラクエV』の…

「原作の魂」「原作の血液」を染み込ませた映画独自の結末でカタルシスをもたらす実写映画版『累』

<注意> 原作と実写映画版『累』のネタバレ 実写映画版『累』は原作を上手く再構築して、「原作の魂」「原作の血液」を染み込ませた映画独自のカタルシスを描いてみせた作品だった。 原作は松浦だるまの人気漫画 本作は松浦だるまの人気漫画『累』の実写映画…

京都アニメーション放火事件、犠牲者「実名報道」に波紋

京アニ放火殺人から1カ月 遺族「夢も希望もない」(19/08/18) - YouTube 「京都アニメーション放火事件」で京都府警が被害者の実名を発表した。 警察の捜査状況 重篤続く容疑者、京アニに執着なぜ 警察は掲示板に注目 https://t.co/wQKQA2DHFZ— 朝日新聞(asah…

『24時間テレビ42』の募金額が昨年比2.5倍以上の理由と「負けないで」の前にゴール出来ないランナー

<注意>『24時間テレビ』の感動に水を差す内容です。 毎年恒例の『24時間テレビ 愛は地球を救う』が今年も放送された。平均視聴率16.5%と昨年の平均視聴率15.2%を上回った。ただそれより特筆すべきは放送終了時点での募金額が6億8421万2104円と昨年の2億6787…

ディズニーとソニー、資本面での溝埋まらず『スパイダーマン』MCU離脱確定か トム・ホランドは続投

スパイダーマンのMCU離脱は避けられないようだ。 今後の『スパイダーマン』映画に続投することも、トム・ホランドは認めている。「僕に分かっている全ては、自分がスパイダーマンを演じ続けて素晴らしい時を過ごし続けるということ。どんなやり方を選んでも…

情弱だから『ワイルド・スピード スーパーコンボ』をスピンオフだと知らずに公開初日に観た

ネタバレ注意 記事のタイトル通り『ワイルド・スピード スーパーコンボ』をスピンオフ作品だと知らずに公開初日に観てきた。いやはや、「おかしい」とは思っていた。予告編では前作までの派手さはないし、オープニングもシリーズ恒例のカーチェイスではない…

シネコンで『AirDropネタバレ』とか流行りそうで怖い

『「エアドロップ痴漢」容疑、37歳男を書類送検 福岡 - 毎日新聞』の報道によると、iPhoneなど米アップル製の端末に搭載されているデータ通信機能「AirDrop」を悪用し、面識のない人に女性の裸の画像を送りつけたとして会社員の男性が県迷惑防止条例違反容疑…

興行収入17億円突破の岡田准一主演アクション映画『ザ・ファブル』

岡田准一主演で人気コミックスを実写映画化した『ザ・ファブル』が興行収入17億円を超えるヒットを記録した。松竹としては「興行収入20億円を超えてシリーズ化!」という意気込みも強かったらしいが『東京喰種』や『曇天に笑う』の惨敗ぶりと比較すれば大成…

カイジの独り相撲感と帝愛黒服の会長への過剰忖度感が面白い『賭博堕天録カイジ 24億脱出編』

『賭博堕天録カイジ 24億脱出編』を最新4巻まで読んだ。『カイジ』は多くの人にとってはテレビアニメ化もしくは実写映画化された『第3章「欲望の沼」』までのイメージが強いと思う。というか、ニワカな自分はそうだった。何より『第4章「渇望の血」』の最初…

『崖の上のポニョ』の恋愛はポニョの一方通行感があって少し怖い

『崖の上のポニョ』は宗介を好きになった魚のポニョが人間になって終わる。宗介はポニョのことを「魚のポニョも半魚人のポニョも人間のポニョも好きだよ」みたいなことを『ニセコイ』の主人公並みの胡散臭い笑顔でにこやかに宣言するけど、何となくニュアン…

「夫婦仲が冷え切った夫の不倫ドラマ」から「サスペンス」に変貌するマンガ『ただ離婚してないだけ』

日本では夫婦の3組に1組は離婚するという。ただし、一度結婚してしまうと様々な事情から既に夫婦間に愛情がなくなっていても結婚生活を続けなくてはならないという事情を抱えている夫婦も少なくない。 今回紹介するマンガ『ただ離婚してないだけ』も結婚7年…

宮崎駿監督『崖の上のポニョ』と新海誠監督『天気の子』は結末は違っても結論は「大丈夫だよ」

<注意>『崖の上のポニョ』と『天気の子』のネタバレ 宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』が『金曜ロードSHOW!』で放送されている。 興行収入100億円を突破して現在大ヒット上映中の新海誠監督最新作『天気の子』を観た時、自分は「少しポニョに似てるな」と感じ…

新海誠監督『天気の子』興行収入100億円突破!宮崎吾朗・米林宏昌・細田守が応えれなかった興行的期待

新海誠監督最新作『天気の子』の興行収入が100億円を突破した。日本映画での興行収入100億円突破は2016年公開の同じく新海誠監督作品の『君の名は。』以来3年ぶり10本目の快挙となる。 川村元気プロデューサーは「『君の名は。』が『もののけ姫』のようなヒ…

『カイジ』『金田一少年』『しんちゃん』『コナン』『高木さん』『ジョジョ』増え続けるスピンオフ漫画

近年人気マンガのスピンオフ作品が増えている。 代表例は福本伸行の人気マンガ『カイジ』シリーズのスピンオフ作品である『中間管理録トネガワ』と『1日外出録ハンチョウ』だ。前者は宝島社の「このマンガがすごい!2017年」・オトコ編第1位受賞しており、6…

『天気の子』をパンフレットの新海誠監督インタビューから考察

<注意> 『天気の子』のネタバレ 興行収入100億円突破に向けて大ヒット上映中の新海誠監督最新作『天気の子』。今回は本作の個人的な解釈を書いていく。 『#天気の子 』/ あの世界の東京で雨が降り止まなくなった理由#新海誠 #ネタバレ #レビュー #感想 #セカ…

ディズニー「『スパイダーマン』の権利、半分よこせ」でソニーと交渉決裂か MCU離脱の可能性

朝から『マトリックス4』の製作発表という「楽しみだけど地雷感ヤバイな…」という報道と「『スパイダーマン』MCU離脱か」という頭を抱える報道の2つがあった。今回は後者の『スパイダーマン』の方をテーマに書く。 スパイダーマンMCU離脱について友達に「何…

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』興行的に「苦戦」 悪評影響か

山崎貴総監督作品『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』が興行的に苦戦している。本作は8月2日(金)に全国313スクリーンで公開されオープニング2日間で動員21万5000人・興収3億0900万円で初登場4位にランクインした。最終興行は15億円程度が見込まれているが…

『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』が世界興行11億ドル突破でソニー・ピクチャーズ歴代1位

『スパイダーマン ファー・フロム・ホーム』の世界興行収入が11億900万ドルを突破した。この記録は『007 スカイホール』の世界興行11億856万ドルを抜いてソニー・ピクチャーズ史上歴代1位の成績となる。 『スパイダーマン』シリーズの歴代の世界興行収入はサ…

『金田一少年の事件簿』のツッコミポイントがギャグに昇華される外伝マンガ『犯人たちの事件簿』

今回は『金田一少年の事件簿』のスピンオフ漫画『金田一少年の事件簿外伝 犯人たちの事件簿』を紹介する。 『金田一少年の事件簿』は日本のミステリー漫画の先駆けとして人気を博したヒット作品。「ジッチャンの名にかけて!」「謎はすべて解けた!」「〇〇(…

音楽を聴くとミュージカル風に踊り出す催眠にかかって頭おかしい認定される映画『ダンスウィズミー』

「そもそもミュージカルっておかしくない?さっきまで普通に喋ってた人が急に歌い出したりしてさ」 こう早口で捲し立てる「大手商社の勝ち組OL」が催眠術にかかって音楽を聴くとミュージカル風に踊りだして周囲から「えっ、あの人…」と「頭おかしい人認定」…